家の屋根裏から足音がする、庭先で見慣れない動物を見かけた——そんな経験はありませんか。
アライグマは見た目のかわいさとは裏腹に、住宅への侵入や農作物被害を引き起こす害獣として問題になっています。
この記事では、アライグマの寿命や繁殖期、生態の特徴について詳しく解説し、被害を防ぐために知っておきたい知識をお伝えします。
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アライグマの寿命はどれくらい?
アライグマの寿命は、暮らしている環境によって大きく変わります。
外来種として日本に定着した経緯があるアライグマは、野生と飼育下で寿命にはっきりとした差が生まれる動物です。
ここでは、環境ごとに異なるアライグマの寿命を具体的なデータとともに見ていきましょう。
野生だと平均2〜3年
野生のアライグマの平均寿命は、わずか2〜3年程度といわれています。
冬場の食料不足や病気、寄生虫、さらには交通事故といった要因が重なり、多くの個体が若いうちに命を落としてしまうためです。
ただし、食料が豊富で捕食者の少ない地域では5年程度まで生きる個体も確認されています。
国立環境研究所の侵入生物データベースでも、野外での寿命は5年程度と記録されており、環境しだいで寿命が延びる点がうかがえます。
野生のアライグマは平均2〜3年しか生きられませんが、条件のよい地域では5年程度まで生存する可能性があります。
参考:国立環境研究所「侵入生物データベース アライグマ」
飼育下だと平均10〜20年
動物園や研究施設などの管理された環境では、アライグマの寿命は10〜20年にまで延びます。
野生の2〜3年と比べると、5倍から10倍もの開きがあります。
安定した食事や病気の早期治療、天敵のいない安全な環境が整っているため、本来の生命力を十分に発揮できるのです。
環境省の資料によれば、飼育個体では22.5年という長寿記録も残されています。
飼育下のアライグマは最長22.5年生きた記録があり、環境条件が寿命に大きく影響する動物です。
参考:環境省「行政担当者のためのアライグマ防除体制構築の手引き」
最も長生きした記録
環境省の資料では、野外での最長寿命は13〜16年、飼育下では22.5年と記録されています。
海外のデータを見ると、アメリカのZoo Idahoでは野生で最大16年、飼育下で最大21年という報告があります。
飼育環境の質や個体差によって幅はあるものの、適切な管理のもとでは20年以上生きる可能性があるといえます。
こうした記録は、アライグマが本来持つ生命力の高さを示しています。
野生では最長13〜16年、飼育下では最長22.5年の記録があり、環境条件しだいで寿命は大きく変わります。
参考:環境省「アライグマ防除の手引き(計画的な防除の進め方)」
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なぜ野生のアライグマは寿命が短いのか
飼育下と比べて、野生のアライグマの寿命が大幅に短くなるのは、一つの原因ではなく複数の要因が重なり合っているためです。
ここでは、野生のアライグマの寿命を縮める主な原因を具体的に解説します。
エサが安定して手に入らない
野生のアライグマにとって、安定した食料の確保は常に大きな問題です。
雑食性でさまざまな食べ物を口にするものの、季節によって手に入る食料の種類や量は大きく変わります。
特に春先や冬場は昆虫や果実が少なくなるため、十分なカロリーを取れないまま体力を消耗してしまいがちです。
若い個体や高齢の個体は栄養不足の影響を受けやすく、免疫力の低下から病気にかかりやすくなります。
こうした食料事情の不安定さが、野生アライグマの平均寿命を押し下げる主な要因の一つです。
季節による食料の変動が大きく、特に冬場や春先の栄養不足がアライグマの寿命を短くしています。
病気やケガで死んでしまうことが多い
野生のアライグマは、さまざまな感染症や寄生虫のリスクにさらされています。
野生環境では適切な治療を受けられないため、病気が重症化して命を落とすケースが少なくありません。
縄張り争いや交尾をめぐるケンカでケガを負い、傷口から細菌が入って感染症を起こす場合もあります。
都市部では交通事故による死亡も深刻な問題です。
こうした病気やケガによる死亡率の高さが、野生アライグマの寿命を大きく縮めています。
野生のアライグマは病気やケガの治療を受けられないため、若くして命を落とすケースが多く見られます。
寒さや天候の影響を受けやすい
気温の変化や天候不順は、野生アライグマの生存に直接的な影響を与えます。
厳しい冬には体温を保つために多くのエネルギーが必要ですが、食料が不足する時期と重なるため体力を消耗しやすくなります。
アライグマは冬眠こそしないものの、寒い時期には「休眠」状態に入って活動量が落ち、そのまま衰弱してしまう個体もいます。
長雨や台風で巣が浸水したり、エサ場に行けなくなったりする影響も見逃せません。
気候条件の厳しさが重なることで、野生アライグマの寿命は大きく縮まるのです。
アライグマは冬眠しないため、冬場でも活動しますが、寒さと食料不足が重なると衰弱しやすくなります。
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アライグマはどんな動物?
