コウモリの種類を解説!日本に棲む34種の特徴と家に侵入する危険な1種とは

コウモリ

2026.02.25

コウモリの種類を解説!日本に棲む34種の特徴と家に侵入する危険な1種とは

日本には34種類以上のコウモリが生息していますが、家屋に侵入して被害をもたらす種類はほぼ1種類に限られています。

この記事では、日本に棲むコウモリの種類と特徴、そして家に侵入するコウモリへの正しい対処法を詳しく解説します。

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コウモリはどんな生き物?

コウモリは夜空を飛び回る姿から鳥の仲間だと思われがちですが、実は私たち人間と同じ哺乳類に分類される動物です。

世界には約1,000種類ものコウモリが存在し、哺乳類全体の約4分の1を占めるほど多様性に富んだグループとなっています。

ここでは、コウモリという生き物の基本的な特徴について解説していきましょう。

空を飛ぶ唯一の哺乳類|翼の構造は鳥とまったく違う

コウモリは哺乳類の中で唯一、自力で空を飛べる動物です。

ムササビやモモンガも空中を移動しますが、彼らは滑空しているだけで自力で羽ばたくことはできません。

コウモリの翼は鳥の羽とはまったく異なる構造をしています。

鳥の翼が羽毛で覆われているのに対し、コウモリの翼は「飛膜」と呼ばれる薄い皮膚の膜でできているのが特徴です。

この飛膜は前足の指の間から後ろ足、さらには尾まで広がっており、指の骨が傘の骨のように膜を支える役割を果たしています。

こうした独特の体の仕組みによって、コウモリは夜空を自在に飛び回ることができるのです。

コウモリの「翼手目」という分類名は、翼が手(前足)から発達したことに由来しています。

コウモリの分類|翼手目(コウモリ目)とは何か

コウモリは生物学的には翼手目(よくしゅもく)、別名コウモリ目に分類される哺乳類です。

この「翼手」という名前は、前足が翼に変化していることを表しており、コウモリ類だけが属する独立した目(もく)となっています。

世界の哺乳類は約5,400種とされていますが、そのうちコウモリ類は約1,000種を占めており、げっ歯類(ネズミの仲間)に次いで2番目に種類が多いグループです。

日本においても、陸生哺乳類107種のうち34種がコウモリ類であり、国内の陸生哺乳類の約3分の1を占める最大のグループとなっています(国土技術政策総合研究所「I. コウモリ類調査を実施するための基礎知識」)。

このように、コウモリは私たちが思っている以上に身近で多様な動物なのです。

日本の陸生哺乳類のうち、約3分の1がコウモリ類で占められています。

吸血するのは世界でわずか3種類だけ

「コウモリ=吸血」というイメージを持っている方は少なくないかもしれませんが、実際に血を吸うコウモリは世界でわずか3種類しか存在しません。

これらの吸血コウモリはすべて中南米にだけ生息しており、日本には1種類もいないため安心してください。

日本に棲むコウモリのほとんどは昆虫を主食としており、蚊やガ、ハエなどの害虫を大量に食べてくれる益獣としての側面も持っています。

一方、沖縄県や小笠原諸島に生息する大型のコウモリは、果物や花の蜜を食べる草食性です。

吸血コウモリのイメージは映画や小説の影響が大きく、現実のコウモリは人間の血を吸うことはありません。

日本のコウモリは昆虫食か植物食であり、吸血する種類は存在しません。

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日本に生息するコウモリは34種類以上|大きく2グループに分かれる

