アライグマはタヌキやハクビシンとよく似た外見をしていますが、分類上はまったく別の「アライグマ科」に属する動物です。
本記事では、アライグマ科の特徴や生態から、見分け方、具体的な被害の内容、法律上の注意点、そして発見時の正しい対応手順まで、害獣対策に必要な知識をわかりやすく解説します。
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アライグマは「アライグマ科」?
アライグマは「アライグマ科」に属する食肉目の哺乳類です。
見た目が似ているタヌキはイヌ科、アナグマはイタチ科に分類されますが、アライグマはそのどちらにも属さず、独立した「アライグマ科」というグループに位置づけられています。
アライグマ科とは?
アライグマ科(Procyonidae)は、食肉目(ネコ目)に属する哺乳類の一つのグループで、主に北米から中南米にかけて分布する中型動物が多く含まれています。
同じ食肉目にはイヌ科やネコ科、イタチ科なども含まれますが、アライグマ科はこれらとは進化の過程で別の道をたどってきました。
イヌ科やネコ科との主な特徴の違い
イヌ科の動物は走行に適した長い脚と爪を持ち、ネコ科は鋭い爪と優れた瞬発力が特徴です。
一方、アライグマ科の動物は前足の指が非常に器用で、物をつかんだり扉を開けたりできる点が大きな違いといえます。
参考:国立環境研究所 侵入生物DB「アライグマ」
食肉目には約290種の動物が含まれますが、アライグマ科はそのなかでも比較的小さなグループです。
日本の在来種であるタヌキ(イヌ科)やアナグマ(イタチ科)と混同されがちですが、科レベルで異なる動物であることを覚えておきましょう。
特定外来生物の一覧に記載
「Procyon lotor」という学名は、環境省が公表する特定外来生物の一覧にも記載されており、日本国内では外来生物法に基づく規制対象に該当します。
参考:環境省「特定外来生物等一覧 | 日本の外来種対策 | 外来生物法」
アライグマは「アライグマ科 Procyonidae」に属する動物で、タヌキ(イヌ科)やアナグマ(イタチ科)とは科レベルで異なる分類です。
アライグマ科に含まれるほかの動物たち
引用元:カニクイアライグマ – Wikipedia
アライグマ科には、日本で問題になっているアライグマのほかにも、代表的なものとしてカニクイアライグマが挙げられます。
カニクイアライグマは中南米を中心に分布しており、名前のとおりカニや甲殻類を好んで食べる種です。
環境省の特定外来生物一覧では、アライグマ(P. lotor)だけでなくカニクイアライグマ(P. cancrivorus)も特定外来生物に指定されています。
そのほか、アライグマ科にはキンカジュー、ハナグマ、カコミスルなどの動物が含まれますが、いずれも主に中南米に生息しており、日本国内で見かけるのはアライグマのみです。
高い繁殖力に要注意
アライグマの繁殖力は非常に高く、メスは満1歳から出産が可能で、1回の出産で平均3〜4頭の子どもを産みます。
2歳以降の妊娠率はほぼ100%に達し、条件が整えば毎年繁殖を繰り返します。
交尾期は1〜3月頃で、妊娠期間は約60日、4〜6月にかけて出産し、子どもは生後10か月ほどで独立して活動を始めるのが一般的なサイクルです。/p>
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アライグマの身体的な特徴と大きさ
害獣被害の対策を考えるうえで、アライグマの体格や身体的特徴を把握しておくことは欠かせません。
とくにアライグマを他の動物と見分けるためのポイントは、外見の特徴を正しく知ることで初めて判断できます。
ここでは、アライグマの身体的特徴を整理します。
体長:60〜100cm
アライグマは、中型動物程度の大きさです。
頭胴長(頭から胴体まで)が40〜60cm、しっぽの長さが20〜40cmで、全体の体長はおよそ60〜100cmに達します。
オスはメスよりもやや大型になる傾向があり、同じく害獣として知られるハクビシン(体長50〜75cm程度)よりも一回り大きいのが特徴です。
- 頭胴長:40〜60cm
- しっぽ:20〜40cm(黒い縞模様が4〜10本)
体重:2〜10kg
体重は4〜10kgが一般的ですが、エサが豊富な環境では10kgを超える大型の個体も確認されています。
この体格は、屋根裏に棲みついた際の騒音や建材の損傷に直結するため、「天井裏で物音がする」と感じたときはアライグマのような中型動物の侵入を疑う必要があるかもしれません。
- 体重:4〜10kg