アライグマの生態を知ることは、被害対策を考えるうえで欠かせません。
かわいらしい見た目から親しみを感じる方もいるかもしれませんが、高い身体能力と適応力を持つ外来種であり、人間の生活に深刻な影響を及ぼすおそれがあります。
ここでは、アライグマの身体的な特徴や行動パターンを詳しく見ていきましょう。
見た目の特徴としっぽの模様
アライグマのいちばん分かりやすい特徴は、ふさふさとした長い尾にある黒い縞模様です。
体長は頭から胴体まで約41〜60cm、尾の長さは20〜41cmほどで、体重は2〜10kg以上と個体差があります。
体の色は灰白色や赤褐色が多く、顔には黒いマスクのような模様が入っています。
耳は丸く小さめで、全体的にずんぐりとした体型をしています。
こうした外見的特徴を覚えておけば、他の野生動物と見間違えずにアライグマを見分けられます。
しっぽの黒い縞模様と顔の黒いマスク模様が、アライグマを見分ける最大のポイントです。
手先が器用で力も強い
アライグマの大きな特徴の一つが、人間のように長く発達した5本指の前足です。
果実や魚をつかんで食べるだけでなく、ドアノブを回したり容器のフタを開けたりと、複雑な動作もこなせます。
実際に、スイカやメロンに直径5cmほどの穴を開けて中身だけをくり抜く被害が報告されています。
力も強く、網戸を破ったり屋根瓦をずらしたりして住宅に侵入するケースもあります。
こうした器用さと力強さの組み合わせが、アライグマの被害を深刻にしている大きな要因です。
アライグマは5本指の器用な手でドアノブを回したり容器を開けたりできるため、通常の害獣対策では防げない場合があります。
何でも食べる雑食性
アライグマは雑食性の動物で、野菜、果実、魚、昆虫、小動物など非常に幅広い食べ物を口にします。
特にトウモロコシやスイカ、メロンなど甘みの強い作物を好み、ちょうど熟した状態のものを選んで食べてしまうため、農家にとっては大きな被害となります。
季節ごとに栄養価の高い食べ物を選ぶ習性もあり、春にはカエルや昆虫、秋には果実や種子を中心に食べます。
こうした柔軟な食性が、さまざまな環境に適応できる理由になっています。
アライグマは雑食性で季節に合わせた食べ物を選ぶため、農作物の収穫時期は特に被害が出やすくなります。
基本は夜に活動する
アライグマは夜行性の動物で、日が暮れてから活動を始め、夜間にエサを探し回ります。
昼間は木の洞や屋根裏などに潜んで休んでおり、複数の寝場所を使い分ける習性があります。
ただし、天敵の有無や人間活動の影響で昼間に動くケースもあるため、完全な夜行性とはいえません。
冬場は「休眠」状態に入り、活動量が落ちて1日の睡眠時間が長くなります。
この夜行性の習性から、住宅に侵入された場合は夜間の騒音被害が発生しやすくなります。
夜行性のアライグマが屋根裏に住み着くと、夜間に歩き回る足音や鳴き声で睡眠を妨げられるおそれがあります。
どんな鳴き声を出すのか
アライグマは普段あまり鳴かない動物ですが、状況に応じていくつかの鳴き声を使い分けます。
ふだんは「クルルル」「クックックッ」といった柔らかい声を出し、特に子どもが親を呼ぶときにこのような声が聞こえます。
一方で、威嚇するときには「シャーッシャーッ」と鋭い声を出しながら歯をむき出しにします。
屋根裏から「クルルル」という声が聞こえたら、アライグマが子育てしている可能性があるため、早めの対処を検討してください。
屋根裏から「クルルル」という鳴き声が聞こえる場合、アライグマが子育てをしているサインかもしれません。
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アライグマの繁殖期は?