日本には34種類以上のコウモリが確認されていますが、これらは大きく「オオコウモリ」と「ココウモリ」の2つのグループに分けられます。

分類学的には「大翼手亜目(オオコウモリ類)」と「小翼手亜目(コガタコウモリ類)」と呼ばれ、体の大きさだけでなく食性や生態も大きく異なります。

それぞれのグループの特徴を理解しておくと、コウモリの種類を見分ける手がかりになるはずです。

体が大きく果物を食べる「オオコウモリ」の仲間

オオコウモリは世界のコウモリ全体の約2割を占めるグループで、その名の通り体が大きいのが特徴です。

翼を広げると1メートルを超える種類も存在し、「空飛ぶキツネ(Flying Fox)」という別名で呼ばれることもあります。

食性は主に果物や花粉、花の蜜といった植物性で、「フルーツコウモリ」とも呼ばれています。

日本にいるオオコウモリは南西諸島と小笠原のみ

日本に生息するオオコウモリは、クビワオオコウモリとオガサワラオオコウモリの2種類のみです(環境省 屋久島国立公園「口永良部島エラブオオコウモリ観察ガイド」)。

クビワオオコウモリは沖縄県を中心とした南西諸島に、オガサワラオオコウモリは小笠原諸島に生息しており、本州や四国、九州ではまず見かけることはありません。

これらのオオコウモリは熱帯・亜熱帯の気候を好むため、温暖な島嶼地域にのみ分布しています。

オオコウモリ類は視力が発達しており、ココウモリのように超音波を使うことはほとんどありません。

大きな目で果物や花を見つけ、夜間に採食活動を行います。

残念ながら、日本のオオコウモリはいずれも絶滅危惧種に指定されており、個体数は非常に少なくなっています。

日本のオオコウモリは南西諸島と小笠原諸島のみに生息し、すべて絶滅危惧種に指定されています。

体が小さく昆虫を食べる「ココウモリ」の仲間

ココウモリは世界のコウモリの約8割を占める最大のグループで、日本に生息する34種類のうち32種類がこのココウモリに分類されます。

体長は種類によって異なりますが、最大でも10センチ程度と小型で、主に昆虫を捕食して生活しています。

オオコウモリとは異なり、視覚よりも超音波を頼りに行動するのが大きな特徴です。

超音波で周囲を把握するエコーロケーション能力

ココウモリの仲間は「エコーロケーション」と呼ばれる能力を持っています。

これは自分で発した超音波が物体に反射して戻ってくるのを聞き取り、周囲の状況を把握する仕組みです。

暗闘の中でも障害物を避けながら飛行し、飛んでいる小さな虫を正確に捕らえることができるのは、このエコーロケーション能力のおかげなのです。

人間には聞こえない高周波の音を使うため、コウモリが飛んでいても私たちには何も聞こえません。

ただし、コウモリ同士のコミュニケーションには人間にも聞こえる「キィキィ」「チチチチ」といった鳴き声を使うこともあります。

エコーロケーションはイルカなども持つ能力ですが、空を飛びながら使いこなすのはコウモリだけです。

ココウモリは超音波を発して反響を聞き取ることで、暗闇でも正確に飛行できます。

日本のコウモリの約9割は絶滅危惧種や準絶滅危惧種

日本に生息するコウモリの多くは、環境省のレッドリストに掲載されている希少種です。

農林水産省の資料によると、環境省レッドリスト掲載種・亜種の約4割をコウモリ類が占めているとされています(農林水産省「農業用水路トンネルとコウモリ類」)。

絶滅危惧IA類(CR)にはダイトウオオコウモリやヤンバルホオヒゲコウモリなどが、絶滅危惧IB類(EN)にはオガサワラオオコウモリやリュウキュウテングコウモリなどが指定されています(環境省「環境省レッドリスト2020【哺乳類】」)。

すでに絶滅してしまった種類もあり、オキナワオオコウモリやオガサワラアブラコウモリは「絶滅(EX)」に分類されています。

このように、日本のコウモリの大半は保護が必要な希少種であり、私たちが普段目にする機会はほとんどありません。

家の周りで見かけるコウモリは、これらの希少種ではなく、次に紹介するアブラコウモリである可能性が極めて高いのです。

日本のコウモリの多くは絶滅危惧種であり、一般家庭で見かけることはほとんどありません。

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あなたの家で見かけるコウモリの正体はほぼ「アブラコウモリ」

日本には34種類以上のコウモリがいますが、あなたの家の周りで見かけるコウモリはほぼ間違いなく「アブラコウモリ」という種類です。

アブラコウモリは日本で唯一、人家を住み家とするコウモリであり、別名「イエコウモリ」とも呼ばれています。

ここでは、家に侵入するアブラコウモリの特徴と生態について詳しく見ていきましょう。

家屋に侵入するコウモリの97%がアブラコウモリという事実

害獣駆除の現場データによると、住宅に侵入するコウモリの約97%がアブラコウモリです。

残りの約2%がオヒキコウモリ、約1%がその他の種類という割合になっています。

なぜアブラコウモリだけがこれほど圧倒的に多いのかというと、この種類が都市環境への適応力に優れているからです。

他のコウモリが洞窟や森林の樹洞をねぐらとするのに対し、アブラコウモリは人家の屋根裏や換気口、雨戸の戸袋などを好んで利用します。

国土技術政策総合研究所の資料でも「イエコウモリ(アブラコウモリともいう)1種を除き、(多くのコウモリは)身近にいないこと」と説明されており、アブラコウモリが例外的に人の生活圏に入り込む種類であることがわかります(国総研「コウモリ類調査マニュアル」)。

