ネズミに噛まれたら?応急処置や感染症リスクのある病原菌について解説

ネズミ

2025.11.28

ネズミに噛まれると、さまざまな感染症にかかる危険性があります。

ネズミは不衛生な場所を行き来しており、口の中には多くの病原菌が潜んでいるからです。

この記事では、ネズミに噛まれたときの正しい応急処置から、注意すべき感染症、病院の受診方法まで詳しく解説します。

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ネズミに噛まれたら絶対にやってはいけないこと・すぐにやるべきこと

ネズミに噛まれたときは、冷静な対応がとても大切です。

間違った行動をすると感染症のリスクが高まってしまうため、正しい対処法を知っておきましょう。

やってはいけないNG行動

傷口を口で吸ったり舐めたりするのは絶対に避けてください

口の中の細菌が傷口に入り込み、感染リスクを高めてしまいます。

素手で傷口を触る行為も危険です。

「小さな傷だから大丈夫」と放置するのも良くありません。

ネズミの口には目に見えない病原菌がたくさん存在しているため、傷の大きさに関係なく感染する可能性があります。

消毒用アルコールを傷口に直接かけると、皮膚を傷めて治りが遅くなることがあります。

噛まれた瞬間にすべき緊急対応

まずは深呼吸をして落ち着くことが大切です。

パニック状態では正しい判断ができません。

落ち着いたら、すぐに流水で傷口を洗い流してください。

5分以上かけてしっかり洗うことで、ネズミの唾液や細菌を洗い流せます。

このとき、傷口を強く押さえず、自然に血を流しながら洗うのがコツです。

  • 噛まれた日時と場所をメモしておく
  • ネズミの特徴を覚えておく
  • 清潔なタオルで水分を拭き取る

パニックにならないための心構え

冷静な対処が最良の治療への第一歩となります。

ネズミに噛まれたからといって、必ず感染症になるわけではありません。

現代の医療技術があれば、ほとんどの感染症は適切な治療で治せます。

大切なのは、症状が出る前に病院を受診して予防的な治療を受けることです。

正しい知識を持っていれば、過度に不安になる必要はないでしょう。

早めに医療機関を受診すれば、感染症の発症リスクを大きく下げられます。

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ネズミに噛まれたときの正しい応急処置手順

応急処置は感染症を防ぐための大切な対応です。

次の3つのステップを順番に行うことで、病院に行くまでの時間を安全に過ごせます。

STEP1:流水と石鹸での傷口洗浄

傷口洗浄の目的は、ネズミの唾液や細菌を物理的に洗い流すことです。

清潔な流水を傷口に当て、最低5分間は洗い続けてください。

水圧は痛みを感じない程度に調整しましょう。

次に石鹸を泡立て、傷口の周りの皮膚をやさしく洗います。

洗い終わったら、もう一度流水で石鹸をしっかり流し、清潔なタオルで水分を拭き取ります。

傷口の中に石鹸が入り込まないよう注意してください。

STEP2:適切な消毒処理

洗浄が終わったら、消毒液で殺菌処理を行います。

イソジンやマキロンなどの市販消毒液を清潔なガーゼに含ませ、傷口の周りを丁寧に消毒してください。

消毒液を直接傷口に注ぐのではなく、ガーゼを使って塗るようにしましょう。

消毒の範囲は傷口から半径2〜3センチ程度が目安です。

中心から外側に向かって円を描くように拭き取ると効果的です。

  • 消毒後は自然乾燥させる
  • アルコール消毒液の場合は完全に乾くまで待つ

STEP3:止血と傷口保護

出血がある場合は、清潔なガーゼで圧迫止血を行います。

傷口にガーゼを当て、適度な圧力をかけながら5〜10分間押さえてください。

血が止まったら、清潔な絆創膏やガーゼで傷口を覆い、外から細菌が入らないように保護します。

包帯やテープで固定するときは、血流を止めない程度の締め付けにしましょう。

この状態を保ったまま、できるだけ早く病院を受診してください。

  • 出血が止まっているか確認
  • 傷口が清潔に保護されているか確認
  • 締め付けがきつすぎないか確認

応急処置時の注意点とポイント

応急処置をするときは、処置する人の安全も大切です。

使い捨て手袋があれば着用し、なければビニール袋で手を覆ってから処置を始めてください。

使ったガーゼや包帯はビニール袋に入れて処分しましょう。

応急処置はあくまで一時的な対応なので、症状が軽くなっても必ず病院を受診してください。

処置後は手を石鹸でよく洗い、使った道具や場所の消毒も忘れずに行いましょう。

応急処置だけで安心せず、必ず医療機関を受診してください。

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ネズミに噛まれたら注意すべき感染症・病気の完全リスト

ネズミはさまざまな病原菌を持っており、噛まれることで感染症にかかる可能性があります。

ここでは、特に注意すべき感染症について解説します。

ネズミから菌が空気感染!死骸や糞からもうつる感染症と対処法をプロが解説 ネズミが家に住み着くと、さまざまな病気にかかるリスクが高まります。 特に怖いのが、ネズミに直接触らなくても感染してしまう「空気感...

鼠咬症(そこうしょう)