- ※まれに20kgに達する個体も存在する
目の周囲の黒いマスク模様
アライグマの外見で最も目を引くのは、両目を覆うように広がる黒い帯状の模様です。
この「マスク模様」はアライグマ科に共通する特徴で、鼻の周辺や額は白っぽく、顔全体のコントラストがはっきりしています。
耳のフチにも白い縁取りがあり、正面から見ると非常に愛らしい印象を受けるでしょう。
- 目の周りに黒い帯状のマスク模様がある
- 耳のフチが白い
- 鼻の周辺と額が白っぽい
縞模様のしっぽ
アライグマのしっぽには、タヌキやハクビシンと異なる明確な特徴があります。
それは4〜10本の黒い縞模様です。
毛色は灰色から明るい茶褐色まで個体差がありますが、しっぽの縞模様はほぼすべての個体に共通する目印です。
- しっぽに黒い縞模様(リング模様)がはっきりと見える
- しっぽの縞模様はタヌキやハクビシンにはない特徴
5本指の器用な前足
アライグマは前足・後ろ足ともに5本指で、とくに前足の指が長く発達しており、物をつかむ・扉を開ける・蓋を外すといった動作が可能です。
この器用さは哺乳類のなかでもトップクラスといわれており、侵入経路の確保や農作物の収穫を容易にしている要因でもあります。
壁面や柱に5本指の泥汚れがあった場合は、アライグマの侵入を示すサインかもしれません。
子どもの手形のような足跡
アライグマは蹠行性(かかとまで地面につけて歩く)のため、足跡が子どもの手形のように肉球と指がつながった形で残るのが特徴です。
一方、タヌキやハクビシンの足跡はイヌやネコと同様に、肉球と指先が離れたパッド型の形状になります。
壁や柱に泥のついた5本指の足跡を発見した場合は、アライグマが侵入している可能性を考えてください。
アライグマの足跡は「子どもの手形」のような独特の形で残ります。
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アライグマの食性と行動パターン
アライグマの被害を防ぐためには、この動物が何を食べ、どのように活動し、どれほどのスピードで増えるのかを理解しておくことが重要です。
ここでは、アライグマの食べ物、活動、繁殖力について順を追って見ていきましょう。
「食べないものはない」ほどの雑食性
アライグマは極めて幅広い食性を持ちます。
雑食性の動物で、果実、野菜、穀類、昆虫、魚類、両生類、爬虫類、鳥の卵、小型哺乳類まで何でも食べるのが特徴です。
秋は農作物への被害に注意
夏場は動物性の食べ物を多く摂り、秋になると植物性の食べ物の割合が増える傾向がみられます。
この時期に注意しなければならないのが、農作物、家庭菜園への被害です。
農作物のなかでもトウモロコシ、スイカ、メロン、イチゴなど甘みのある作物がとくに狙われやすく、ちょうど食べ頃に熟した状態のものを狙います。
住宅地であっても食害に注意
人里に下りてきた個体は生ゴミやペットの餌まで食べるため、住宅地であっても被害が発生する可能性は十分にあります。
アライグマは人間の食べ物の味を一度覚えると繰り返し訪れるようになります。
生ゴミを屋外に放置したり、ペットフードの食べ残しを外に置いたりしないようにしてください。
アライグマは夜行性
アライグマは基本的に夜行性で、日が沈んでから活動を開始します。
とはいえ、昼間にまったく行動しないわけではありません。
エサを求めて日中に出没するケースも報告されています。
とくに出産や子育ての時期には、日中でも母親が食べ物を探して動き回ることが少なくありません。
冬眠はしない
アライグマは冬眠せず年間を通じて活動を続けるため、被害が特定の季節に限定されないのも厄介な点です。
冬場は活動量がやや低下するものの、完全に休むわけではないので油断はできません。
冬場も屋根裏や倉庫でねぐらを確保して活動を続けるため、「冬になれば自然にいなくなる」とは考えないでください。
複数のねぐらを転々とする
アライグマは木登りや泳ぎも得意で、特に水辺の周辺を好んで活動する傾向にあります。
複数のねぐらを持ち、それらを転々としながら行動する習性を持っています。
ねぐらとして利用されるのは樹洞や岩穴だけでなく、民家の屋根裏や物置、使われていない倉庫なども好まれます。
エサ場の近くに必ずねぐらを確保するため、農作物被害が出ている場所の周辺には、アライグマのねぐらが存在している可能性が高いといえるでしょう。近隣の住宅にも被害が及ぶ可能性があります。
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アライグマがたらす具体的な被害とは?