家に侵入するコウモリの97%はアブラコウモリであり、他の種類が住み着くことは極めて稀です。

アブラコウモリの体のサイズと見た目の特徴

アブラコウモリは体長わずか4〜6センチ、体重5〜10グラムという非常に小さなコウモリです。

クレジットカードほどの長さしかなく、手のひらに収まるサイズと言えばイメージしやすいかもしれません。

翼を広げると18〜22センチほどになり、飛んでいる姿は思ったより大きく見えることがあります。

項目アブラコウモリの特徴
体長(頭胴長)40〜60mm
前腕長30〜37mm
体重5〜10g
体色背面:灰色がかったオリーブ色
腹面:灰褐色
鳴き声「キィキィ」「チチチチ」

体毛は少なめで、成体は灰色がかった茶色をしていますが、幼獣はより黒っぽい色をしているのが特徴です(国立環境研究所 侵入生物データベース「アブラコウモリ」)。

アブラコウモリはクレジットカードほどの大きさで、成体は灰色がかった茶色の体毛を持っています。

夜行性で一晩に500匹もの虫を食べる習性

アブラコウモリは完全な夜行性で、日没後10〜30分ほどで活動を開始します。

昼間は暗くて静かな場所で休息し、夕方から夜にかけて餌となる昆虫を求めて飛び回ります。

その食欲は非常に旺盛で、一晩に300〜500匹もの昆虫を捕食するとされています(前橋市「コウモリについて 市街地にも姿を現します」)。

主な餌はカ、ユスリカ、ヨコバイ、小型のガなど、私たちにとっては害虫とされる昆虫が中心です。

公園や農地、河川、ため池といった開けた場所で採餌することが多く、街灯に集まる虫を狙って飛んでいる姿がよく目撃されます。

害虫を大量に食べてくれる点では益獣としての側面もありますが、家に住み着かれると糞尿による被害が深刻になります。

アブラコウモリは一晩に300〜500匹の昆虫を食べ、害虫駆除に貢献する一面もあります。

わずか1.5cmの隙間から建物に入り込む理由

アブラコウモリが家屋に侵入しやすい最大の理由は、その体の小ささと柔軟性にあります。

体長わずか4〜6センチのアブラコウモリは、1.5センチ程度の隙間があれば簡単に通り抜けることができます。

換気口の網目、瓦の隙間、雨戸の戸袋、軒下の隙間など、人間が気づかないような小さな開口部からも侵入してきます。

物理的に侵入を防ぐためには、10ミリ以下の目の細かい金網やネットが必要とされています。

さらにアブラコウモリは帰巣本能が非常に強く、一度住み着いた場所に何度も戻ってくる習性があります。

追い出しただけでは再び侵入される可能性が高いため、侵入経路を徹底的に塞ぐことが重要です。

アブラコウモリは1.5cm程度の隙間から侵入できるため、徹底した封鎖が必要です。

アブラコウモリの寿命と繁殖力

アブラコウモリの寿命は、オスで約3年、メスで約5年とされています。

他のコウモリと比較すると短命な部類に入りますが、その分繁殖のサイクルが早いのが特徴です。

交尾は秋(冬眠前)に行われ、メスは体内で精子を保存したまま冬眠に入ります。

春に目覚めてから受精が起こり、初夏に1〜3匹の子どもを出産するのが一般的です。

生まれた子コウモリは約4週間で飛べるようになり、10月頃まで母親と一緒に群れで生活します。

1匹のメスが毎年複数の子どもを産むため、放置しておくと家に住み着くコウモリの数は年々増加していきます。

アブラコウモリは毎年1〜3匹の子どもを産むため、放置すると個体数が増え続けます。

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アブラコウモリの1年間の活動サイクルを知っておこう

アブラコウモリは季節によって活動パターンが大きく変化します。

駆除や対策を行う最適なタイミングを判断するためには、1年間のサイクルを理解しておくことが重要です。

春から冬まで、それぞれの時期にコウモリがどのような行動をとるのか見ていきましょう。

春|冬眠から目覚め交尾活動を始める時期

4月から6月にかけて、アブラコウモリは冬眠から目覚めて活動を再開します。

この時期のコウモリは複数のねぐらを転々としながら、配偶相手を探して交尾活動を行います。

気温が上がってくると餌となる昆虫も増え始め、出産に向けて栄養を蓄えるために活発に飛び回るようになります。

春はコウモリが新しい住み家を探す時期でもあるため、家の周りでコウモリを見かける機会が増えることがあります。

この時期に侵入を許してしまうと、夏の繁殖期に向けて定着してしまう可能性が高くなります。

