日本には34種類ものコウモリが生息しており、その多くは洞窟や森林で暮らしていますが、一部の種は私たちの住宅にも入り込んできます。
この記事では、コウモリの生息地や生態、住宅内で発見されやすい場所、さらには放置した場合のリスクと正しい対処法について詳しく解説します。
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日本に生息するコウモリの全体像
世界には約1,000種類ものコウモリが存在していますが、日本で確認されている種類は限られています。
国内のコウモリは大きく「ココウモリ」と「オオコウモリ」の2グループに分類され、そのほとんどが森林や洞窟といった自然環境で暮らしているのが特徴です。
一方で、都市化の影響により人間の生活圏へ進出している種も存在するため、各種の分布傾向を理解しておくことが被害予防の第一歩となります。
国内で確認されている34種類の分類
日本国内では、これまでに34種類のコウモリが確認されています。
このうち32種は体長10cm以下の小型種である「ココウモリ」に分類され、残る2種は翼を広げると1メートルを超えることもある「オオコウモリ」に属しています。
ココウモリは超音波を使った反響定位(エコーロケーション)で周囲を把握しながら昆虫を捕食する夜行性の動物であり、洞窟や樹洞、建造物など暗くて静かな場所をねぐらとしています。
これに対してオオコウモリは視力が発達しており、果実や花の蜜を主食とする植物食のコウモリです。
国土技術政策総合研究所の資料でも、日本で生息が確認されたコウモリ類について詳細な解説がなされており、種ごとの分布域や保全状況が整理されています。
日本のコウモリは科ごとに分類すると、ヒナコウモリ科が25種と最も多く、次いでキクガシラコウモリ科が4種、オオコウモリ科・オヒキコウモリ科が各2種、カグラコウモリ科が1種となっています。
参考:国土技術政策総合研究所 研究資料「Ⅴ.日本国内で生息が確認されたコウモリ類の解説」
住宅街で目撃されるのはごく一部の種類
34種類のコウモリが日本に生息しているとはいえ、住宅街で頻繁に目撃されるのはごく一部の種に限られます。
その代表格が「アブラコウモリ」であり、別名「イエコウモリ」とも呼ばれるほど人家への依存度が高い種です。
アブラコウモリは都市近郊を中心に広く分布しており、国立環境研究所の侵入生物データベースによれば、本州・四国・九州のほか琉球列島の一部でも生息が確認されています。
ほかにもヒナコウモリやオヒキコウモリが人工構造物を利用する事例がありますが、生息数が少ないため被害報告のほとんどはアブラコウモリによるものです。
このように、住宅被害を引き起こすコウモリの種類は限定的である点を押さえておくと、対策の方向性が見えやすくなります。
住宅に棲みつくコウモリはほぼアブラコウモリ1種であり、天井裏や換気口などを好んでねぐらにします。
参考:国立環境研究所 侵入生物データベース「アブラコウモリ」
地域によって異なる分布の傾向
コウモリの分布傾向は、気候や地形、植生といった環境条件に大きく左右されます。
北海道から九州まで広く分布する種がいる一方で、八重山諸島や小笠原諸島など特定の離島にしか生息しない種も少なくありません。
たとえばオガサワラオオコウモリは小笠原諸島固有の種であり、クビワオオコウモリは南西諸島を中心に確認されています。
本州に目を向けると、アブラコウモリやヒナコウモリは都市部から農村部まで幅広いエリアで暮らしており、住宅被害の報告も全国各地から寄せられています。
環境省のレッドリストでは多くのコウモリが絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されているため、種ごとの分布と保全状況を把握しておくことが大切です。
環境省レッドリスト2019では、ヤエヤマコキクガシラコウモリやクビワコウモリなど複数のコウモリ類が絶滅危惧II類(VU)や準絶滅危惧(NT)に分類されています。
参考:環境省「【哺乳類】環境省レッドリスト2019」(別添資料2)
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野生のコウモリはどこにいる?本来の生息環境
コウモリは本来、洞窟や岩陰、樹洞といった自然環境をねぐらにして暮らす動物です。