鼠咬症は、ネズミに噛まれて最も多く発症する感染症です。

ストレプトバチルスやスピリルムという細菌が原因で起こります。

噛まれてから1〜2週間後に、高熱、頭痛、悪寒などの症状が現れるのが特徴です。

発熱が上がったり下がったりを繰り返し、全身に発疹が出ることもあります。

放置した場合の致死率は約10%と言われていますが、早めに抗生物質で治療すれば治る病気です。

噛み傷が治った後でも発症することがあるため、油断は禁物です。

アナフィラキシーショック

アナフィラキシーショックは、ネズミの唾液に対する急激なアレルギー反応です。

噛まれてから数分〜数時間で、皮膚の発赤、かゆみ、じんましんなどが現れます。

重症化すると、息苦しさや喉の腫れ、血圧低下を起こし、意識を失うこともあります。

アレルギー体質の方は特に注意が必要です。

症状が出たらすぐに救急車を呼んでください

呼吸困難や意識障害が現れたら、すぐに119番通報してください。

ハンタウイルス肺症候群

ハンタウイルス肺症候群は、呼吸器に重い症状を引き起こす感染症です。

感染から約2週間後に、頭痛、悪寒、吐き気、下痢などの症状が現れます。

その後、急激に肺炎が悪化し、呼吸困難に陥ることがあります。

致死率は40〜50%と非常に高く、有効なワクチンもありません。

日本国内ではこのウイルスを持つネズミは確認されていませんが、海外渡航歴がある場合は注意が必要です。

海外でネズミに噛まれた場合は、必ず医師に渡航歴を伝えてください。

腎症候性出血熱

腎症候性出血熱は、腎臓に重い障害を起こす感染症です。

ハンタウイルスの別の型が原因で、10〜20日の潜伏期間を経て発症します。

発熱、血尿、低血圧などの症状が現れ、進行するとショック状態や腎不全を起こすことがあります。

ネズミの排泄物を含むホコリを吸い込んでも感染するため、清掃時の注意も大切です。

ネズミがいた場所を掃除するときは、必ずマスクと手袋を着用してください。

E型肝炎

E型肝炎は、肝臓に炎症を起こすウイルス性の病気です。

15〜50日の潜伏期間を経て、発熱、腹痛、吐き気、黄疸(皮膚や目が黄色くなる)などの症状が出ます。

多くの場合は自然に治りますが、妊婦や免疫力が低下している方は重症化しやすいため注意が必要です。

ネズミの排泄物で汚染された水や食品からも感染することがあります。

妊娠中の方は、ネズミとの接触を特に避けるようにしてください。

サルモネラ菌による消化器系疾患

サルモネラ菌は、ネズミの体や排泄物に多く存在する細菌です。

感染すると8時間〜2日で激しい下痢、腹痛、発熱などの症状が現れます。

通常は数日で回復しますが、脱水症状に注意が必要です。

高齢者や乳幼児では重症化しやすく、菌が血液中に入って全身に広がることもあります。

  • 症状が出たら水分をしっかり摂る
  • 下痢が続くときは早めに受診する

レプトスピラ症

レプトスピラ症は、ネズミの尿に含まれる細菌が原因の感染症です。

3〜14日の潜伏期間を経て、高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛などが現れます。

重症化すると黄疸、腎不全、出血傾向を示し、命に関わることもあります。

噛み傷だけでなく、ネズミの尿で汚染された水や土に触れても感染する可能性があります。

洪水の後など、ネズミの尿で汚染された水には素足で入らないでください。

ツツガムシ病

ツツガムシ病は、リケッチアという微生物が原因の感染症です。

5〜14日の潜伏期間を経て、発熱、頭痛、筋肉痛とともに特徴的な発疹が現れます。

発疹は体の中心部から始まり、全身に広がっていきます。

重症化すると肝臓や肺に影響を及ぼすことがあるため、早めの治療が大切です。

発疹が出たら、必ず医師に「ネズミに噛まれた」と伝えてください。

腸チフス

腸チフスは、チフス菌による細菌性の感染症です。

6〜30日の潜伏期間を経て、段階的に上がる高熱、頭痛、腹痛、下痢などが現れます。

適切な治療を受けないと、数週間にわたって症状が続くことがあります。

重症化すると脱水や腸の出血を起こす危険性があるため、早めの受診が重要です。

高熱が何日も続く場合は、すぐに医療機関を受診してください。

ペスト(ノミ媒介)