アライグマの繁殖サイクルを理解すれば、被害対策のタイミングを見極めやすくなります。
繁殖期には個体数が一気に増えるだけでなく、行動も攻撃的になるため、対策の難しさが増します。
ここでは、アライグマの繁殖期や出産について詳しくお伝えします。
繁殖期は1月から3月ごろ
アライグマの繁殖期は、一般的に1月から3月にかけての冬から春先です。
この時期に交尾が行われ、約2か月の妊娠期間を経て4月から5月ごろに出産を迎えます。
寒冷地域では交尾の時期がずれ込み、温暖な地域では繁殖期が早まる傾向があります。
春先の繁殖に失敗した場合は、夏から秋に再び発情期を迎え、年に複数回の繁殖機会を持つケースもあります。
繁殖に失敗しても再度発情期を迎えるため、アライグマには年に複数回の繁殖チャンスがあります。
1回で3〜5頭産む
アライグマは1回の出産で平均3〜5頭、多い場合は8頭もの子どもを産みます。
さらに注目すべきは、1歳未満の子どもの死亡率が50%未満と比較的低い点です。
つまり、生まれた子どもの半数以上が大人まで成長する可能性があり、個体数の急速な増加につながっています。
加えて、1歳のアライグマの妊娠率は70%以上、2歳を超えた個体では90%以上と極めて高く、この高い繁殖力が個体数の増加を加速させる大きな要因です。
1回の出産で平均3〜5頭を産み、1歳から繁殖できるため、対策を怠ると短期間で個体数が急増します。
生まれて1歳になると子供が産めるようになる
アライグマは成長が早く、生まれてから約10か月で性成熟し、1歳ごろから繁殖能力を持ちます。
メスは満1歳から出産が可能になり、年に1回の繁殖期に交尾を行います。
オスは複数のメスと交尾できるため、効率よく遺伝子を広げられます。
環境省のシミュレーションでは、100頭を放置した場合、6年後には約500頭、10年後には約5,000頭にまで増える可能性が示されています。
こうした驚異的な繁殖力の高さが、早期対策の必要性を裏付けています。
100頭のアライグマを放置すると、10年後には約5,000頭にまで増加するとされており、早期対策が欠かせません。
子育て中は特に凶暴になる
繁殖期から子育て期にかけて、特にメスのアライグマは非常に攻撃的な性格になります。
子どもを守ろうとする母性本能から警戒心が強まり、人間や他の動物が近づくと激しく威嚇してきます。
オスも繁殖期には縄張り意識が強くなるため、夜間に激しい鳴き声や物音が聞こえるケースが増えます。
屋根裏に巣を作られている場合、不用意に近づくと噛みつかれたり引っかかれたりする危険があるため、必ず専門業者や自治体に相談してください。
子育て中のアライグマは非常に凶暴です。見つけても近づかず、すぐに専門家へ相談してください。
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日本でアライグマが増えたのはなぜ?