こうした場所は外敵から身を守りやすく、気温や湿度が安定しているため、繁殖や冬眠にも適しています。
しかし近年は都市開発や森林伐採の影響で本来の生息地が減少し、人間の生活圏に進出する個体が増加傾向にあります。
洞窟や岩陰を好む森林性のコウモリ
日本に生息するコウモリの多くは、洞窟や岩陰、廃坑など暗くてひんやりとした空間を主なねぐらとしています。
代表的な種としてはニホンキクガシラコウモリやユビナガコウモリが挙げられ、いずれも本州から九州にかけて広く分布しているのが特徴です。
洞窟内部は年間を通じて気温変動が少なく、高い湿度が保たれるため、コウモリにとって繁殖期から冬眠期まで利用しやすい環境が整っています。
ユビナガコウモリのように数千頭規模のコロニーを形成する種も存在し、こうした大規模集団は同じ洞窟を何世代にもわたって利用し続けます。
山梨県の富士河口湖町にある「西湖こうもり穴」は、かつてウサギコウモリやキクガシラコウモリなどが多数生息していた場所として知られています。
洞窟性のコウモリは夏場に出産・哺育を行い、冬になると洞窟内で集団で冬眠に入る生活サイクルを持っています。
樹洞をねぐらにする種類の特徴
洞窟だけでなく、大きな樹木の幹にできた空洞(樹洞)もコウモリにとって重要なねぐらです。
ヤマコウモリやヒナコウモリ、クビワコウモリなどがこのタイプに該当し、神社や寺院にある古木で発見されるケースも報告されています。
樹洞は外敵から身を隠せるうえ、雨風をしのぐのに適した構造をしているため、単独または小規模な集団で利用されることが多いです。
ただし近年は森林伐採や開発の影響で大径木が減少しており、樹洞を利用する種の生息環境が悪化しつつあります。
このため樹洞性コウモリの多くが絶滅危惧種に指定されており、保全活動の必要性が高まっているのが現状です。
森林伐採により樹洞が減少した結果、本来森林に暮らすコウモリが家屋に移り住むケースが増えています。
都市開発によって変化した生息域
自然環境の縮小に伴い、コウモリの生息域は大きく変化しています。
もともと洞窟や樹洞を利用していた種が、代替のねぐらとして人工構造物を選ぶようになった事例が各地で確認されています。
青森県の天間舘神社では、屋根裏にヒナコウモリの大規模な繁殖集団が形成されていた例が報告されており、地域と共存するために「蝙蝠小舎(バットハウス)」への移住が行われました。
同様に、鉄道の高架下や橋梁の隙間を利用するアブラコウモリの調査事例もあり、都市部においてもコウモリの存在が無視できなくなっています。
こうした背景から、住宅地で目撃されるコウモリは今後も増加する可能性があるため、早めの対策意識を持つことが重要です。
人里近くの建造物や人工的なねぐらもコウモリの重要な生息地となりうることが、複数の保護活動事例から明らかになっています。
参考:青森県「コウモリ保護活動事例(蝙蝠小舎等)」
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住宅に棲みつくコウモリの正体と特徴
日本の住宅で被害を引き起こすコウモリのほとんどは「アブラコウモリ」という種です。
体長わずか数センチという小さな体を活かしてわずかな隙間から侵入し、屋根裏や壁の中に巣を作ります。
夜行性の生態を持つため日中は姿を見せませんが、フンや鳴き声といった痕跡から存在に気づくことが多いです。
アブラコウモリ(イエコウモリ)の基本データ
アブラコウモリは日本の住宅街でもっとも多く確認されているコウモリであり、その生態を理解しておくことが被害対策の基本となります。
会津若松市の資料によれば、前腕長30〜37mm・頭胴長41〜60mm・体重5〜10gという非常に小柄な体格であり、成人の親指程度の大きさしかありません。
毛色は灰色がかった茶色で、幼獣のうちはやや黒っぽい外見をしています。
都市近郊に多く見られる一方、家屋のない森林内には生息しない点が特徴的であり、まさに人間社会に適応したコウモリといえます。
国立環境研究所の侵入生物データベースでも、本種が建造物をねぐらとし、公園・農地・河川・ため池など開けた場所で採餌する夜行性のコウモリであると説明されています。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 和名 | アブラコウモリ(別名:イエコウモリ) |