換気口や軒下の隙間など、侵入されそうな箇所を春のうちにチェックしておくことをおすすめします。

春はコウモリが新しい住み家を探す時期なので、侵入経路の点検を行いましょう。

夏|繁殖のピークで被害が拡大しやすい時期

7月から8月は、アブラコウモリの繁殖がピークを迎える時期です。

メスは1回の出産で1〜3匹の子どもを産み、授乳しながら餌の捕獲を続けます。

生後約4週間で子コウモリは自力で飛べるようになり、群れの個体数は夏から秋にかけて急増します。

この時期はコウモリ被害が最も深刻化しやすい時期でもあります。

糞尿の量が増え、天井裏から異臭がしたり、夜間に羽音や鳴き声が聞こえたりするケースが多くなります。

「1匹見かけたら複数匹いると思え」と言われるのはこのためで、早急な対応が必要になります。

夏は繁殖のピークで個体数が急増するため、被害が拡大しやすい時期です。

秋|子コウモリが独立し越冬準備を始める時期

9月から10月になると、夏に生まれた子コウモリが親から独立し始めます。

独立した個体は越冬に備えて餌をたくさん食べ、体脂肪を蓄積していきます。

夏の間は子育てのために集団で生活していた群れも、秋になると徐々に解体していくのが一般的です。

一方で、冬を越すための新しいねぐらを探す個体もいるため、この時期に家に侵入されるケースも少なくありません。

温度が安定した屋根裏や壁の中は、コウモリにとって理想的な越冬場所となります。

秋のうちに侵入経路を塞いでおかないと、冬の間ずっと居座られる可能性があります。

秋は越冬場所を探すコウモリが侵入しやすい時期なので、対策を急ぎましょう。

冬|冬眠に入るが完全に活動停止するわけではない

11月から翌年3月にかけて、アブラコウモリは冬眠状態に入ります。

気温が5度以下になると代謝を大幅に低下させ、エネルギー消費を抑えてじっとしています。

温度変化の少ない屋根裏や壁の中の空洞が、冬眠場所として選ばれることが多いです。

ただし、完全に活動を停止するわけではありません

特に都市部では暖房の影響で建物内の温度が高くなりやすく、冬眠しないで活動を続ける個体も報告されています。

冬でも暖かい日には飛び回ることがあるため、「冬だから安心」とは言い切れません。

冬眠中のコウモリを追い出すのは難しいため、駆除を行う場合は春か秋がおすすめです。

都市部では冬眠せずに活動を続けるコウモリもいるため、油断は禁物です。

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日本の代表的なコウモリ7種の特徴と見分けるポイント

日本には34種類以上のコウモリが生息していますが、一般の方が見分ける機会があるのはごく一部に限られます。

ここでは、日本の代表的なコウモリ7種類について、それぞれの特徴と見分け方を紹介します。

家の周りで見かけたコウモリがどの種類か、参考にしてみてください。

アブラコウモリ|家屋周辺で目撃されるほぼ唯一の種

引用元:アブラコウモリ – Wikipedia

アブラコウモリは日本で唯一、人家を住み家とするコウモリで、別名「イエコウモリ」とも呼ばれています。

本州から九州、琉球列島まで広く分布しており、都市部の住宅地でも普通に見られる種類です。

体長4〜6センチ、体重5〜10グラムという小柄な体格で、灰色がかった茶色の体毛を持っています。

夕暮れ時に家の周りを飛んでいるコウモリを見かけたら、ほぼ間違いなくこの種類と考えて良いでしょう。

屋根裏、換気口、雨戸の戸袋、軒下、瓦の下などをねぐらとし、群れで生活することが多いです。

家に住み着くと糞尿被害が深刻になるため、見かけたら早めの対策が必要です。

家の周りで見かけるコウモリは、ほぼ100%アブラコウモリと考えて間違いありません。

キクガシラコウモリ|菊の花に似た鼻が特徴的

引用元:キクガシラコウモリ | 新潟県立こども自然王国

キクガシラコウモリは、鼻の周りにひだ状の突起があり、それが菊の花に似ていることからこの名前がつきました。

体長5〜8センチ、体重17〜35グラムとアブラコウモリよりも大きく、茶褐色の体毛を持っています。

北海道から九州まで広く分布していますが、主に洞窟や廃坑、トンネルなどをねぐらとしています。

数頭から数百頭の群れで休息し、夜間になると単独で餌を探しに飛び立ちます。

ガや甲虫類など比較的大きな昆虫を好んで捕食するのが特徴です。