ペストは、ネズミに寄生するノミを介して感染する病気です。

感染後1〜7日で高熱とリンパ節の腫れが現れます(腺ペスト)。

肺に感染が広がると(肺ペスト)、数日で命を落とす危険があります。

現在は抗生物質で治療できますが、治療が遅れると致死率が非常に高くなります。

日本国内での発生は極めて稀ですが、海外では今も発生している地域があります。

海外でネズミやノミに接触した後に症状が出たら、すぐに受診してください。

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鼠咬症(そこうしょう)について詳しく解説

鼠咬症はネズミに噛まれて起こる代表的な感染症です。

原因菌によって2つのタイプがあり、それぞれ症状の特徴が異なります。

モニリホルム連鎖桿菌感染症の特徴

モニリホルム連鎖桿菌感染症は、主にアメリカで報告されているタイプの鼠咬症です。

噛み傷は一度治りますが、1日〜3週間後に悪寒、発熱、嘔吐、頭痛などの症状が突然現れます。

数日後には手足に赤い発疹が出てくるのが特徴です。

治療しないと、発熱と解熱を繰り返しながら数週間〜数か月続くことがあります。

手足に発疹が出て、最近ネズミに噛まれた記憶があれば、すぐに医師に相談してください。

鼠咬症スピリルム感染症の特徴

鼠咬症スピリルム感染症は、主にアジアで報告されているタイプです。

噛み傷は一度治りますが、数日〜4週間後に傷口が再び腫れて赤くなり、発熱が始まります。

リンパ節が腫れるのが特徴で、発疹はそれほど目立たないことが多いです。

治療しないと、最長8週間にわたって発熱を繰り返すことがあります。

一度治った傷口が再び腫れてきたら、感染症のサインかもしれません。

症状の進行パターンと潜伏期間

鼠咬症の特徴は、傷が治った後に全身症状が現れる点です。

噛まれた直後の炎症は数日で治まりますが、その後1日〜4週間の潜伏期間を経て発症します。

発熱は38度以上の高熱となり、数日続いた後いったん下がり、また上がるというパターンを繰り返します。

この独特の熱の上がり下がりが、鼠咬症を見分けるポイントになります。

  • 噛まれてから1か月は体調の変化に注意
  • 発熱が上がったり下がったりしないか確認
  • 傷口に変化がないか観察

治療方法と使用される抗生物質

鼠咬症は抗生物質による治療で完治が期待できる病気です。

第一選択薬はペニシリンで、重症の場合は点滴で投与し、症状が良くなったら飲み薬に切り替えます。

ペニシリンにアレルギーがある方には、ドキシサイクリンなどの代わりの薬が使われます。

治療期間は通常2〜3週間ですが、合併症がある場合はより長くなることもあります。

  • 処方された薬は最後まで飲み切る
  • 症状が良くなっても自己判断で中断しない

放置した場合の致死率と危険性

鼠咬症を治療せずに放置すると、約10%の方が亡くなると報告されています。

死亡の主な原因は、心内膜炎(心臓の炎症)、髄膜炎(脳の膜の炎症)、肺炎などの合併症です。

関節炎が慢性化して、関節が動かしにくくなることもあります。

初期症状が軽くても急に悪化することがあるため、早めの受診が命を守ります

「たかがネズミに噛まれただけ」と軽く考えず、必ず病院を受診してください。

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ネズミに噛まれた後の病院受診の流れ

ネズミに噛まれた後は、できるだけ早く医療機関を受診することが大切です。

どの診療科を選ぶべきか、どんな症状で緊急受診が必要かを解説します。

受診すべき診療科の選び方

ネズミに噛まれた場合、外科または皮膚科を受診するのがおすすめです。

外科では傷の縫合や感染予防の処置をしてもらえます。