| 分類 | ヒナコウモリ科アブラコウモリ属 |
| 体長 | 約4〜6cm |
| 体重 | 約5〜10g |
| 分布 | 本州・四国・九州および琉球列島の一部 |
| 活動時期 | 主に5〜10月(11月頃から冬眠) |
アブラコウモリは都市近郊に多く分布しており、山間部など家屋のない森林内には生息しないという特徴を持っています。
参考:会津若松市「身近な生き物(哺乳類)のページ(アブラコウモリ)」
わずか1〜2cmの隙間から侵入できる体の構造
アブラコウモリが住宅被害を引き起こしやすい最大の理由は、その驚異的な侵入能力にあります。
体が非常に柔軟であるため、わずか1〜2cm程度の隙間さえあれば難なくすり抜けることが可能です。
外壁のひび割れや換気口のカバーの隙間、エアコン配管の取り込み口周辺など、人間が見落としがちな箇所から侵入してくるケースが多く報告されています。
一度侵入を許すと内部で繁殖して数が増え、被害が深刻化することも珍しくありません。
こうした特性を踏まえると、建物の隙間を定期的に点検し、小さな穴でも見逃さない姿勢が予防のカギとなります。
1cmほどのわずかな隙間でも侵入口となるため、経年劣化による外壁のひび割れや配管周りの隙間は早めに補修しておきましょう。
夜行性の行動パターンと活動時期
アブラコウモリは典型的な夜行性動物であり、日没前後から活動を開始して明け方にはねぐらへ戻る生活リズムを持っています。
昼間は天井裏や壁の隙間といった暗い場所で休息しており、人間が直接その姿を見かけることはほとんどありません。
活動が活発になる季節は春から秋にかけてで、特に7〜8月は繁殖期にあたるためメスだけのコロニーが形成されます。
気温が下がる11月頃には暖かい場所に集まって冬眠に入り、翌春まで活動を休止するのが一般的です。
したがって被害が顕在化しやすいのは5〜10月頃であり、この時期に物音や異臭に気づいたら注意が必要です。
- 日没後2時間がもっとも活発に飛び回る時間帯
- 繁殖期(7〜8月)はコロニーの規模が拡大しやすい
- 冬眠明けの3〜4月頃から再び活動を始める
一晩で大量の昆虫を捕食する食性
アブラコウモリは一晩で体重の半分に相当する量の昆虫を捕食する大食漢として知られています。
主な捕食対象は蚊やユスリカ、ヨコバイなどの小型昆虫であり、農作物を荒らす害虫も含まれるため益獣としての側面を持っています。
街灯の周辺や水辺など虫が集まりやすい場所に現れることが多く、住宅の近くに池や田んぼがあるとコウモリも寄り付きやすくなる傾向があります。
捕食した昆虫は消化されきらずにフンに混ざって排出されることもあり、フンからは未消化の昆虫の破片が確認される場合があります。
こうした大量のフンが蓄積することで悪臭や衛生上の問題が生じるため、益獣であっても住宅に棲みつかれた場合は対策が必要です。
コウモリは蚊やハエ、農作物を食害する昆虫などを捕食するため、自然界では害虫を抑制する益獣としての役割を担っています。
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なぜ住宅がコウモリの生息地になるのか
本来は洞窟や樹洞で暮らすコウモリが、なぜ人間の住宅に棲みつくようになるのでしょうか。
その背景には、住宅環境がコウモリにとって快適な条件を備えているという事実があります。
天敵の少なさや気温の安定性、餌となる昆虫の豊富さなど、複数の要因が重なることで住宅がコウモリの格好のねぐらになってしまうのです。
天敵がいない安全な環境
住宅の屋根裏や壁の内部は、コウモリにとって天敵に襲われるリスクがほとんどない安全地帯です。
自然界ではフクロウやヘビ、ネコなどがコウモリを捕食しますが、住宅内部ではこうした捕食者が入り込む余地がありません。
特に屋根裏は人間の目も届きにくく、外部からの侵入者を遮断できる閉鎖空間として機能します。
一度安全な場所だと認識されると、コウモリは同じねぐらを長期間にわたって利用し続ける傾向があります。
こうした環境が整っている住宅ほどコウモリが棲みつきやすく、放置すればコロニーが拡大して被害が深刻化するおそれがあります。
住宅の屋根裏や壁内は天敵が侵入できないため、コウモリにとって繁殖に適した理想的な環境となります。
