シロアリの活動時期はいつ?季節ごとの特徴と最適な対策タイミング

シロアリ

2026.08.14

シロアリの活動時期はいつ?季節ごとの特徴と最適な対策タイミング

シロアリ対策を考えるとき、「いつが最も危険な時期なのか」「対策はいつ行うべきか」という疑問を持つ方は多いものです。

シロアリは季節を問わず一年中活動している昆虫ですが、種類ごとに活動が活発になる時期や羽アリが飛び立つシーズンは異なります

この記事では、シロアリの季節ごとの活動パターンと、駆除・予防に最適なタイミングについて詳しく見ていきましょう。

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シロアリは一年中活動しているという事実

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「シロアリは夏だけ出る虫」と思われがちですが、実際にはシロアリは冬眠をせず通年で活動を続けています。

季節によって活動量に差はあるものの、被害が止まる時期は存在しません。

シロアリが冬眠しない理由と通年活動の仕組み

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シロアリは床下や壁内、土壌中といった外気温の影響を受けにくい環境で生活しているため、冬になっても完全に活動を停止することがありません。

特に近年の高気密・高断熱住宅では、冬場でも床下の温度が10度を下回らないケースが多く、シロアリにとって活動可能な環境が年間を通じて維持されています。

こうした住宅環境の変化により、従来は冬に活動が鈍ると考えられていたシロアリの被害が通年化しているのが現状です。

高気密住宅の普及により、冬でもシロアリが活発に活動できる環境が整いやすくなっています。「冬だから安心」とは言い切れません。

気温と湿度がシロアリの活動量に与える影響

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シロアリが最も活発に活動する環境は、気温20〜30度、湿度の高い条件です。

森林総合研究所の生物データベースによると、ヤマトシロアリは4〜7月の梅雨時期と9〜10月に特に活動が活発になると記載されています。

気温が10度を下回ると活動量は大きく減少しますが、前述のとおり床下の温度は外気温ほど下がらないため、完全に活動が停止するわけではありません。

シロアリの活動量は気温・湿度と密接に関係しており、梅雨から秋口にかけてが年間で最も被害が進行しやすい時期です。

参考:森林生物データベース ヤマトシロアリ | 森林総合研究所

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種類別に見るシロアリの発生時期と羽アリの出現シーズン

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シロアリの存在が目に見える形で確認できるのは、主に羽アリが一斉に飛び立つ「群飛」のタイミングです。

種類ごとに群飛の時期が異なるため、発見した季節から種類を推定することが可能になります。

ヤマトシロアリの群飛時期(4月〜5月)

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ヤマトシロアリは日本全国で最も被害件数が多いシロアリで、4月〜5月の午前10時から正午頃にかけて羽アリが一斉に飛び立つのが特徴です。

群飛は雨が降った翌日の晴天で、蒸し暑く風の穏やかな日に集中する傾向があります。

森林総合研究所のデータでは有翅虫の体長は4.5〜7.5mmで体色は黒褐色とされており、昼間に室内の窓辺や浴室周辺で見つかることが多い種です。

4月〜5月に窓辺や水回りの近くで黒っぽい小さな羽アリを見つけたら、ヤマトシロアリの群飛である可能性が高いといえます。

イエシロアリの群飛時期(6月〜7月)

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イエシロアリはヤマトシロアリよりも被害規模が大きく、建物全体に深刻な食害を及ぼす種です。

群飛の時期はヤマトシロアリよりやや遅い6月〜7月で、夕方から夜間にかけて街灯や室内の照明に誘引されて飛来するのが特徴になります。

国立環境研究所の侵入生物データベースによると、分布は本州太平洋岸地域(南関東〜中国地方)、四国、九州、琉球列島に及び、世界の侵略的外来種ワースト100にも選定されています。

梅雨の夜間に大量の羽アリが照明に集まってきた場合は、イエシロアリの群飛である可能性があるため特に警戒してください。

参考:イエシロアリ | 国立環境研究所 侵入生物データベース

アメリカカンザイシロアリの発生パターン

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アメリカカンザイシロアリは、6月〜9月の昼間に少数ずつ群飛するのが特徴で、ヤマトシロアリやイエシロアリのように大量に一斉に飛び立つことは少ない種です。

