空き家に住み着く動物とは?被害の実態と放置で起こるリスク・対策まで徹底解説

ネズミ

2026.06.17

空き家に住み着く動物とは?被害の実態と放置で起こるリスク・対策まで徹底解説

長く人の出入りがない空き家は、野生動物にとって格好の住処になりやすい場所です。

屋根裏でのうるさい物音や庭先に残されたフンに気づき、不安を抱えている方も少なくありません。

この記事では、空き家に住み着く動物の種類から具体的な被害、正しい対処法と予防策まで、現場の実情に即してわかりやすくまとめました。

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空き家に動物が住み着くのはなぜ?狙われやすい家の条件

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空き家に動物が住み着く背景には、人の気配がない環境や建物の劣化、周辺環境といった複数の要因があります。

まずは、どのような空き家が動物に狙われやすいのか、その条件を順に見ていきましょう。

自分の所有する家が当てはまっていないか、チェックしながら読み進めてください。

人の気配がなく外敵から身を守れる環境になっているから

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野生動物が空き家を選ぶ最大の理由は、人に邪魔されず安心して過ごせる場所だからです。

人が出入りしない家屋は、犬や人間といった天敵から身を守れる隠れ家として機能します。

特にアライグマやハクビシンは警戒心が強く、静かで暗い屋根裏を好んで子育ての場に選びます。

夜行性の中型獣は日中に休息できる暗所を探しており、使われていない家屋はその条件を満たしやすい環境にあたります。

隙間や穴ができた老朽化が侵入口を生み出しているから

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管理が行き届かない空き家は、外壁の亀裂や屋根材のズレが進み、わずかな隙間から動物が入り込みやすい状態になっています。

雨風で劣化した破風板や換気口の網、床下の通気口が破損すると、ネズミやイタチは数センチの穴でも難なく通り抜けます。

こうした構造上の弱点が、侵入経路を生み出す原因になるのです。

築年数が経った家屋ほど、目に見えない場所に隙間が生じています。点検を怠ると侵入に気づくのが遅れてしまいます。

周辺に餌場や水場があり生活圏として成立しやすいから

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動物が定着する条件として、餌と水を確保できる周辺環境があるかどうかも重要な要素になります。

近くに畑や果樹、生ゴミの集積所、用水路や池などがあれば、空き家は寝床として十分に機能します。

特にアライグマは水辺を好み、河川や側溝を移動経路として利用する習性があるため注意が必要です。

庭の果樹を放置していると動物を呼び寄せる原因になります。収穫や落果の処理をこまめに行うと、餌場としての魅力を減らせます。

都市部でも地方でも被害が広がっている背景

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空き家の動物被害は農村部だけの問題ではなく、都市部の住宅街でも確認されるケースが増えてきました。

繁殖力の高さと環境への適応力の強さが、全国的な被害拡大の背景にあるといえます。

環境省が全国の市区町村を対象に実施した調査でも、アライグマやハクビシンの分布域が年々拡大していることが示されています。

参考:環境省「アライグマ、ハクビシン、ヌートリアの生息分布調査の結果について」

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空き家に住み着く動物の代表例と見分け方

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ひと口に害獣といっても、その種類によって生態も被害の出方も大きく異なります。

ここからは空き家に侵入しやすい代表的な動物を取り上げ、それぞれの特徴と見分け方を紹介します。

相手を正しく知ることが、適切な対策の第一歩になります。

ハクビシン|夜行性で天井裏をねぐらにする厄介な中型獣

ハクビシンの危険性は?懸念される5つの危険性と自分で駆除するリスク ハクビシンを見かけたことがある方は、その可愛らしい見た目に騙されてはいけません。 ハクビシンは人間の生活環境や健康に深刻な被害を...
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ハクビシンは額から鼻にかけて白い線が走る中型獣で、夜行性で昼間は屋根裏などの暗所で休息する習性を持ちます。