気温が安定した快適な空間
コウモリが住宅を好む理由のひとつに、屋内の気温が年間を通じて安定している点が挙げられます。
屋根裏には断熱材が敷かれていることが多く、夏は直射日光を遮り、冬は外気の冷え込みを緩和する効果があります。
こうした環境は洞窟内部と似た条件を備えており、コウモリにとって繁殖期も冬眠期も快適に過ごせる空間となっています。
特に冬眠中のコウモリは体温調節能力が低下するため、気温の安定した場所を選ぶ傾向が強いです。
住宅が断熱性能を高めるほどコウモリにとっても居心地が良くなる皮肉な構図が生まれるため、侵入経路の封鎖が一層重要になります。
断熱材のある屋根裏は外気温の影響を受けにくく、洞窟と同様の安定した温度環境をコウモリに提供してしまいます。
餌となる昆虫が集まりやすい立地条件
住宅周辺に田畑や池、公園などがある場合、コウモリの餌となる昆虫が豊富に発生します。
国立環境研究所の資料によれば、アブラコウモリは公園・農地・河川・ため池といった開けた場所で採餌する習性を持っています。
こうした環境が住宅の近くに揃っていると、コウモリは餌場とねぐらを効率よく行き来できるため、住宅がねぐらとして選ばれやすくなるのです。
街灯や外灯の周辺も虫が集まりやすいポイントであり、夜間に照明がついている住宅はコウモリを呼び寄せる一因になりえます。
餌の確保しやすさが定住の決め手となることも多いため、周辺環境を見直すことも予防対策のひとつです。
- 水辺や田畑が近いと蚊やユスリカなどの昆虫が多く発生する
- 外灯や街灯には夜間に虫が集まりやすい
- 庭に放置した水たまりも虫の発生源になる
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コウモリが住宅内で潜んでいる場所
コウモリは住宅のさまざまな場所に潜み、知らないうちにコロニーを形成していることがあります。
日頃から意識してチェックしておかないと、被害が進行してから初めて存在に気づくケースも珍しくありません。
ここでは住宅内でコウモリが発見されやすい代表的な5つのポイントを解説します。
屋根裏・天井裏に集団で棲みつくケース
住宅の中でもっともコウモリに狙われやすいのが屋根裏や天井裏です。
この空間は薄暗く外気の影響を受けにくいため、繁殖や冬眠に適した環境が整っています。
一度入り込まれると100匹以上のコロニーが形成されるケースもあり、大量のフンによる悪臭や建材の腐食が深刻な問題となります。
コウモリは天井裏を移動する際に「カサカサ」「カリカリ」といった物音を立てるため、夜間に聞き慣れない音がしたら要注意です。
侵入経路としては屋根と外壁の接合部や、劣化した軒下の隙間などが多く、定期的な点検が欠かせません。
屋根裏で大規模なコロニーが形成されると、フンの蓄積による異臭や天井板の劣化など深刻な被害につながります。
換気口や通気口の内部
換気口や通気口も、コウモリが侵入しやすい代表的なポイントとして知られています。
特に格子状のカバーが付いているだけのタイプでは、隙間をすり抜けて内部に入り込まれてしまうことがあります。
浴室やトイレの換気扇ダクト周辺に黒い汚れが付着していたり、真下にフンが落ちていたりすれば、すでにコウモリが潜んでいる可能性が高いと考えましょう。
通気口の内部はダクトを通じて建物の奥深くまで続いている場合があるため、発見が遅れると被害範囲が広がりやすいです。
経年劣化でカバーやネットが外れていないか、定期的に確認することが大切です。
- 換気口カバーの隙間が広がっていないか
- ダクト周辺に黒い汚れやシミがないか
- 換気口の真下にフンが落ちていないか
外壁のひび割れや建材の隙間
モルタル壁のひび割れやサイディングボードの継ぎ目の劣化など、外壁にできたわずかな隙間もコウモリの侵入口になります。
壁の内側にある断熱材との間にできる空間は、コウモリにとって雨風をしのげる絶好の隠れ家です。
「壁の中からカサカサと音がするので調べたら、壁材の内部にコウモリが潜んでいた」という事例は珍しくありません。
エアコンの配管口周りや増築部分との接続面には特に注意が必要であり、見落としやすい箇所を重点的にチェックしましょう。
外壁のひび割れは建物の経年劣化とともに増えていくため、早めの補修が被害予防につながります。