皮膚科では皮膚感染症の診断と治療を専門的に受けられます。

高熱など全身症状がある場合は内科での診察も有効です。

夜間や休日は救急外来を受診してください。

お子さんの場合は小児科が適しています。

  • 傷の処置は外科・皮膚科
  • 発熱など全身症状は内科
  • 子どもは小児科

緊急受診が必要な症状

次のような症状が現れたら、すぐに救急外来を受診してください。

呼吸困難、喉の腫れ、全身のじんましんは、アナフィラキシーショックの可能性があります。

38度以上の高熱と激しい頭痛、意識がぼんやりする症状は髄膜炎のサインかもしれません。

傷口が急に腫れて膿が出てきたら、重い皮膚感染症の可能性があります。

迷ったときは、救急に相談するほうが安心です。

呼吸が苦しい、意識がおかしいと感じたら、迷わず119番通報してください。

受診時に医師に伝えるべき情報

医師に正確な情報を伝えることが適切な診断につながります

噛まれた日時と場所、そのときの状況を詳しく説明してください。

ネズミの大きさや特徴、生きていたか死んでいたかも重要な情報です。

応急処置で何をしたか、どんな消毒液を使ったかも伝えましょう。

薬のアレルギーや現在服用中の薬、妊娠の可能性なども忘れずに伝えてください。

  • 噛まれた日時と場所
  • ネズミの特徴
  • 行った応急処置の内容
  • アレルギー歴・服用中の薬

病院で行われる検査と治療内容

医療機関では、傷の状態確認と感染症の検査が行われます。

血液検査で白血球数や炎症の程度を調べ、全身感染の有無を確認します。

傷口から細菌を採取して培養検査を行い、原因菌を特定することもあります。

必要に応じて破傷風の予防接種や抗生物質の処方を受けます。

重症の場合は入院して治療することもあるでしょう。

検査の結果が出るまで数日かかることもありますが、その間も処方された薬はきちんと飲んでください。

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ネズミが保有する危険な病原菌と感染メカニズム

ネズミは体の内外にさまざまな病原菌を持っています。

噛まれる以外にも感染する経路があるため、正しく理解しておきましょう。

サルモネラ菌の感染経路と症状

サルモネラ菌は、ネズミの体表面と腸内に広く存在する細菌です。

噛み傷から直接感染するほか、ネズミが触れた食品や水からも感染します。

感染すると8時間〜2日で激しい下痢、腹痛、発熱が起こります。

通常は数日で回復しますが、脱水に注意が必要です。

免疫力が低い高齢者や乳幼児では重症化することがあります。

  • 食品は密閉容器で保管する
  • ネズミの痕跡がある場所の食器は洗い直す

レプトスピラ菌の危険性

レプトスピラ菌は、ネズミの尿に含まれて長期間排出される細菌です。

この菌は水や土の中で長く生き続けるため、噛まれなくても感染する可能性があります。

皮膚の小さな傷や目・口の粘膜から体内に入り込みます。

感染すると高熱、頭痛、筋肉痛が起こり、重症化すると黄疸や腎不全を起こすこともあります。

洪水の後など、汚れた水には絶対に素足で入らないでください。

ネズミの寄生虫(ノミ・ダニ)による感染症

ネズミに寄生するノミやダニも、感染症を広める原因になります。

ネズミノミはペストの媒介者として知られており、人を刺すことで病気を広めます。

ツツガムシダニはツツガムシ病の原因となるリケッチアを持っています。

ネズミが死んだ後も寄生虫は生き続け、新しい宿主を探して人間に近づくことがあります。

  • 死んだネズミには素手で触らない
  • ネズミ駆除後は殺虫剤でノミ・ダニも退治する

噛まれる以外の感染ルート

ネズミからの感染は、噛み傷以外にもさまざまな経路があります。