木登りや電線を伝っての移動が得意で、頭が入る大きさの隙間さえあれば家屋に侵入してしまいます。

雑食性で果実を特に好むため、庭に果樹がある空き家は狙われやすい傾向にあります。

生態や分布の詳細は以下の資料にまとめられています。

参考:東京都環境局「アライグマ・ハクビシンについて」

アライグマ|繁殖力が強く断熱材まで巣にする外来種

アライグマを追い出す方法とは?自分で行う駆除のコツや駆除業者の費用相場を解説 アライグマを追い出すのは困難で、自力では難しいため、駆除業者への依頼をおすすめします。 しかしながら、「できるところまでは自分で...
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アライグマは特定外来生物に指定されており、国内で急速に分布を広げている動物です。

前足が器用で、器物を開ける力もあり、屋根裏に侵入すると断熱材を引き裂いて巣材に使う被害が報告されています。

一度に複数頭を出産するため、放置すれば短期間で個体数が増えてしまう厄介な存在です。

環境省の資料によれば、アライグマによる住居の汚損や騒音被害は全国で問題となっています。

参考:環境省「アライグマ防除の手引き」

ネズミ|種類ごとに好む場所が違う最も多い侵入者

ネズミがいるか確かめる方法は?8つのラットサインと対処法 「家で変な音がするけど、もしかしてネズミ?」「何かに食べ物をかじられた形跡があるけど、本当にネズミなの?」と感じていても、確認する方法...
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空き家の害獣被害で最も多く確認されるのがネズミです。

繁殖力が極めて高く、外敵のいない空き家はネズミにとって格好の子育て環境になります。

種類によって好む環境が異なり、建物のどこに被害が出るかも変わってくるため、まずは日本の家屋に侵入する三種類を押さえておきましょう。

厚生労働省はねずみ防除について総合的な管理手法の重要性を示しています。

参考:厚生労働省「ねずみ等の防除 ― IPM(総合的有害生物管理)の施工方法 ―」

クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの違い

クマネズミは乾燥した高所を好み、屋根裏や天井裏に住み着くタイプです。

ドブネズミは湿気のある床下や下水周辺を好み、体も大きく獰猛な性質を持っています。

ハツカネズミは体が小さく、戸袋や家具の裏といった狭い隙間を住処にします。

フンの大きさや形状で種類を見分けられます。見つけたフンの特徴から、どのネズミが侵入しているか推測できます。

イタチ|細い隙間からも入り込む肉食系の小型獣

イタチを見たらどうすべき?対処法とNG行動を詳しく解説 住宅周辺や屋内でイタチを目撃した際、多くの方が「どう対処すべきか」という疑問を抱きます。 この記事では、イタチに遭遇した場合の適...
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イタチは体が細長く、直径3センチほどの隙間でもするりと入り込める動物です。

肉食性が強く、小動物や鳥の卵を餌にするため、空き家周辺に獲物が多い環境では住み着きやすくなります。

屋根裏で走り回る足音は大きく、夜間の騒音として住民を悩ませる代表的な害獣のひとつです。

イタチは鳥獣保護管理法の対象動物で、許可なく捕獲することはできません。対応は専門業者に任せるのが賢明です。

コウモリ|わずか1センチの隙間から侵入する夜行性の飛行獣

コウモリを正しく駆除するには?自分で駆除する方法をプロが徹底解説 気づいたら自宅の周辺に黒くて細長い粒状のものが大量に落ちていたり、夕方から夜にかけて「バサバサ」という羽音が聞こえたりする場合、コウモ...
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アブラコウモリは日本の家屋に住み着く代表的な種で、1〜2センチの隙間からでも侵入できる小柄な体が特徴です。

軒下や瓦の隙間、換気口の奥などにねぐらを作り、群れで住み着くと大量のフンが堆積してしまいます。

鳥獣保護管理法により捕獲が禁止されているため、追い出しには慎重な対応が求められます。

コウモリのフンは乾燥すると粉状になり、吸い込むと健康被害を招く恐れがあります。素手での清掃は避けてください。

野良猫・野良犬|住宅街の空き家でも起こりうる動物被害

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住宅地の空き家でも、野良猫や野良犬が住み着くケースは珍しくありません。