蟻道を作らず乾燥木材に直接穴を掘って生活するため、群飛以外のタイミングでは発見が難しいという厄介な性質を持っています。

窓枠や柱の下に砂粒状の乾いた糞が溜まっている場合は、この種による被害の可能性を否定できません。

アメリカカンザイシロアリは在来種と異なり湿気に依存しないため、乾燥した上層階でも被害が発生するケースがあります。

参考:シロアリについて | 中野区

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季節ごとのシロアリ被害リスクと注意すべきサイン

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シロアリの被害リスクは季節によって変動し、それぞれの時期に注意すべきサインがあります。

一年を通じた視点で対策を講じることが、被害の予防と早期発見への近道です。

春(3月〜5月):羽アリの発生に最も警戒が必要な時期

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春はヤマトシロアリの羽アリが群飛する時期であり、シロアリ被害が初めて「目に見える形」で確認されやすい季節です。

気温の上昇とともにシロアリの活動量も増加し、冬の間に進行していた食害が表面化しやすくなります。

4月〜5月に室内で羽アリを見つけた場合は、すでに床下や壁内にシロアリのコロニーが形成されている可能性が高いため、速やかに専門業者へ相談してください。

羽アリの発生はコロニーが十分に成長したサインであり、被害が目に見えない場所で数年にわたり進行していたケースが大半です。

梅雨〜夏(6月〜8月):湿気で被害が加速する時期

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梅雨から夏にかけては高温多湿の環境がシロアリの活動を最も促進する時期で、食害の進行速度が年間を通じてピークに達します。

6月〜7月にはイエシロアリの群飛も重なり、複数の種が同時に活動する可能性がある期間です。

この時期は床下の湿度も上昇しやすいため、換気口の確認や除湿対策を強化することが被害軽減につながります。

大阪市大正区の情報でも、シロアリは日当たりが悪く湿気が多い場所を好むと案内されており、梅雨〜夏の湿気管理が特に重要です。

参考:シロアリについて – 大阪市大正区

秋〜冬(9月〜2月):油断しやすいが被害は進行している

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秋から冬にかけてはシロアリの活動量が低下するものの、床下や壁内の温度は外気ほど下がらないため、食害が完全に止まるわけではありません。

9月〜10月はヤマトシロアリの二度目の活動活発期にあたり、秋口にも注意が必要です。

冬の間に「被害がないから大丈夫」と油断していると、翌春に羽アリが大量発生して初めて深刻な被害に気づくケースも珍しくありません。

冬場は床下の換気状態の確認や家屋周辺の木材・段ボール類の片付けなど、春に備えた予防措置を行うのに適した時期です。

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シロアリ駆除・予防に最適なタイミングとは

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シロアリ対策にはそれぞれ最適なタイミングがあり、時期を逃すと被害が拡大して対応コストが増大する場合があります。

効果的なタイミングを3つの観点から整理します。

羽アリが飛ぶ前の3月〜4月が予防の好機

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ヤマトシロアリの群飛が始まる4月〜5月の直前にあたる3月〜4月が、予防施工を行うのに最も効果的な時期です。

この時期に防蟻薬剤の散布を済ませておけば、群飛シーズンに向けて活動を活発化させるシロアリの侵入を効果的に阻止できます。

すでに薬剤散布済みの住宅でも、春先に一度床下を点検して蟻道の有無を確認しておくと安心です。

シロアリ駆除業者への依頼は繁忙期の4月〜6月を避け、1月〜3月に予約すると希望の日程を確保しやすくなります。

薬剤の有効期限5年を目安にした再施工のタイミング

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バリア工法で使用される防蟻薬剤の効果は約5年で低下するとされており、日本しろあり対策協会でも5年を目途に再処理を行うことを標準としています。

国土交通省補助事業の調査でも、防蟻保証が切れた建物では築年数が増すほどシロアリ被害率が上昇する傾向です。

前回の施工から5年が経過しているにもかかわらず再処理を行っていない場合は、季節を問わず早めに専門業者に相談することをおすすめします。

防蟻薬剤の5年サイクルは業界の標準的な目安であり、保証が切れたまま放置すると被害リスクが年々上昇します。

参考:シロアリ防除について | 公益社団法人 日本しろあり対策協会

羽アリや蟻道を発見したら季節を問わず即対応する

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シロアリの羽アリや蟻道を発見した場合は、時期に関係なくすぐに専門業者へ相談するのが鉄則です。