アライグマによる被害は農作物だけにとどまらず、住宅への侵入による建物の損傷、感染症の媒介、ペットや家畜への攻撃など多岐にわたります。
ここでは、アライグマがもたらす被害の具体的な内容を4つの観点から解説します。
農作物への食害
アライグマによる農作物の被害額は増加傾向にあり、全国的に深刻な問題となっています。
約5億円の被害
農林水産省の発表によると、令和4年度のアライグマによる農作物被害額は約5億円に達し、増加傾向が続いています。
被害の多い作物は前述したトウモロコシ、スイカ、メロン、イチゴといった甘みの強いもので、ナスやトマトなどの野菜類にも食害が及んでいるのが実態です。
他にもこんな被害に注意!
ビニールハウスの破壊や養殖魚への被害も報告されており、被害の範囲は単なる農作物の盗食にとどまらないことを知っておく必要があります。
アライグマの農作物被害は、統計上の被害額には表れない営農意欲の低下や耕作放棄といった影響も含めると、数字以上に深刻です。
屋根裏への侵入による騒音被害
アライグマの被害で最も挙げられるのが騒音です。
アライグマは通気口や屋根の継ぎ目など、わずかな隙間を見つけて屋根裏や天井裏に侵入します。
体重が4〜10kgある中型動物が天井裏を走り回ると、夜間の騒音が生活の大きなストレスとなります。
糞による悪臭・建物の腐食
アライグマには「ため糞」と呼ばれる、同じ場所に糞尿を溜める習性があります。
放置すると糞尿が蓄積して強烈な悪臭の原因になるので要注意です。
さらに天井板の腐食やシミの発生、建物の構造にまでダメージが及ぶことがあります。
天井にシミができた、天井裏から物音がする、外壁に泥汚れの足跡がある――こうしたサインが一つでもあれば、アライグマの侵入を疑い、専門業者への相談を検討してください。
断熱材が荒らされたり、配線が噛まれたりする被害も報告されており、長期間にわたって放置すれば修繕費用も大きくなるため、異変を感じたら早急に対応することをおすすめします。
感染症を媒介するリスク
アライグマは複数の人獣共通感染症の病原体を媒介する可能性がある動物です。
媒介する可能性がある感染症
国立環境研究所の侵入生物データベースでは、媒介する可能性のある感染症として狂犬病、ジステンパー、アライグマ回虫(Baylisascaris procyonis)、レプトスピラ症、サルモネラなどが挙げられています。
参考:国立環境研究所 侵入生物DB「アライグマ」
なかでもアライグマ回虫は、回虫卵が人間の口から体内に入ると、幼虫が視神経や脳神経に入り込んで失明や脳障害を引き起こすおそれがあるとされ、北米では死亡例も報告されています。
清掃の際は衛生面に注意
糞尿に直接触れなくても、乾燥した糞がホコリとして舞い上がり、それを吸い込むことで感染するリスクがある点にも注意が必要です。
アライグマの体表に付着したダニやノミもアレルギー疾患や皮膚病の原因となりうるため、野生の個体には絶対に素手で触れないでください。
糞尿の処理を自分で行う場合は、マスク・ゴム手袋を着用し、処理後には必ず消毒を行ってください。
ペットが襲われる危険性
アライグマは気性が荒く攻撃的な性格で、見た目の愛らしさとは裏腹に、犬や猫などのペットを襲うケースが報告されています。
とくに屋外で飼育されている小型犬、子猫、小鳥、観賞魚などは被害を受けやすい対象です。
家畜への被害にも注意
家畜への被害も無視できず、鶏やその卵が食べられたり、池で飼育しているコイが捕食されたりする事例もあります。
アライグマの鋭い爪と歯で傷つけられた動物は、物理的な怪我だけでなく感染症のリスクも負うことになるため、被害は見た目以上に深刻です。
屋外での飼育には対策が必要
ペットを外で飼育している方は、アライグマが出没する地域ではとくに注意し、夜間は室内に入れるなどの対策を講じてください。
アライグマが目撃されている地域では、ペットの外飼いを見直すことが最も効果的な予防策です。
ペットフードの食べ残しは必ず室内に片づけましょう。
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アライグマが日本全国に広がった理由とは?