乾燥したネズミの排泄物がホコリとなり、吸い込むことで呼吸器感染が起こることがあります。

ネズミが通った場所を素手で触ると、皮膚や粘膜から細菌が入り込むこともあります。

汚染された食品や水を口にすることで消化器感染が起こる場合もあります。

清掃時はマスクと手袋を着用し、食品の保存にも気をつけてください。

  • 清掃時はマスク・手袋を着用
  • 食品は密閉容器で保管
  • ネズミの通り道を素手で触らない

ペットのげっ歯類からの感染リスク

ハムスターやモルモットなどのペットも鼠咬症の感染源になる可能性があります。

ペットのげっ歯類も、口の中に野生のネズミと同じ病原菌を持っていることがあるからです。

ペットに噛まれた場合も、野生のネズミに噛まれたときと同じ対応が必要です。

日頃からペットを清潔に保ち、噛まれないよう注意して取り扱いましょう。

ペットに異常があれば獣医師に相談し、噛まれたら念のため病院を受診してください。

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ネズミに噛まれないための予防策と環境整備

ネズミに噛まれるリスクを減らすには、そもそもネズミを寄せ付けない環境を作ることが大切です。

家庭でできる具体的な予防方法を紹介します。

ネズミを寄せ付けない環境作り

ネズミの侵入を防ぐには、餌となる食べ物を管理することが最も重要です。

生ゴミは蓋付きの容器に入れ、ネズミが食べ物に近づけないようにしましょう。

ペットフードや食品は密閉容器で保存し、床に食べこぼしがないよう掃除を心がけてください。

水漏れや湿気の多い場所も好まれるので、配管の点検と除湿も効果的です。

段ボールや古新聞はネズミの巣材になるため、不要なものは処分しましょう。

  • 食品は密閉容器で保管
  • 生ゴミは毎日処分
  • 不要な段ボールは捨てる

侵入経路の特定と封鎖方法

ネズミはわずか1〜1.5センチの隙間からでも侵入できます

外壁のひび割れ、基礎部分の隙間、配管周りの開口部などをチェックしてください。

封鎖には金属製のパンチングメタルや亀甲網を使い、ネズミがかじっても破れない素材を選びましょう。

ドアや窓の隙間にはドアスイープやすきまテープを貼るのも効果的です。

定期的に点検して、新しい隙間ができていないか確認することが大切です。

  • 外壁や基礎のひび割れをチェック
  • 配管周りの隙間を確認
  • ドアや窓のすきまを点検

早期発見のためのチェックポイント

ネズミの存在を早く見つけることで被害を最小限に抑えられます

米粒大の黒褐色のフンは、ネズミがいる証拠です。

壁際や家具の隙間にある黒い汚れは「ラットサイン」と呼ばれるネズミの通り道の痕跡です。

夜中に天井裏から足音やかじる音が聞こえたら、ネズミがいる可能性が高いでしょう。

食品の袋が破れていたり、アンモニア臭がしたりする場合も要注意です。

これらのサインを見つけたら、早めに専門業者に相談してください。

家庭でできる日常的な予防対策

毎日の習慣がネズミ対策の基本となります。

台所や食事スペースは毎日掃除し、食べこぼしを残さないようにしましょう。

ゴミは定期的に出し、生ゴミを長く放置しないでください。

定期的に換気をして湿気を減らすことも効果があります。

月に一度は建物を点検し、問題を早期に見つける習慣をつけましょう。

家族全員で予防を意識することが、ネズミのいない環境づくりにつながります。

  • 毎日の掃除で食べこぼしを除去
  • 定期的な換気で湿気対策
  • 月1回の建物点検を習慣に
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ネズミ駆除の重要性と効果的な方法