- 外壁を定期的に目視点検し、ひび割れを早期発見する
- コーキング剤や補修パテで隙間を埋める
- 配管周りの隙間も忘れずに確認する
シャッター・雨戸の戸袋
シャッターや雨戸の戸袋は、日中に身を潜める場所としてコウモリに好まれやすいポイントです。
特に長期間動かしていないシャッターや雨戸の内部は、暗くて静かな環境が維持されるため、コウモリにとって快適なねぐらとなります。
巻き取り部やレールのわずかな隙間から侵入され、気づいたときには大量のフンが蓄積していたというケースも報告されています。
久しぶりに動かした際にフンが落ちてきたり、異臭がしたりする場合は、すでに棲みつかれている証拠です。
定期的にシャッターや雨戸を開閉し、内部の状態を確認する習慣をつけることが予防につながります。
長期間放置されたシャッターの戸袋は、コウモリの格好のねぐらになるため定期的な点検が必要です。
エアコン配管まわりの空間
エアコンの室外機の裏側や配管の取り込み口周辺は、見落とされやすいコウモリの潜伏場所のひとつです。
壁と室外機の間にできる数センチの隙間は、コウモリが体を休めるのにちょうど良いスペースとなります。
捕食活動の休憩場所として利用されるうちに、近くにある配管の隙間から住宅内部へ侵入されるケースも少なくありません。
室外機周辺にフンが落ちていないか、配管の壁穴がしっかり塞がれているかを定期的に確認しましょう。
配管カバーが劣化して隙間ができている場合は、補修パテやパテ付きカバーで封鎖することをおすすめします。
- 室外機の裏側や周辺にフンが落ちていないか
- 配管の壁穴に隙間ができていないか
- 配管カバーが破損していないか
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コウモリの存在を示すサインの見つけ方
コウモリは夜行性で日中は姿を見せないため、直接目撃することは稀です。
しかし物音やフン、壁の汚れといった痕跡を手がかりにすれば、棲みついているかどうかを判断できます。
早期発見が被害の拡大を防ぐカギとなるため、日常的に注意を払っておきましょう。
日没前後に聞こえる物音や鳴き声
コウモリが住宅に棲みついている場合、日没前後や明け方に天井裏や壁の中から物音が聞こえることがあります。
「カサカサ」「カリカリ」といった移動音や、「キーキー」「チチチ」という甲高い鳴き声が典型的なサインです。
コウモリは夜行性であるため、人間が寝静まる深夜から明け方にかけて活発に動き回る傾向があります。
ネズミの物音と混同しやすいですが、コウモリは羽ばたきながら移動するため、羽音が混じる場合はコウモリの可能性が高まります。
こうした音が継続的に聞こえる場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
夜間に天井裏から「カサカサ」という物音や甲高い鳴き声が聞こえたら、コウモリが棲みついているサインかもしれません。
黒く細長いフンの特徴と落ちやすい場所
コウモリが棲みついている証拠として、黒くて細長いフンが発見されることがあります。
大きさは5〜10mm程度で、主にベランダや窓の下、軒先、換気口の真下などに落ちていることが多いです。
コウモリは飛び立つ際や帰巣時にフンをするため、侵入口付近に集中して落ちる傾向があります。
また、屋根裏に棲みつかれている場合は天井板にシミができたり、室内まで異臭が漂ったりすることもあります。
フンを見つけたら放置せず、その周辺を重点的に点検して侵入経路を特定することが大切です。
- ベランダや玄関先に黒いフンが落ちていないか確認する
- 換気口や通気口の真下を重点的にチェックする
- 天井板にシミや黒ずみがないか目視で確認する
ネズミのフンとの見分け方
コウモリのフンとネズミのフンは一見すると似ていますが、質感や落ちている場所に違いがあります。
コウモリのフンは非常にもろく、指で軽くつまむとパサパサと崩れるのが特徴です。
これは主食である昆虫の外殻が消化されずに残っているためであり、乾燥すると粉末状になりやすいです。
一方、ネズミのフンはやや湿っぽく硬さがあり、細長い形状を保ったまま落ちています。
さらに、コウモリのフンは軒下や屋根裏など高い場所に集中しやすいのに対し、ネズミのフンは床や台所など地面に近い場所で発見されることが多いです。