まれに家屋に侵入することもありますが、アブラコウモリに比べると頻度は非常に低いです。

キクガシラコウモリは菊の花のような鼻が特徴で、主に洞窟をねぐらとします。

オヒキコウモリ|時速160kmで飛ぶ大型のココウモリ

引用元:オヒキコウモリ|京都府レッドデータブック2015

オヒキコウモリは、日本に生息する昆虫食コウモリの中では最大級の種類です。

体長8〜9センチ、体重30〜40グラムあり、尾が非常に長いのが特徴で「尾引蝙蝠」という名前の由来となっています。

飛行能力が非常に高く、時速約160キロメートルものスピードで飛ぶことができるとされています。

北海道から九州まで広く分布していますが、絶対数が少なく絶滅危惧種に指定されています。

岩壁の隙間や城の石垣、コンクリートの裂け目などをねぐらとし、建物に住み着くこともあります。

家屋に侵入するコウモリの約2%がこのオヒキコウモリとされています。

オヒキコウモリは長い尾と高速飛行が特徴の大型種で、絶滅危惧種に指定されています。

ニホンウサギコウモリ|ウサギのような大きな耳を持つ

引用元:ニホンウサギコウモリ | 南アルプスの宝箱 〜南アルプス魅力発信・環境学習サイト〜

ニホンウサギコウモリは、38〜40ミリもある大きな耳が最大の特徴です。

ウサギのように長く折れ曲がった耳を持っており、他のコウモリとの識別は容易です。

体長4〜5センチ、体重7〜13グラムで、薄茶色または灰褐色の体毛を持っています。

北海道から本州の中部地方にかけて分布し、森林の樹洞や洞窟をねぐらとしています。

採餌の際は大きな耳を使って地表や樹幹に潜む昆虫を探し、ホバリングしながら捕獲します。

飛ぶ速度が他のコウモリに比べて遅いのも特徴の一つです。

ニホンウサギコウモリは38〜40mmもある大きな耳が特徴で、森林に生息しています。

カグラコウモリ|神楽面のような顔を持つ熱帯系の種

引用元:絶滅が危惧されるカグラコウモリ、一番の天敵は人間? 松村 澄子 氏

カグラコウモリは、日本国内では八重山諸島にのみ生息する熱帯系のコウモリです。

最大の特徴は鼻の部分がひだ状に大きく広がっていることで、その姿が神楽のお面に似ていることから名付けられました。

体長6〜9センチ、体重25〜32グラムで、黄褐色の長い体毛を持っています。

洞窟をねぐらとし、1,000頭を超える大集団を形成することもあります。

石垣島、西表島、与那国島、波照間島などに分布していますが、絶滅危惧種に指定されています。

本州や四国、九州で見かけることはまずありません。

カグラコウモリは八重山諸島のみに生息する絶滅危惧種で、神楽面のような顔が特徴です。

オガサワラオオコウモリ|翼を広げると80cmになる大型種

引用元:オガサワラオオコウモリ | 自然環境・生物多様性 | 環境省

オガサワラオオコウモリは、小笠原諸島にのみ生息する日本最大級のコウモリです。

翼を広げると80センチ以上にもなり、頭胴長も20〜28センチと非常に大きな体格をしています。

「空飛ぶキツネ」と呼ばれるオオコウモリの仲間で、果物や花の蜜を主食としています。

大きな目を持ち、ココウモリのような超音波ではなく視覚を頼りに行動します。

全身は暗褐色で、背や腰、胸部に光沢のある灰白色の体毛が混じっています。

国の天然記念物であり、絶滅危惧IB類(EN)に指定されている希少種です。

オガサワラオオコウモリは小笠原諸島のみに生息する天然記念物で、翼を広げると80cm以上になります。

クビワオオコウモリ|首輪模様が目印の南西諸島の種

引用元:クビワオオコウモリ(エラブオオコウモリ) – 平川動物公園公式サイト

クビワオオコウモリは、沖縄県を中心とした南西諸島に生息するオオコウモリです。

首の周りに淡い色の模様があり、まるで首輪をしているように見えることからこの名前がつきました。

オガサワラオオコウモリと同様に果物や花の蜜を食べる植物食で、夜間に活動します。

雑木林や洞窟で休息し、ガジュマルやアダンの実などを好んで食べます。

亜種として、エラブオオコウモリやダイトウオオコウモリなどがおり、いずれも絶滅危惧種に指定されています。

本州以北では見ることができない、南国特有のコウモリです。

クビワオオコウモリは南西諸島に生息し、首輪のような模様が特徴のオオコウモリです。

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コウモリが家に侵入すると起こる4つの深刻な問題