もともとアライグマは日本在来の動物ではありません。
なぜ外来種のアライグマがここまで増えてしまったのか、その経緯と原因を解説します。
ペットとして輸入されたのが始まり
日本にアライグマが入ってきたきっかけは、1970年代初頭にペットや動物園展示の目的で輸入されたことです。
当時、テレビアニメ「あらいぐまラスカル」が大ヒットし、かわいらしい見た目に憧れた人々がこぞってアライグマを飼い始めました。
こうして海外から大量のアライグマが輸入され、一般家庭でも飼育されるようになったのです。
しかし幼いうちはおとなしくても、成長するにつれて本来の野生的な性格が現れ、多くの飼い主が手に負えなくなっていきました。
1970年代のアニメ人気がきっかけとなり、大量のアライグマがペットとして日本に輸入されました。
飼いきれなくなって捨てられた
幼いころは人懐っこかったアライグマも、成長すると力が強く凶暴な性格を見せるようになります。
室内を荒らしたり、家具を壊したり、飼い主に噛みついたりするため、飼育を断念する人が続出しました。
その結果、野山や公園に捨てられたり、飼育施設から逃げ出したりした個体が各地で野生化していったのです。
人間の身勝手な行動が、現在のアライグマ被害の原点となっています。
飼育放棄や脱走によって野生化したアライグマが繁殖を繰り返し、現在の深刻な被害につながっています。
今はペットとして飼えない
現在、アライグマは「特定外来生物」に指定されており、ペットとしての飼育は法律で禁止されています。
2005年に施行された外来生物法により、アライグマの飼育・保管・運搬・販売・輸入はすべて原則禁止になりました。
違反した場合は、個人で3年以下の懲役または300万円以下の罰金、法人には1億円以下の罰金が科される可能性があります。
こうした厳格な法規制が設けられた背景には、アライグマによる深刻な被害の実態があります。
アライグマは特定外来生物に指定されており、飼育は法律で禁止されています。違反すると厳しい罰則があります。
日本には天敵がいない
アライグマが日本で急速に増えた大きな理由の一つが、天敵となる動物がほぼいないことです。
原産地の北米にはコヨーテやピューマなど大型の肉食動物がいて、アライグマの数を自然に抑えています。
しかし日本にはそうした捕食者がほとんどおらず、かつて生息していたニホンオオカミもすでに絶滅しています。
天敵のいない環境はアライグマにとって理想的な繁殖条件となり、個体数の爆発的な増加を招いています。
日本にはアライグマの天敵となる大型肉食動物がいないため、個体数が自然に抑制されにくい環境です。
繁殖力が強くてどんどん増える
前述のとおり、アライグマは極めて高い繁殖力を持っています。
1回の出産で平均3〜5頭を産み、1歳から繁殖でき、2歳以降の妊娠率はほぼ100%です。
さらに、日本の温暖な気候と豊富な食料が生存率を押し上げるため、一度定着すると個体数は加速度的に増えていきます。
実際、全国各地でアライグマの目撃情報や被害報告は年々増加しており、早急な対策が求められています。
天敵が少なく食料も豊富な日本の環境はアライグマの繁殖に最適で、放置すると爆発的に増加します。
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アライグマに住み着かれるとどんな被害が出るのか
アライグマが住宅や周辺に住み着くと、さまざまな形で深刻な被害が発生します。
放置すれば被害は広がる一方なので、具体的にどのような問題が起きるのかを知っておくことが大切です。
夜中の足音や鳴き声がうるさい
夜行性のアライグマが屋根裏に住み着くと、夜間に歩き回る足音が天井から響きます。
繁殖期や子育て期には複数の個体が同時に動き回るため、騒音はさらにひどくなります。
オス同士の縄張り争いによる鳴き声や物音が深夜に聞こえるケースもあります。
こうした慢性的な騒音被害は、住人の生活の質を大きく下げ、不眠やストレスの原因になりかねません。
屋根裏に住み着かれると夜間の足音や鳴き声が毎晩続き、睡眠障害を引き起こすおそれがあります。
糞尿で天井が腐ってしまう
アライグマには同じ場所に繰り返し排泄する「ため糞」の習性があります。
屋根裏に大量の糞尿がたまると、尿酸やアンモニアが木材を腐食させ、最悪の場合は天井が抜け落ちる危険性もあります。
室内にまで悪臭が漏れ出すだけでなく、糞にはさまざまな病原体が含まれている可能性があり、人間の健康にも深刻な影響を及ぼします。
アライグマの糞尿には病原体や寄生虫が含まれている可能性があり、天井の腐食だけでなく健康被害のリスクも高まります。
断熱材や壁が破壊される
アライグマは巣作りのために、屋根裏の断熱材を引きちぎって利用します。
グラスウールなどの断熱材が剥がされると住宅の断熱性能が落ち、光熱費の増加につながります。
配線をかじる習性もあり、電気配線が傷つくと漏電や火災のリスクが生じます。
壁や柱に爪跡を残したり穴を開けたりする被害も起きるため、建物の構造的な強度が低下するおそれがあります。
断熱材の破壊による光熱費の増加だけでなく、配線の損傷による火災リスクにも注意が必要です。
病気や寄生虫がうつる危険がある
野生のアライグマは、さまざまな病原体や寄生虫を体内に持っています。
特に危険なのがアライグマ回虫症と狂犬病です。
アライグマ回虫症は、糞に含まれる回虫の卵が口から入ることで感染し、幼虫が脳や眼に達すると重い神経障害や失明を起こす可能性があります。