猫は塀や屋根を伝って敷地内に入り込み、発情期の鳴き声やフン尿の悪臭が近隣トラブルに発展します。

野良犬は咬みつきのリスクや狂犬病の懸念もあり、見つけた場合は早めに保健所へ相談する対応が必要です。

自治体によっては野良猫の保護・譲渡活動を行うボランティア団体と連携できる場合があります。

ヘビ|ネズミを追って入り込む意外な住人

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ヘビが空き家に入り込む理由の多くは、餌となるネズミや小動物を追いかけてのことです。

体が細く柔軟なため、換気口や床下の小さな隙間からでも容易に侵入できます。

柱を伝って天井裏まで登ることもあり、売却や賃貸の内見時に発見されると契約の大きな障害になります。

地域によってはマムシやヤマカガシといった毒蛇の侵入例もあるため、見かけても素手で触れてはいけません。

カラス・ハトなどの鳥類|軒下や屋根裏に営巣する飛来種

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カラスやハトは軒下や屋根裏、ベランダの室外機の陰などに巣を作り、大量のフンで建物を汚損する被害を出します。

ハトのフンには病原菌が含まれており、乾燥して舞い上がると呼吸器への影響も懸念されます。

鳥類も鳥獣保護管理法の対象であり、卵や雛の撤去には許可が必要になる点を覚えておきましょう。

営巣前であれば防鳥ネットや忌避剤が有効ですが、巣ができてからの対応は業者依頼が安全です。

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動物が住み着いた空き家で起こる深刻な被害

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動物が家屋に住み着くと、想像をはるかに超える規模の被害が生じます。

建物そのものへのダメージだけでなく、健康被害や近隣関係への悪影響まで、その影響は多岐にわたります。

ここからは具体的にどのような被害が起こるのか、現場で多い事例を順に見ていきます。

糞尿による天井の腐食・シミ・抜け落ちの危険

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ハクビシンやアライグマは決まった場所に排泄する「ためフン」の習性を持ちます。

同じ場所に糞尿が堆積し続けると、建材が腐食して天井にシミが広がり、やがて湿気と重みで抜け落ちる事態にまで発展します。

こうなると天井板の張り替えだけでは済まず、下地や断熱材まで含めた大規模な修繕が必要になります。

天井に茶色いシミが広がっている場合、すでに長期間の排泄被害が進行している可能性が高い状況です。

配線をかじられることで発生する火災リスク

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ネズミは歯が一生伸び続けるため、硬い物をかじって歯を削る習性があります。

このかじり癖が電気配線に及ぶと、被覆が破れてショートし、漏電火災を引き起こす深刻なリスクが生じます。

空き家の場合は火災発見も遅れやすく、隣家を巻き込む延焼につながる恐れも否定できません。

人がいない家屋での火災は初期対応が遅れ、被害が拡大しやすい傾向にあります。通電状態の空き家は特に注意してください。

断熱材・柱・壁材の破損と建物寿命の短縮

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動物による物理的な破損は、建物の構造そのものに影響を及ぼします。

アライグマは断熱材を引き裂き、ネズミは柱や壁材をかじり、イタチは屋根裏で走り回って建材を傷つけます。

こうした損傷が積み重なると、建物の耐久性が落ちて寿命が大幅に縮む結果となるのです。

断熱材の破損は断熱性能の低下を招き、結露やカビの発生につながる二次被害も生み出します。

ダニ・ノミ・寄生虫が引き起こす健康被害

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野生動物は体に多くのダニやノミを寄生させており、家屋への侵入とともに屋内にばらまきます。