コウモリが家に住み着くと、衛生面・健康面・建物への被害など、さまざまな問題が発生します。

「見かけただけだから大丈夫」と放置していると、被害が深刻化してしまうケースも少なくありません。

ここでは、コウモリ被害の具体的な内容について解説します。

糞尿の蓄積による悪臭と建物へのダメージ

アブラコウモリは非常に糞尿の回数が多い動物です。

体重を軽く保つために、食べたものを約50分という短時間で消化・排泄する仕組みを持っています。

一晩に300〜500匹もの昆虫を食べるため、その分だけ大量の糞が発生することになります。

コウモリは群れで一箇所にまとまって糞をする習性があり、天井裏や壁の中に糞が蓄積していきます。

蓄積した糞からはドブのような悪臭が発生し、下の部屋まで臭いが漂うこともあります。

さらにコウモリの糞尿は酸性であるため、断熱材や木材を劣化させ、建物にダメージを与える原因となります。

コウモリの糞尿は酸性で、蓄積すると悪臭と建物の劣化を引き起こします。

病原菌やウイルスを含む糞からの感染リスク

コウモリの糞尿には、さまざまな病原菌やウイルスが含まれている可能性があります。

特に注意が必要なのが「クリプトコッカス症」で、これは糞に含まれる真菌が乾燥して空気中に舞い、それを吸い込むことで感染します。

咳、痰、発熱、胸痛などの肺炎症状を引き起こし、重症化すると嘔吐や意識障害、けいれんに至ることもあります。

また、「ハンタウイルス」や「レプトスピラ菌」といった病原体が糞尿に含まれている可能性も指摘されています。

日本国内ではコウモリから人への重大な感染症の報告は少ないものの、リスクがゼロではありません。

糞尿を見つけた場合は素手で触らず、マスクと手袋を着用して慎重に処理する必要があります。

コウモリの糞には病原菌が含まれる可能性があり、素手での接触は避けてください。

ダニやノミなど寄生虫による二次被害

コウモリはダニ、ノミ、シラミなどの寄生虫を宿しています。

これらの寄生虫がコウモリから離れ、人間やペットに寄生する危険性があります。

特にマダニの仲間は感染症を媒介することが知られており、刺されると健康被害につながる可能性があります。

コウモリが住み着いた場所の周辺では、ダニやノミが繁殖しやすくなるため注意が必要です。

糞尿がダニやカビの繁殖を促進する働きもあり、アレルギーや喘息を悪化させるケースも報告されています。

コウモリを追い出した後も、糞尿の清掃と消毒を徹底しないと二次被害が続く可能性があります。

コウモリを追い出した後は、糞尿の清掃と消毒を徹底して二次被害を防ぎましょう。

夜間の羽音や鳴き声による睡眠障害

コウモリは夜行性であるため、人間が眠る時間帯に活発に動き回ります

屋根裏や壁の中をバサバサと飛び回る羽音や、「キィキィ」「チチチチ」という鳴き声が夜中に響くことがあります。

これらの音は意外と大きく、毎晩続くと深刻な睡眠障害につながるケースも少なくありません。

「コウモリの活動音で眠れない」「精神的に参ってしまった」という相談は、害獣駆除業者に多く寄せられています。

睡眠不足は判断力や集中力の低下を招き、生活習慣病のリスクも高めてしまいます。

夜中に天井裏から物音がする場合は、コウモリが住み着いている可能性を疑ってみてください。

夜間の羽音や鳴き声による睡眠障害は、精神的・体力的な健康被害につながります。

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コウモリを発見したときに絶対やってはいけないこと

コウモリを見つけると、すぐに自分で対処しようと考える方もいるかもしれません。

しかし、コウモリへの対応には法律的な制約や健康上のリスクがあり、間違った対処は大きな問題を招きます。

ここでは、コウモリを発見したときに絶対にやってはいけないことを解説します。

素手で触れると感染症にかかる危険がある

コウモリを見つけても、絶対に素手で触ってはいけません

コウモリは病原菌やウイルス、寄生虫を保有している可能性があり、直接触れることで感染するリスクがあります。

また、怯えたコウモリは自己防衛のために噛みつくことがあり、傷口から感染症にかかる危険もあります。

世界的には狂犬病ウイルスを持つコウモリも存在しており、日本のコウモリについても正確な感染リスクは分かっていません。

万が一コウモリに噛まれた場合は、すぐに傷口を流水で洗い、医療機関を受診してください。