ネズミに噛まれるリスクをなくすには、住環境からネズミを完全に排除することが必要です。

自分でできる駆除方法から専門業者への依頼まで、それぞれの特徴を解説します。

自分でできるネズミ駆除方法

家庭でできる駆除方法はいくつかあり、状況に応じて使い分けることが大切です。

正しい知識に基づいて実施すれば、一定の効果が期待できます。

ただし、安全性の確保と効果の限界を理解した上で行ってください。

駆除がうまくいかない場合や、大量発生している場合は専門業者への相談をおすすめします。

毒餌(殺鼠剤)の使用法

殺鼠剤はネズミの食性を利用した駆除方法ですが、使用には注意が必要です。

ネズミの通り道やフンが見つかった場所に設置し、ペットや子供の手が届かない位置に置いてください。

他の食べ物を除去してから設置すると、ネズミが毒餌を食べやすくなります。

毒餌を食べたネズミは数日後に死にますが、建物内で死ぬと悪臭の原因になることがあります。

使用後は必ず手を洗い、残った毒餌は適切に処分してください。

殺鼠剤は子供やペットの手が届かない場所に設置してください。

捕獲器・粘着シートの設置

捕獲器や粘着シートは、毒を使わない安全性の高い方法です。

スナップトラップ(バネ式の罠)にはチーズやピーナッツバターなど香りの強い餌を使います。

粘着シートはネズミの通り道に複数枚並べて設置すると効果的です。

設置場所は、壁際やフンが見つかった場所など、ネズミの活動痕跡がある所を選んでください。

捕獲したネズミは手袋をして処理し、ビニール袋に入れて処分しましょう。

  • 壁際や隅に設置すると効果的
  • 定期的に点検して餌を交換する
  • 捕獲後は手袋をして処理する

忌避剤による追い払い

忌避剤はネズミを殺さず追い払う方法です。

ハッカ油やユーカリオイルなどの天然成分系の忌避剤は、ネズミの嫌がる臭いで遠ざけます。

超音波忌避器は、人間には聞こえない音でネズミに不快感を与える機器です。

ただし、ネズミは学習能力があるため、長期間使うと効果が薄れることがあります。

侵入の初期段階で使うと、定着を防ぐ効果が期待できるでしょう。

忌避剤は予防的に使うのが効果的で、すでに住み着いている場合は他の方法と併用してください。

プロの駆除業者に依頼するメリット

専門業者に依頼すると、確実で安全な駆除が期待できます

プロは豊富な経験から、ネズミの行動パターンを理解した効果的な対策を立ててくれます。

一般では手に入らない専用の機材や薬剤を使った駆除が可能です。

侵入経路の特定と封鎖も行ってくれるため、再発防止にもつながります。

安全面でも、家族やペットへの影響を最小限に抑えた施工をしてもらえます。

大量発生している場合や、自分での駆除に限界を感じたら、迷わずプロに相談してください。

駆除後の清掃・消毒・除菌作業

駆除が終わった後の清掃と消毒も感染症予防に大切です。

ネズミの死骸は手袋をして回収し、ビニール袋に入れて処分してください。

フンや尿の清掃では、乾いた状態で掃除するとホコリを吸い込む危険があるため、先に水で湿らせてから行いましょう。

汚染された場所は、次亜塩素酸ナトリウムやアルコール系消毒剤で消毒します。

作業後は十分に換気し、使った道具は適切に処分してください。

  • 死骸処理は手袋を着用
  • フンは湿らせてから清掃
  • 消毒液で汚染場所を除菌
  • 作業後は十分に換気

再発防止のための継続的対策

駆除に成功した後も、継続的な対策が再発防止のカギになります。

月に一度は建物を点検し、新たなネズミの侵入兆候がないか確認しましょう。

季節の変わり目はネズミの活動が活発になるため、特に注意が必要です。

建物の老朽化で新しい隙間ができることがあるため、定期的なメンテナンスを心がけてください。

日頃から清潔を保ち、家族全員で予防意識を持つことが大切です。

  • 月1回の定期点検を習慣に
  • 季節の変わり目は特に注意
  • 家族全員で予防を意識
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ネズミに噛まれたら?よくある質問(FAQ)

ネズミに噛まれたときによくある疑問にお答えします。

実際に困ったときの参考にしてください。

  1. Q1:小さな傷でも病院に行くべきですか?

    傷の大きさに関係なく、必ず病院を受診してください
    小さな傷でも、ネズミの口にいる病原菌は体内に侵入できます。
    見た目には軽い傷でも、深いところで感染が起こっている可能性があるからです。
    早めに受診すれば、予防的な抗生物質の処方で感染症を防げます。
    小さな傷ほど油断しがちですが、感染リスクは傷の大きさと比例しません。