狂犬病は感染した個体に噛まれることでうつり、発症するとほぼ100%命を落とす恐ろしい病気です。
ほかにもレプトスピラ症やサルモネラ症など、多くの感染症のリスクがあります。
アライグマ回虫症や狂犬病など命に関わる感染症のリスクがあるため、アライグマやその糞には絶対に触れないでください。
農作物や家庭菜園が荒らされる
雑食性のアライグマは、農作物や家庭菜園にも大きな被害をもたらします。
トウモロコシやスイカなど甘みの強い作物を好み、ちょうど食べごろになったタイミングを狙って食い荒らしてしまいます。
農林水産省の発表によれば、令和5年度のアライグマによる農作物被害額は全国で4億8,800万円に達しました。
器用な手でビニールハウスを破ったりフェンスを乗り越えたりできるため、通常の防護対策では防ぎきれないケースも目立ちます。
令和5年度のアライグマによる農作物被害額は全国で約4億8,800万円にのぼり、深刻な経済的損失となっています。
ペットが襲われることもある
アライグマは縄張り意識が強く、自分のテリトリーに入ってきた動物を攻撃する場合があります。
特に小型犬や猫はアライグマの攻撃対象となりやすく、ケガを負わされたり命を落としたりする事例が報告されています。
池で飼っている魚や鶏なども餌食になる可能性があり、食料が不足する時期には被害が増加する傾向です。
こうしたペットへの被害を防ぐためにも、早めの対策が欠かせません。
小型犬や猫がアライグマに襲われる事例があります。ペットを外で飼っている場合は特に注意してください。
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アライグマを見かけたらどうすればいい?
自宅周辺でアライグマを見かけたら、適切な対応が被害拡大を防ぐカギになります。
放置すると個体数が増えて状況は悪化しますが、誤った対処は危険をともないます。
ここでは、アライグマを見つけた際に取るべき対策を紹介します。
エサになりそうなものを外に置かない
アライグマを寄せ付けないための第一歩は、エサとなるものを徹底的に片付けることです。
生ゴミはフタ付きの容器に入れて屋内で保管し、ゴミ出しは収集日の朝にしましょう。
ペットフードの食べ残しは必ず片付け、庭に落ちた果実や野菜くずもこまめに回収してください。
アライグマは嗅覚が発達しているため、においを発するものを外に放置しないことが大切です。
生ゴミは密閉容器で保管し、ペットフードの食べ残しや落ち果実もこまめに片付けましょう。
家の隙間がないか確認する
アライグマはわずかな隙間からでも侵入できます。
屋根と壁の接合部、換気口、床下の通気口、破損した雨どい周辺など、侵入経路になりそうな場所を入念にチェックしましょう。
見つけた隙間は金網やパンチングメタルなどの丈夫な素材で塞ぎ、アライグマが壊せないように補強してください。
庭木の枝が屋根にかかっている場合は、そこから侵入する可能性があるため、定期的に剪定することも有効です。
老朽化した箇所は早めに修繕し、アライグマが入り込みにくい環境を整えましょう。
- 屋根と壁の接合部に隙間はないか
- 換気口や通気口にカバーはついているか
- 雨どいや破損箇所はないか
- 庭木の枝が屋根にかかっていないか
子供が生まれる前に対策する
アライグマ対策のベストなタイミングは、繁殖期の前や子どもが生まれる前です。
春先から初夏(3月〜6月)は自然界にエサが少なく、撒き餌でおびき寄せやすいため捕獲の成功率が上がります。
すでに侵入されていても、出産前なら個体数が少なく、対応の難度も比較的低くなります。
子どもが生まれると、母親が凶暴になるだけでなく、子どもがバラバラに逃げて捕獲が難しくなります。
早期発見・早期対処が被害を最小限に抑える最善策です。
子どもが生まれてからでは対策が格段に難しくなるため、繁殖期前の対処が理想的です。
自分で捕まえようとしない
アライグマを見つけても、絶対に自力での捕獲を試みないでください。
見た目に反して非常に凶暴で、鋭い爪と牙を持っているため、噛みつかれたり引っかかれたりする危険があります。
狂犬病やアライグマ回虫症といった感染症のリスクもあり、傷口から感染すると命に関わるケースもあります。
さらに、アライグマは鳥獣保護管理法で保護されており、無許可での捕獲は1年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象です。
アライグマの捕獲には行政の許可が必要です。無許可で捕まえると法律違反となり、罰則を受ける可能性があります。
自治体や専門業者に相談する
アライグマの被害に遭ったら、まずは地域の自治体や専門の駆除業者に相談するのが最も安全で確実な方法です。
多くの自治体ではアライグマ対策の相談窓口を設けており、捕獲許可の手続きや捕獲器の貸し出しなどを行っています。
専門業者なら、法律に沿った方法で捕獲・駆除を行い、侵入口の封鎖から清掃・消毒まで一貫して対応してもらえます。
早めに相談すれば、被害の拡大を防ぎ、安全かつ確実に問題を解決できます。
自治体の相談窓口や専門業者に早めに連絡すれば、適切な方法で安全に対処してもらえます。
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アライグマの生態に関するよくある質問(FAQ)
アライグマの生態や対策について、よくある質問とその回答をまとめました。
正しい知識を持っておけば、いざというときに適切な判断ができます。
Q1:アライグマは冬眠するの?