アライグマの原産地はカナダ南部からアメリカ合衆国、中央アメリカにかけての北中米地域です。
本来であれば日本には生息していないはずの動物が、現在では沖縄県を除くほぼすべての都道府県で生息が確認されるまでに広がりました。
①ペットブームにより注目を浴びたから
日本でアライグマが初めて野生化したのは、1962年に愛知県犬山市の動物園から12頭が逸走した事案がきっかけとされています。
その後、1970年代後半にテレビアニメの影響でアライグマの人気が急上昇し、ペットとして大量に輸入される時期が続きました。
②飼いきれずに飼育放棄
ペットブームで輸入されたアライグマ。しかし成長するにつれて気性が荒くなり、飼いきれなくなった飼い主が野外に放棄するケースが各地で相次いだのです。
こうした飼育放棄や施設からの逸走が積み重なり、放たれたアライグマが繁殖を繰り返して日本各地に定着していきました。
参考:国立環境研究所 侵入生物DB「アライグマ」
③日本にはアライグマの天敵がいない
北米ではコヨーテやオオヤマネコ、ピューマなどがアライグマの天敵として個体数の調整に一定の役割を果たしています。
ところが、日本にはこれらの大型肉食獣が生息しておらず、アライグマの個体数を自然に抑制する存在がいない状態が続いているのです。
意図的な捕獲や防除を行わなければ個体数は増え続ける、という状況です。
④適応能力が高く繁殖力が高い
アライグマは環境への適応能力が非常に高く、都市部のビル群から農村地帯、山間部の森林地帯に至るまで幅広い環境で生存できます。
さらに繁殖力も旺盛で、メスは満1歳から出産が可能であり、2歳以降の妊娠率はほぼ100%に達するとされています。
兵庫県が行ったシミュレーションによると、ある地域のアライグマの生息頭数を100頭と仮定した場合、全く捕獲しなければ10年後には5,000頭余り、12年後には10,000頭を超えるとされています。
引用元:防除に関するQ&A | 日本の外来種対策 | 外来生物法 – 環境省
天敵不在の日本において、爆発的な増加が危惧されている状況です。
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アライグマの現在の分布状況は?
アライグマは日本のどこに生息しているのでしょうか?
また、捕獲数の推移についても解説します。
アライグマはどこに生息している?
環境省が2024年にとりまとめた市町村向けアンケートの結果では、沖縄県を除くすべての都道府県でアライグマの生息が確認されています。
2017年時点では東北地方や中国地方、九州南部などでは一部のみに定着していた状況でしたが、2023年までに分布が大きく拡大したことが明らかになりました。
参考:環境省「アライグマ防除の手引き」
アライグマの捕獲数の推移
捕獲頭数も右肩上がりで推移しており、全国の捕獲数は年々増加の一途をたどっています。
この増加傾向は、アライグマの分布拡大と個体数増加を反映したものと考えられるでしょう。
各地の自治体では箱ワナなどによる計画的な防除に取り組んでいますが、繁殖力の高さから、捕獲数が増えても生息数の減少にはなかなかつながっていないのが現状です。
環境省の「アライグマ防除の手引き」(令和7年3月改訂版)では、地域の状況に応じた計画的な防除の重要性が強調されています。
侵入初期の段階で対策を講じるほど効果が高く、費用も抑えられると指摘されています。
参考:環境省「アライグマ防除の手引き」
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アライグマの捕獲・駆除に関わる法律上の注意点
アライグマの被害に悩んでいると、「自分で捕まえてしまいたい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、アライグマの捕獲・駆除には複数の法律による規制があり、許可なく行うと罰則の対象になります。
外来生物法で「特定外来生物」に指定
アライグマは2005年に施行された外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)によって、特定外来生物に指定されています。
特定外来生物に指定された動物に対しては、飼育・保管・運搬・輸入・野外への放出・許可を受けていない者への譲渡や販売が禁止されています。
参考:環境省「特定外来生物等一覧 | 日本の外来種対策 | 外来生物法」
この法律は、日本の生態系や農林水産業、人の健康に被害を及ぼすおそれのある外来生物を規制するために設けられたもので、アライグマのほかにも多くの動植物が指定されています。
「鳥獣保護管理法」により無許可の捕獲・駆除が違法に
アライグマは、許可なく野生の鳥獣を捕獲・殺傷することを禁止する、鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)の対象にもなっています。
鳥獣保護管理法は、日本国内に生息する鳥類と哺乳類の保護・管理を目的とした法律です。
狩猟免許を持つ者が狩猟期間内に狩猟する場合は捕獲が認められますが、一般の方が許可なくワナを仕掛けたり捕獲したりする行為は違法となります。
被害防止目的で捕獲を行う場合は、市町村や都道府県に許可申請を行い、認可を受けたうえで適切な方法により実施する必要があります。
違反した場合に科される罰則とは?