コウモリを触る必要がある場合は、必ず厚手の手袋を着用し、皮膚が露出しないよう注意しましょう。

コウモリには絶対に素手で触らないでください。噛まれた場合は速やかに医療機関を受診しましょう。

捕獲や殺傷は鳥獣保護法違反になる

日本のコウモリは「鳥獣保護管理法」によって保護されている野生動物です。

許可なくコウモリを捕獲したり殺傷したりすると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

「自分の家に住み着いたのだから」という理由は、法律違反の免責にはなりません。

コウモリを合法的に駆除するには、お住まいの市区町村や都道府県の環境担当窓口に連絡し、「捕獲許可」を申請する必要があります。

ただし、忌避剤や超音波装置を使ってコウモリを追い出すだけであれば、許可は必要ありません。

傷つけずに追い払う方法であれば、個人でも対策を行うことができます。

コウモリは鳥獣保護法で守られており、無許可での捕獲・殺傷は法律違反となります。

殺虫剤や殺鼠剤はコウモリには効果がない

コウモリは昆虫でもネズミでもないため、殺虫剤や殺鼠剤を使っても効果はありません

そもそも殺傷行為自体が鳥獣保護法違反となるため、これらの薬剤をコウモリ駆除に使用することは推奨されません。

市販のゴキブリ用スプレーやネズミ用の毒餌では、コウモリを追い出すことも駆除することもできないのです。

コウモリ対策に効果があるのは、ハッカやトウガラシ成分を含む忌避剤、燻煙剤、超音波装置などです。

これらはコウモリが嫌う刺激を与えて追い払うものであり、殺傷を目的としていません。

間違った方法で対処しようとすると、時間と費用を無駄にするだけでなく、法律違反のリスクも負うことになります。

コウモリにはハッカやトウガラシ成分の忌避剤が有効で、殺虫剤・殺鼠剤は効果がありません。

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コウモリ被害を確実に解決する方法

コウモリ被害を確実に解決するには、追い出し・清掃・侵入防止の3つを徹底して行う必要があります。

一つでも不十分だと、コウモリは何度でも戻ってきてしまいます。

自分でできる対策と、専門業者に依頼すべき理由について解説します。

自分でできる対策と限界を知っておく

コウモリ対策として個人でできることは、忌避剤や燻煙剤を使った追い出しが中心となります。

ハッカやトウガラシの匂いを嫌うコウモリに対して、忌避剤や忌避スプレーを使用する方法が一般的です。

屋根裏など広い空間には燻煙剤が有効で、煙が隅々まで広がってコウモリを追い出すことができます。

また、強い光を嫌う性質を利用してLEDライトを設置したり、超音波発生器を使用したりする方法もあります。

しかし、これらの方法だけではコウモリ被害を根本的に解決することは困難です。

帰巣本能が強いコウモリは侵入経路を塞がない限り何度も戻ってきますし、1.5センチ程度の隙間を家中からすべて見つけて塞ぐのは素人には難しい作業だからです。

自分でできる対策には限界があり、侵入経路の完全封鎖は専門知識が必要です。

専門業者に依頼するメリットと選び方のポイント

コウモリ被害を確実に解決するなら、専門の害獣駆除業者に依頼するのが最も安心で効果的です。

専門業者に依頼する主なメリットは以下の通りです。

  • 安全性:高所での作業や感染リスクのある環境でも安全に対応できる
  • 確実性:豊富な経験と専門知識で侵入経路を徹底的に特定・封鎖できる
  • 法的安心:必要な許可申請を代行してくれるため法律違反の心配がない
  • アフターサポート:再発時の対応や定期点検など継続的なサポートを受けられる

業者を選ぶ際は、見積もり時にアフターサポートの有無と詳細な内容を必ず確認しましょう。

コウモリ被害は再発しやすいため、保証期間や再発時の対応について明確に説明してくれる業者を選ぶことが大切です。

業者を選ぶ際は、保証期間やアフターサポートの内容を必ず確認しましょう。

コウモリ

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法律に沿った方法で

鳥獣保護法に則った適切な追い出しと侵入口封鎖が必要です。まずは無料相談でご状況をお聞かせください。

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コウモリに関するよくある質問(FAQ)