| 比較項目 | コウモリのフン | ネズミのフン |
|---|
| 色 | 黒〜茶色 | 茶〜灰色 |
| 質感 | パサパサして崩れやすい | やや湿っぽく硬い |
| 形状 | 細長くよじれている | 細長い |
| 発見場所 | 軒下・屋根裏・ベランダなど高所 | 床・台所・押入れなど低い場所 |
コウモリのフンは昆虫の外殻が含まれるため乾燥するともろくなり、指で押すと簡単に崩れます。
壁や軒下に付着する汚れのパターン
コウモリが頻繁に出入りする場所には、体の油分やフンによる黒ずんだ汚れが付着します。
特に侵入口となる隙間の周辺には、体をこすりつけることで茶褐色のシミができることが多いです。
軒下や外壁に不自然な汚れを発見したら、その付近にコウモリが出入りしている可能性が高いと判断できます。
また、フンや尿が壁に付着して白い結晶が残るケースもあり、こうした痕跡はコウモリの存在を示す重要な手がかりとなります。
汚れを発見した場合は周辺の隙間を丹念に確認し、必要に応じて専門業者による点検を依頼しましょう。
- 軒下や外壁に黒ずんだ汚れやシミがないか
- 侵入口周辺に茶褐色の擦り跡がないか
- 壁に白い結晶状の付着物がないか
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コウモリを放置した場合に起こりうる問題
コウモリが棲みついていることに気づいても、「害がないならそのままで良いのでは」と考える方もいるかもしれません。
しかし放置すると健康被害や住宅の損傷など深刻な問題に発展するおそれがあります。
ここでは、コウモリを放置した場合に起こりうる代表的な3つのリスクを解説します。
フンや寄生虫による健康面への影響
コウモリのフンには病原菌やカビの胞子が含まれている可能性があり、乾燥すると空気中に舞い上がって吸い込んでしまうおそれがあります。
特にヒストプラズマ症は肺に感染症を引き起こす疾患であり、免疫力の低い方や高齢者、乳幼児がいる家庭では注意が必要です。
また、コウモリの体にはダニやノミなどの寄生虫が付着していることがあり、これらが室内に侵入すると皮膚炎やアレルギー反応を引き起こすこともあります。
姿が見えなくても、フンや抜け毛を介して健康被害が広がるケースは珍しくありません。
こうしたリスクを踏まえると、棲みついている兆候を発見したら早急に対策を講じることが大切です。
コウモリのフンには感染症の原因となる病原菌が含まれることがあり、吸い込むと呼吸器疾患を引き起こす危険性があります。
夜間の騒音がもたらす睡眠障害やストレス
コウモリは夜行性のため、人間が眠る時間帯に活発に動き回ります。
天井裏や壁の中から聞こえる羽ばたき音や鳴き声が気になって眠れなくなり、慢性的な睡眠不足に陥る方も少なくありません。
特にコロニーが大きくなると騒音も増し、精神的なストレスが蓄積して日常生活に支障をきたすこともあります。
わずかな物音でも繰り返されると神経が過敏になり、落ち着いて休息を取ることが難しくなります。
騒音被害は健康被害と同様に深刻な問題であるため、早めの対処が求められます。
夜間の騒音が続くと睡眠の質が低下し、長期的には心身の健康に悪影響を及ぼすおそれがあります。
建材の腐食や断熱材の劣化
コウモリのフンや尿には木材や金属を腐食させる成分が含まれており、長期間放置すると建物自体にダメージを与えます。
湿ったフンが断熱材に染み込むとカビの温床となり、断熱性能の低下だけでなく悪臭や害虫発生の原因にもなります。
気づいたときには屋根裏の構造材が傷んでいたというケースもあり、大規模なリフォームや修繕が必要になることも珍しくありません。
さらに、腐食した木材にシロアリが発生すると被害が連鎖的に拡大するため、早期発見・早期対処が重要です。
住宅の資産価値を守るためにも、コウモリの存在に気づいたら放置しないことが肝心です。
フンや尿の蓄積は木材の腐食や断熱材の劣化を招き、住宅の修繕費用が高額になるおそれがあります。
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コウモリを住宅に寄せつけないための対策
コウモリ被害を防ぐためには、棲みつかれる前の予防対策が何より効果的です。