アライグマは冬眠はしませんが、「休眠」という状態に入ります。
冬眠する動物は体温を大幅に下げて数か月眠り続けますが、アライグマの場合は体温を少し下げて活動量を減らす程度です。
気温が上がったりエサを見つけたりすれば、すぐに活動を再開します。
冬場でもアライグマは動いているため、一年を通じて対策が必要です。
Q2:アライグマは人に懐くの?
幼いアライグマは比較的人懐っこく、人間のもとで育てられた個体は懐くこともあります。
しかし成長するにつれて野生の本能が強くなり、突然攻撃的になるケースが少なくありません。
野生のアライグマは人間に対して強い警戒心を持っており、近づけば威嚇や攻撃をしてきます。
野生のアライグマには決して近づかず、距離を保つようにしてください。
Q3:アライグマは猫を襲うの?
アライグマは雑食性で小動物も捕食するため、猫を襲うケースがあります。
特に食料が不足する時期や、縄張りを守ろうとする際には攻撃する可能性が高まります。
子猫や小型の猫は特に狙われやすく、成猫でもアライグマの力と鋭い爪には太刀打ちしにくいのが現実です。
ペットの猫を飼っている場合は、夜間の外出を避けさせるなど対策を取りましょう。
Q4:野生で10年以上生きることはあるの?
野生のアライグマが10年以上生きるのは非常に稀なケースです。
環境省のデータでは野外での最長寿命は13〜16年という記録がありますが、食料が豊富で天敵が少なく、病気やケガを避けられた個体に限られます。
日本のように天敵がほぼいない環境では、条件しだいで長生きする個体もいると考えられます。
ただし平均的には2〜3年、長くても5年程度が目安であり、10年以上生存する個体はごく一部です。
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まとめ
アライグマの寿命は、野生では平均2〜3年と短いものの、飼育下では10〜20年にまで延びることが分かりました。
日本では天敵がおらず食料も豊富なため、繁殖力の高いアライグマは急速に数を増やしており、住宅への侵入や農作物被害、健康被害など深刻な問題を引き起こしています。
繁殖期には攻撃性が高まって対処が難しくなるため、見かけたら早めに対策を取ることが大切です。
エサになるものを外に置かない、侵入口を塞ぐといった予防策を実施し、すでに被害が出ている場合は自力での対処を避け、必ず自治体や専門業者に相談してください。
アライグマは体重5~7kgと大型で力が強く、屋根裏に侵入すると建物への被害が深刻になります。断熱材の破壊、配線の損傷、天井板の破損など物理的被害に加え、溜め糞による悪臭と建材腐食も問題です。特に注意すべきはアライグマ回虫などの寄生虫リスクで、糞に含まれる虫卵が人体に入ると重篤な症状を引き起こす恐れがあります。「おうちのミカタ」では、外来生物法に基づく適切な駆除と、自治体との連携による捕獲許可取得、そして徹底した清掃消毒で、アライグマ被害を根本から解決します。
おうちのミカタのアライグマ駆除
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破損箇所の修繕工事
まずは調査にてご状況を確認させてください。