コウモリについて、多くの方が疑問に思うポイントをまとめました。

コウモリの生態や対処法について、正しい知識を身につけておきましょう。

  1. Q1:コウモリは何を食べるの?

    日本に生息するコウモリの大半は昆虫を主食としています。
    特に家に住み着くアブラコウモリは、カ、ユスリカ、ガ、ハエ、ヨコバイ、カメムシなどの小型昆虫を好んで食べます。
    一晩に300〜500匹もの昆虫を捕食するため、害虫駆除に貢献する益獣としての側面も持っています。
    一方、沖縄県や小笠原諸島に生息するオオコウモリの仲間は、果物や花の蜜を食べる植物食です。
    世界には血を吸う吸血コウモリも存在しますが、日本には1種類もいないので安心してください。
    なお、コウモリは野生動物なので、エサを与えて餌付けしようとするのは避けましょう。

  2. Q2:コウモリの鳴き声はどんな音?

    コウモリの鳴き声は「キィキィ」「チチチチ」「キュルキュル」といった高い音です。
    夏の虫の鳴き声に似ていることもあり、コウモリの鳴き声だと気づかない場合もあります。
    普段は超音波を使ってコミュニケーションを取っているため人間には聞こえませんが、仲間を呼ぶときや警戒しているときには可聴域の声を出すことがあります。
    1匹だけではそれほど大きな音ではありませんが、群れでいる場合はそれなりの騒音になります。
    特に夜の静かな時間帯に鳴かれると、かなり耳障りに感じるはずです。
    夜中に天井裏から「チチチチ」という音が聞こえたら、コウモリが住み着いている可能性を疑ってみてください。

  3. Q3:コウモリはどこに生息している?

    コウモリは種類によって生息場所が大きく異なります
    多くのコウモリは洞窟や廃坑、森林の樹洞など、人目につきにくい場所をねぐらとしています。
    しかし、アブラコウモリだけは例外で、人家の屋根裏、換気口、雨戸の戸袋、軒下、瓦の下などを住み家にします。
    都市部のビルの隙間やエアコン室外機の裏、橋の下なども、アブラコウモリのねぐらになることがあります。
    温度が安定していて、暗くて狭い場所を好む傾向があり、建物の断熱材の中に入り込むこともあります。
    家の周りでコウモリを見かけた場合は、どこかに住み着いていないか確認することをおすすめします。

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まとめ

日本には34種類以上のコウモリが生息していますが、家屋に侵入して被害をもたらすのはほぼ「アブラコウモリ」の1種類です。

アブラコウモリは体長わずか4〜6センチで、1.5センチ程度の隙間からでも侵入してきます。

一晩に300〜500匹もの昆虫を食べるため、糞尿の量も多く、放置すると悪臭や建物の劣化、健康被害につながります。

コウモリを発見しても、素手で触ったり殺傷したりするのは厳禁です。

鳥獣保護法で保護されているため、無許可での捕獲は法律違反となります。

忌避剤や燻煙剤で追い出すことは個人でも可能ですが、帰巣本能が強いコウモリを完全に追い払うには侵入経路の徹底的な封鎖が不可欠です。

コウモリ被害を確実に解決するなら、専門の害獣駆除業者に相談することをおすすめします。

コウモリ
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鳥獣保護法を遵守した適切な追い出しと侵入口封鎖をご提供します

コウモリは鳥獣保護管理法により保護されており、無許可での捕獲や殺傷は禁止されています。そのため、適切な追い出し方法と侵入口の封鎖が必要です。軒下や屋根裏に溜まった糞は悪臭を放ち、建材を腐食させるだけでなく、真菌や細菌による健康被害のリスクもあります。また、羽音や鳴き声による騒音で安眠が妨げられるケースも少なくありません。「おうちのミカタ」では、法律を遵守しながら効果的にコウモリを追い出し、二度と侵入できないよう侵入口を完全に封鎖します。

おうちのミカタのコウモリ対策

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侵入口の特定と封鎖
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コウモリの種類や状況に応じた最適な対策をご提案します。

ABOUT ME
花輪 光(ハナワ アキラ)

株式会社花光 代表取締役

専門分野

害獣駆除・害獣対策工事

保有資格
  • わな猟狩猟免状(第05014号)
  • しろあり防除施工士(第744号・第745号)

など

プロフィール

2020年に株式会社花光を設立し、関東・関西・東海・九州エリアで24時間365日体制の害獣駆除サービスを展開。「お客様の不安を安心に変える仕事」をモットーに、専門的な知識と技術に基づいた確実な駆除・対策を実施している。

メディア実績
  • フジテレビ Live News イット!
  • テレビ朝日 スーパーJチャンネル