侵入経路の封鎖や忌避剤の活用、周辺環境の整備など、複数のアプローチを組み合わせることで効果が高まります。
ここでは、住宅にコウモリを寄せつけないための具体的な3つの対策を紹介します。
侵入経路になりうる隙間の点検と封鎖
コウモリ対策の基本は、侵入口となる隙間を徹底的に塞ぐことです。
アブラコウモリはわずか1〜2cm程度の隙間でも通り抜けられるため、人間の目には些細に見える穴も見逃せません。
特に注意すべきポイントは、屋根と外壁の接合部、換気口、通気口、エアコン配管の壁穴、窓やドアの隙間などです。
補修パテや金網、防虫パネルなどを使って隙間をしっかりと封鎖しましょう。
高所の作業が難しい場合や、どこが侵入口か特定できない場合は、専門業者による点検を依頼するのも一つの方法です。
- 屋根と外壁の接合部を重点的に確認する
- 換気口や通気口に目の細かい金網を取り付ける
- エアコン配管の壁穴は補修パテで埋める
- 劣化した軒下や雨樋周辺もチェックする
忌避剤や超音波装置の活用方法
侵入経路の封鎖と併せて、忌避剤や超音波装置を活用するとコウモリを寄せつけにくくなります。
忌避剤にはスプレータイプやジェルタイプ、錠剤タイプなどがあり、コウモリが嫌がる成分を空間に拡散させて接近を防ぎます。
設置場所は侵入しそうな隙間付近や、すでに棲みつかれていた場所の周辺が効果的です。
一方、超音波装置はコウモリの感覚を乱して不快感を与え、その場から離れさせる効果が期待できます。
ただし忌避剤は成分にコウモリが慣れてしまうこともあるため、定期的に交換しながら使用することがポイントです。
忌避剤は製品によって持続期間が異なるため、効果が薄れてきたら新しいものに交換しましょう。
餌となる昆虫を減らす環境整備
コウモリは昆虫を主食としているため、周辺の虫を減らすことも有効な予防策のひとつです。
庭やベランダに水たまりができないようにし、ゴミを放置しないなど、虫の発生源を減らす工夫が大切です。
街灯や外灯には夜間に虫が集まりやすいため、虫が寄り付きにくいタイプのライトに交換することも検討してみましょう。
周辺に蚊やユスリカなどが多い環境では、殺虫剤や防虫グッズを活用して虫の数を抑えることが効果的です。
餌場としての魅力が低下すれば、コウモリが住宅周辺を避けるようになる可能性があります。
- 庭やベランダに水たまりを作らない
- 生ゴミはこまめに処分して虫を寄せつけない
- 外灯を虫が集まりにくいLEDタイプに変更する
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自分で対処する際に守るべきルール
コウモリが棲みついていることに気づいた場合、自分で対処しようと考える方もいるかもしれません。
しかしコウモリは法律で保護されている動物であり、不適切な対応をすると法的責任を問われるおそれがあります。
ここでは、自分で対処する際に必ず守るべきルールと、専門業者への依頼を検討すべきケースについて解説します。
鳥獣保護法による捕獲・殺傷の禁止
日本に生息するコウモリは「鳥獣保護管理法」によって保護されており、許可なく捕獲・殺傷することは禁止されています。
たとえ自宅に棲みついたコウモリであっても、捕まえたり傷つけたりする行為は法律違反に該当するおそれがあります。
違反した場合には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性もあるため注意が必要です。
自分でできる対処は「追い出すこと」に徹し、捕獲や殺傷は絶対に避けましょう。
駆除にあたって捕獲が必要な場合は、自治体の担当部署へ有害鳥獣捕獲申請を行うか、許可を得た専門業者に依頼することが求められます。
コウモリは鳥獣保護管理法で守られており、無許可での捕獲・殺傷は法律違反となります。
追い出しを徹底してから経路を塞ぐ手順
コウモリを自分で駆除する場合は、まず完全に追い出してから侵入経路を塞ぐという手順を守ることが重要です。
コウモリが内部に残ったまま隙間を塞いでしまうと、閉じ込められた個体が死んで悪臭や害虫発生の原因になります。
追い出しには忌避剤やくん煙剤を使い、日没前後のコウモリが外出するタイミングを見計らって作業を行いましょう。
すべてのコウモリが出ていったことを確認したら、生息箇所を清掃・消毒してから隙間を金網やコーキング剤で封鎖します。