アライグマに関する法律に違反した場合の罰則は、以下のとおりです。
外来生物法に違反した場合
外来生物法に違反した場合、飼育や放出、譲渡などの禁止行為を行うと、個人に対しては3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が科されます。
法人の場合は1億円以下の罰金が科される可能性もあり、非常に重い罰則といえるでしょう。
鳥獣保護管理法に違反した場合
鳥獣保護管理法に違反して無許可でアライグマを捕獲・駆除した場合は、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科されます。
「害獣だから捕まえて当然」と考えて自己判断で行動すると法的な責任を問われるリスクがあるため、必ず行政への相談や専門業者への依頼を通じて合法的に対処することが大切です。
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自宅や農地でアライグマを発見したときの正しい対応
アライグマを自宅や農地で見かけたとき、焦って自分で対処しようとすることは危険を伴います。
まず安全を確保し、然るべき窓口に連絡し、再発防止策を講じるという3つのステップを順に踏むことが、被害を最小限に抑える正しい対応です。
①刺激しないことが最優先
アライグマは気性が荒く、追い詰められると鋭い爪と歯で攻撃してくることがあります。
避けるべき行動
アライグマを発見した場合、絶対に近づいたり触ったりしないでください。
また、大声を出したり、物を投げたりして刺激することも避け、静かにその場を離れることを心がけてください。
エサを与える行為は法律上も問題になりうるだけでなく、アライグマをその場に定着させる原因になるため、絶対にやめましょう。
取るべき行動
すぐに安全な場所へ離れることを最優先にしてください。
とくに子どもやペットがいる場合は、アライグマに近づけないよう注意しましょう。
噛まれたりひっかかれたりすると、怪我だけでなく感染症のリスクも生じます。
免疫力の低い赤ちゃんやお年寄りが被害に遭うと非常に危険です。
②自治体や専門業者へ速やかに連絡する
安全を確保したら、お住まいの市区町村の担当窓口か、害獣駆除の専門業者に連絡しましょう。
お住まいの市区町村の担当窓口に相談する場合
多くの自治体では、アライグマの目撃情報を受け付ける窓口を設置しており、状況に応じて箱ワナの貸し出しや防除計画の案内をしてくれます。
外来生物法に基づく防除従事者の登録制度を設けている自治体もあり、連絡してみるのも手段の一つです。
しかしながら、自治体の窓口では早急な対策に繋がらないことが多く、対策が遅れる場合もしばしばあります。
害獣駆除の専門業者に直接相談する場合
「屋根裏に棲みつかれている」「建物が損傷している」といった緊急性の高い状況であれば、害獣駆除の専門業者に直接相談することで、より迅速な対応が期待できます。
専門業者であれば、捕獲から糞尿の清掃・消毒、侵入口の封鎖まで一貫して対応できるため、被害の拡大を防ぐうえで頼りになる存在です。
緊急性の高いアライグマ被害については、対処が遅れると被害が取り返しのつかない悪化を遂げる場合があります。建物内に侵入しているようなケースは専門業者への相談するのが適切です。
③侵入経路の封鎖とエサ場をなくす
アライグマの被害を根本的に防ぐには、「侵入させない」「居心地のよい環境を作らない」という2つのアプローチが欠かせません。
以下は、あくまでも自分でする場合の例です。
※これらの対策はプロ(害獣駆除業者)でなければ難しい場合がほとんどです。
侵入経路の封鎖
まず、侵入経路の封鎖として、通気口や屋根の継ぎ目、壁の隙間など、アライグマが入り込みそうな箇所を金属メッシュなどで塞ぐことが有効です。
アライグマは前足が非常に器用なため、簡易的なネットや薄い板では突破されてしまう可能性がある点に注意してください。
忌避剤や超音波発生装置の設置も補助的な対策として活用できますが、あくまで一時的な効果にとどまるため、根本的な対策と組み合わせて実施することをおすすめします。
エサになるようなものを排除する
エサ場をなくす対策としては、まず生ゴミを屋外に放置しないことが重要です。
さらに、ペットフードの食べ残しを片づける、収穫期を迎えた農作物はすぐに収穫するといった日常的な環境整備も欠かせません。
庭木の果実が放置されているだけでもアライグマを引き寄せる原因になりうるため、不要な果実はこまめに除去しておきましょう。
すべき対策のリスト
- 通気口や屋根の隙間を金属メッシュで封鎖する
- 生ゴミは蓋つきの容器で管理し、屋外に放置しない
- ペットフードの食べ残しを屋外に置かない
- 収穫期の農作物は速やかに収穫する
- 庭木の落果や不要な果実をこまめに除去する
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アライグマに関連するよくある疑問(FAQ)
ここでは、アライグマに関するよくある疑問について、一つずつ回答していきます。
Q1:アライグマは人になつく動物なのか?