「冬だからシロアリの活動は鈍いはず」と対応を先延ばしにすると、その間にも食害は進行し、修繕費用が増大する可能性があります。

無料の床下調査を実施している業者も多いため、費用の心配なく早い段階で被害の有無と程度を確認してもらいましょう。

シロアリの発見後に対策を遅らせた期間が長いほど、被害範囲の拡大と修繕コストの増加につながります。

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シロアリ対策を怠るとどうなるのか

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シロアリ対策の必要性は理解していても、「まだ大丈夫」と先延ばしにしてしまうケースは少なくありません。

対策を怠った場合に生じる具体的なリスクを把握しておきましょう。

被害の拡大による修繕費用の増加

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シロアリ被害は時間の経過とともに指数的に拡大する性質があり、初期段階であれば数万円で済む駆除費用が、被害が広がると修繕費用を含めて数十万〜数百万円に膨らむことがあります。

特にヤマトシロアリは加害場所がそのまま巣の役割を果たすため、放置すると被害箇所が次々と広がっていきます。

早期発見・早期対処が最も経済的な対策であることを忘れないでください。

駆除費用だけでなく、被害を受けた柱や土台の修繕・交換費用が加わると、トータルの出費は大幅に増加します。

建物の耐震性低下と倒壊リスク

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シロアリによる食害が構造耐力上重要な柱・筋かい・土台にまで及ぶと、建物の耐震性能が著しく低下します。

過去の地震被害調査では、シロアリ被害を受けた住宅の倒壊率が被害のない住宅と比べて高かったという報告もあり、シロアリ対策は地震対策の一環としても重要です。

日本しろあり対策協会では、建築物をシロアリと木材腐朽菌による被害から守ることで長期の耐久性と安全性を確保することを活動目的としています。

シロアリ被害と腐朽菌の被害は同時に進行しやすく、両方が重なると構造材の強度は急速に低下しかねません。

参考:国土交通省補助事業 シロアリ被害実態調査報告書(2013年3月)

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シロアリの季節に関するよくある質問(FAQ)

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シロアリと季節の関係についてよく寄せられる質問にお答えします。

冬にシロアリを見かけることはありますか?

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冬に羽アリが群飛する可能性は非常に低いものの、蟻道や被害箇所で職蟻を見つける可能性はあります。

暖房が効いた室内や床暖房を使用している住宅では、床下の温度が冬場でもシロアリの活動可能な範囲に保たれるためです。

リフォームや修繕工事で壁を開けた際に冬場でもシロアリが見つかるケースは実際に報告されています。

森林総合研究所の研究でも、従来シロアリ対策が不要とされていた北海道や青森県などの寒冷地でもシロアリの生息と建物被害が報告されているのが実情です。

参考:変わりゆくシロアリ生息地と寒冷地におけるシロアリ対策の必要性 | 森林総合研究所

シロアリ駆除は冬に行っても効果がありますか?

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シロアリ駆除は冬に行っても効果は十分に得られます

バリア工法(薬剤散布)で使用する防蟻薬剤は土壌や木材に浸透して効果を発揮するため、施工時の気温による効果の差はほとんどありません。

むしろ冬場は駆除業者の繁忙期を外れるため、希望する日程での施工が予約しやすく、落ち着いた環境で丁寧な作業を受けられるメリットがあります。

冬場の施工は業者の予約が取りやすく、春の群飛シーズンに間に合わせた予防処置として理にかなった選択です。

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まとめ

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シロアリは冬眠せず一年中活動する昆虫ですが、4月〜7月の温暖で湿度が高い時期に最も活発になり、被害の進行速度もこの時期にピークを迎えます。

ヤマトシロアリは4月〜5月、イエシロアリは6月〜7月に羽アリが群飛するため、これらの時期に羽アリを見つけたら速やかに専門業者へ相談してください。

予防のベストタイミングは群飛前の3月〜4月ですが、薬剤の5年サイクルを意識した再施工と、季節を問わない定期点検の習慣が住宅を守る基本になります。

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ABOUT ME
花輪 光(ハナワ アキラ)

株式会社花光 代表取締役

専門分野

害獣駆除・害獣対策工事

保有資格
  • わな猟狩猟免状(第05014号)
  • しろあり防除施工士(第744号・第745号)

など

プロフィール

2020年に株式会社花光を設立し、関東・関西・東海・九州エリアで24時間365日体制の害獣駆除サービスを展開。「お客様の不安を安心に変える仕事」をモットーに、専門的な知識と技術に基づいた確実な駆除・対策を実施している。

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