追い出しと封鎖が不完全だと再び侵入されるおそれがあるため、慎重に作業を進めることが大切です。
- 日没前後にコウモリが外出するタイミングで追い出しを行う
- 忌避剤やくん煙剤で追い出しを促す
- 追い出しが完了したら生息箇所を清掃・消毒する
- 侵入経路を金網やコーキング剤で確実に封鎖する
専門業者への依頼を検討すべき状況
以下のような場合は、自分で対処せず専門業者への依頼を検討することをおすすめします。
まず、コウモリの住処や侵入経路が特定できないケースでは、素人判断で作業を進めても効果が期待できません。
また、高所での作業が必要な場合や、すでに大規模なコロニーが形成されている場合は危険を伴うため無理は禁物です。
コウモリに噛まれたり引っかかれたりすると感染症のリスクがあるため、直接触れる可能性がある作業は避けたほうが安全です。
専門業者は法律を遵守しながら安全かつ効果的に駆除を行い、再侵入を防ぐための対策も提案してくれます。
侵入経路の特定が難しい場合や大規模なコロニーがある場合は、専門業者への相談を検討しましょう。
コウモリ対策は
法律に沿った方法で
鳥獣保護法に則った適切な追い出しと侵入口封鎖が必要です。まずは無料相談でご状況をお聞かせください。
コウモリ駆除に関するよくある質問(FAQ)
コウモリに関しては、季節ごとの行動や地域差について疑問を持たれる方が多くいらっしゃいます。
ここでは、よく寄せられる2つの質問にお答えします。
Q1:コウモリは冬の間どこにいますか?
コウモリの多くは11月頃から翌春まで冬眠に入ります。
冬眠場所としては、屋根裏や壁の隙間など気温が安定した暖かい場所が選ばれやすく、そのまま住宅内で越冬するケースが少なくありません。
冬眠中は代謝が低下して動きが鈍くなるため、この時期に追い出し作業を行うのは効果が薄いとされています。
駆除や対策を行うのであれば、活動が活発な春〜秋のうちに実施するほうが効率的です。
ただし冬眠明けの3〜4月頃から再び活動を始めるため、春先に物音や異臭に気づいたら早めに対応しましょう。
Q2:コウモリが多い都道府県はありますか?
コウモリの分布は全国各地に及んでおり、特定の都道府県だけに被害が集中しているわけではありません。
ただしアブラコウモリは都市近郊を好む傾向があるため、人口密度が高く住宅が密集しているエリアでは被害報告が多くなる傾向があります。
関東地方(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)などの都市部からも多くの相談が寄せられています。
一方で、農村部でも田畑や水辺が近くにある住宅では昆虫が豊富に発生するため、コウモリが棲みつくリスクは十分にあります。
地域に関係なく、住宅の隙間を点検し、予防対策を講じておくことが大切です。
コウモリ対策は
法律に沿った方法で
鳥獣保護法に則った適切な追い出しと侵入口封鎖が必要です。まずは無料相談でご状況をお聞かせください。
まとめ
日本には34種類のコウモリが生息していますが、住宅に棲みついて被害をもたらすのはほぼアブラコウモリ1種に限られます。
アブラコウモリはわずか1〜2cmの隙間から侵入し、屋根裏や換気口、壁の隙間などを好んでねぐらにします。
放置するとフンや寄生虫による健康被害、夜間の騒音、建材の腐食といった深刻な問題に発展するおそれがあります。
自分での対処が難しい場合や、すでに大規模なコロニーが形成されている場合は、専門の駆除業者に相談することをおすすめします。
コウモリは鳥獣保護管理法により保護されており、無許可での捕獲や殺傷は禁止されています。そのため、適切な追い出し方法と侵入口の封鎖が必要です。軒下や屋根裏に溜まった糞は悪臭を放ち、建材を腐食させるだけでなく、真菌や細菌による健康被害のリスクもあります。また、羽音や鳴き声による騒音で安眠が妨げられるケースも少なくありません。「おうちのミカタ」では、法律を遵守しながら効果的にコウモリを追い出し、二度と侵入できないよう侵入口を完全に封鎖します。
おうちのミカタのコウモリ対策
法律遵守の追い出し施工
侵入口の特定と封鎖
糞の除去と清掃
消毒・消臭処理
ネット・金網による防護
定期点検サービス
コウモリの種類や状況に応じた最適な対策をご提案します。