結論として、アライグマは人になつく動物ではありません。
幼少期には人に対して比較的おとなしく見えることもありますが、それは「なつく」とは異なり、成長するにつれて気性が荒くなるのが通常です。
とくに発情期に入ると攻撃性が増し、鋭い爪と歯で人を傷つけるリスクが格段に高まります。
Q2:なぜ人なつっこいというイメージがある?
アライグマの可愛らしい外見は、1970年代のアニメの影響もあって「人懐こい動物」というイメージが定着してしまいました。
実際には飼育のプロでも扱いに苦労するほど獰猛な野生動物です。
Q3:アライグマに近づいてはいけない理由は?
野生のアライグマは狂犬病やアライグマ回虫といった感染症の病原体を保持している可能性があります。
ノミやダニが付着しているケースも多いため、「かわいいから」と安易に接触すると健康被害を招きかねません。
いかなる状況であっても、野生のアライグマに素手で触れることは絶対に避けてください。
Q4:アライグマの寿命はどのくらい?
アライグマの寿命は生息環境によって大きく異なります。
野生下での平均的な寿命は約5年とされていますが、条件に恵まれた個体は13〜16年ほど生きた記録もあります。
飼育下ではより長くなる傾向があり、10〜20年程度の寿命が報告されています。
Q5:なぜアライグマは増えている?
日本のアライグマは天敵がいないため死亡率が低く、1歳未満の初期死亡率も50%を下回るとされています。
多くの個体が繁殖可能な年齢まで生存し、そのまま繁殖に参加して個体数が増え続けるという構図が成り立つのです。
寿命の長さと高い繁殖率の組み合わせが、日本各地でアライグマの個体数が増加し続ける要因の一つといえるでしょう。
Q6:アライグマは飼ってもいい?
たとえ怪我をしたアライグマや弱っている個体を見つけた場合でも、自己判断で保護・飼育することは法律で禁じられています。
アライグマは特定外来生物に指定されており、飼育・保管・運搬のいずれも許可なく行うと外来生物法違反に問われる可能性があります。
Q7:アライグマを保護した場合はどこに連絡すべき?
もしアライグマと思われる動物を保護する必要が生じた場合は、まずお住まいの市区町村の環境課や農政課、もしくは都道府県の自然環境担当部署に連絡してください。
自治体によっては、環境省の地方環境事務所が窓口となるケースもあります。
連絡の際には、発見場所、動物の大きさや状態、可能であれば写真を伝えると、行政側がスムーズに対応できます。
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まとめ
今回はアライグマの生態と被害、そして対策について解説しました。
アライグマは食肉目アライグマ科に属する北米原産の中型哺乳類で、タヌキ(イヌ科)やハクビシン(ジャコウネコ科)とは分類上まったく別の動物です。
外来生物法と鳥獣保護管理法により無許可での捕獲や飼育は禁じられているため、アライグマを発見した場合はまず距離をとり、自治体や専門の害獣駆除業者に速やかに相談してください。
侵入経路の封鎖やエサ場の除去といった日常的な予防策と、プロによる適切な駆除対応の両輪で、アライグマ被害から暮らしを守りましょう。
アライグマは体重5~7kgと大型で力が強く、屋根裏に侵入すると建物への被害が深刻になります。断熱材の破壊、配線の損傷、天井板の破損など物理的被害に加え、溜め糞による悪臭と建材腐食も問題です。特に注意すべきはアライグマ回虫などの寄生虫リスクで、糞に含まれる虫卵が人体に入ると重篤な症状を引き起こす恐れがあります。「おうちのミカタ」では、外来生物法に基づく適切な駆除と、自治体との連携による捕獲許可取得、そして徹底した清掃消毒で、アライグマ被害を根本から解決します。
おうちのミカタのアライグマ駆除
自治体連携による捕獲
箱わな設置と回収
侵入口の強固な封鎖
糞尿の安全な除去
寄生虫対策の消毒
破損箇所の修繕工事
まずは調査にてご状況を確認させてください。