  2. Q2:ペットのハムスターに噛まれた場合も危険ですか?

    ペットのハムスターに噛まれた場合も、野生のネズミと同じ注意が必要です。
    ハムスターやモルモットも、口の中に鼠咬症の原因菌を持っていることがあります。
    症状や治療法は野生ネズミに噛まれた場合と同じなので、病院を受診しましょう。
    大切なペットでも、噛まれたら自分の健康を第一に考えてください。
    ペットに異常があれば獣医師に相談し、噛まれたら人間も病院を受診してください。
    参考:鼠咬症の症状・原因・対処法 Doctors Me(ドクターズミー)

  3. Q3:ネズミに噛まれてから症状が出るまでの期間は?

    症状が出るまでの期間は、感染症の種類によって大きく異なります
    アナフィラキシーショックは数分〜数時間、サルモネラ菌感染症は8時間〜2日、鼠咬症は1日〜3週間が目安です。
    ハンタウイルス感染症やレプトスピラ症は2週間前後かかることもあります。
    噛まれてから最低1か月は体調の変化に注意してください。
    症状がなくても予防的に病院を受診することをおすすめします。

  4. Q4:家族にも感染する可能性はありますか?

    ネズミ由来の感染症は、人から人への直接感染は基本的に起こりません
    鼠咬症やレプトスピラ症は動物から人への感染であり、感染者から家族にうつる心配は少ないです。
    ただし、同じ家に住んでいる家族は、同じネズミに接触するリスクを共有しています。
    感染者が出たら、家族全員で健康観察を行い、ネズミの駆除を急いでください。

  5. Q5:ネズミの糞尿に触れた場合も危険ですか?

    ネズミの糞尿との接触も、噛まれるのと同じくらい危険です。
    レプトスピラ症やサルモネラ菌感染症は、排泄物との接触でも感染します。
    乾いた糞尿がホコリになって空気中に舞い、吸い込むことで感染することもあります。
    清掃するときは必ずマスクと手袋を着用し、作業後は手をしっかり洗ってください。

  6. Q6:応急処置で傷が治れば病院に行かなくても大丈夫?

    傷が治っても、感染症のリスクは残っているため病院を受診してください。
    鼠咬症は傷が完全に治った後、数週間経ってから発症することがあります。
    見た目の回復と体内での感染進行は別の問題です。
    予防的な抗生物質治療を受ければ、感染症の発症を防げる可能性が高まります。
    「傷が治ったから大丈夫」と思わず、必ず専門医の診察を受けてください。
    傷の見た目と感染リスクは別物です。傷が治っても必ず病院を受診してください。

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まとめ

ネズミに噛まれたら、すぐに流水で傷口を洗い、消毒をして、病院を受診することが大切です。

鼠咬症をはじめとする感染症は、小さな傷からでも発症する可能性があります。

傷が治っても安心せず、必ず医師の診察を受けてください。

そして、根本的な解決のためにネズミの駆除と予防対策に取り組むことが重要です。

日頃から清潔な環境を保ち、ネズミを寄せ付けない家づくりを心がけましょう。

大量発生や自分での対処が難しい場合は、専門業者への相談をおすすめします。

ネズミ
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ネズミは夜行性で繁殖力が非常に高く、放置すると被害が急速に拡大します。騒音や悪臭による精神的ストレスだけでなく、感染症の媒介、電気配線をかじることによる火災リスク、建材の破損など、健康面・経済面での深刻な被害をもたらします。「おうちのミカタ」では、現地調査から駆除、侵入口の封鎖、清掃消毒、そして再発防止策まで、一貫したサービスをご提供しています。

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まずは調査にてお住まいの状況を確認させてください。専門スタッフが丁寧にご対応いたします。

ABOUT ME
花輪 光(ハナワ アキラ)

株式会社花光 代表取締役

専門分野

害獣駆除・害獣対策工事

保有資格
  • わな猟狩猟免状(第05014号)
  • しろあり防除施工士(第744号・第745号)

など

プロフィール

2020年に株式会社花光を設立し、関東・関西・東海・九州エリアで24時間365日体制の害獣駆除サービスを展開。「お客様の不安を安心に変える仕事」をモットーに、専門的な知識と技術に基づいた確実な駆除・対策を実施している。

メディア実績
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いずれもおうちのミカタのコールセンターへ
繋がりますのでご安心ください。