さらにアライグマやハクビシンは人獣共通感染症を媒介する可能性があり、糞尿に接触することで病原体に感染する恐れもあります。

ネズミが媒介するレプトスピラ症は、重症化すると黄疸や臓器障害を引き起こす危険な感染症です。

レプトスピラ症の詳細は以下の資料に詳しく書かれています。

資料:厚生労働省検疫所FORTH「レプトスピラ症(ワイル病)」

悪臭・鳴き声・足音による近隣トラブルの発生

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動物被害は所有者だけの問題にとどまらず、近隣住民への迷惑として表面化することも多い点に注意が必要です。

糞尿の悪臭は周辺の住宅地まで漂い、夜間の鳴き声や足音は隣家の睡眠を妨げます。

空き家から周辺住宅へ動物が移動すれば、被害はさらに広範囲へと拡大しかねません。

苦情が自治体に寄せられた場合、特定空家等として行政指導の対象となる可能性もあります。

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「もしかして住み着いている?」気づくためのサインと確認方法

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動物の被害は、姿を見る前に必ずなんらかのサインとして現れます。

早期に気づければ、被害が深刻化する前に対策を打てる可能性が高まります。

ここでは現場で役立つ発見のポイントを、順を追って整理していきます。

天井裏や壁の中から聞こえる足音や物音

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動物が住み着いているもっとも分かりやすい兆候は、天井裏から聞こえる足音や物音です。

ネズミは小さくカサカサと走る音、ハクビシンやアライグマはドタドタと重い足音を立てるため、音の大きさで種類の見当もつきます。

夜間に音が頻発する場合、夜行性の中型獣が住み着いている可能性を疑うべきです。

音がする時間帯を記録しておくと、専門業者に相談する際の有力な手がかりになります。

家の周辺や軒下に残された糞・足跡・毛

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動物の存在は、建物の周辺に残された痕跡からも読み取れます。

軒下や屋根の上、塀の隅などに黒い粒状のフンや細長いフンが落ちていれば、動物が活動している決定的な証拠になります。

泥の上に残る足跡や、換気口に引っかかった毛なども、種類を特定するうえで貴重な手がかりです。

  • 軒下や屋根裏の入口付近にフンが落ちていないか
  • 換気口や通気口の周辺に毛が付着していないか
  • 庭の柔らかい土に足跡が残っていないか

独特の獣臭やアンモニア臭がする場合の見立て

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家屋に近づいたとき、ツンとした獣臭やアンモニア臭を感じたら要注意です。

この臭いは動物のフン尿が長期間蓄積している場合に強く発生し、発生源に近いほど鼻をつく強さに変わります。

臭いが外まで漏れている時点で、内部ではかなり深刻な状況が進行していると判断できます。

悪臭がするからといって、すぐに屋根裏へ立ち入るのは危険です。病原体を吸い込むリスクを避けるため、防護した専門業者に調査を依頼してください。

建物外周で確認したい侵入口になりそうな隙間の場所

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動物は必ずどこかから出入りしているため、侵入口の特定は対策の第一歩です。

屋根の破風板や換気口、床下の通気口、配管の貫通部周辺、基礎の割れ目などは、重点的に確認したいポイントになります。

特に屋根と壁の接合部は隙間が生じやすく、見落としやすい場所としてチェックが欠かせません。

懐中電灯で夜間に外周を照らすと、日中は見えにくい隙間や穴が光の反射で浮かび上がります。

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動物が住み着いた空き家の資産価値・売却への影響

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動物被害の影響は、建物の価値そのものを大きく揺るがします。

特に売却を視野に入れている所有者にとって、被害の進行は経済的な損失に直結する問題です。

どのような形で資産価値が損なわれるのか、具体的に見ていきましょう。

リフォームでは回復しきれないダメージが価格を押し下げる

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動物被害が進んだ家屋は、表面的なリフォームでは原状回復しきれないケースが少なくありません。

柱や梁まで糞尿が染み込んでいる場合、構造材の交換が必要になり工事費用が膨らみます。

こうした隠れた瑕疵は査定額を大きく下げる要因となり、思うような価格で売却できなくなるのです。

建物診断を受けた上で売却を検討すると、適正な価格設定と買主への説明がスムーズになります。

家財ごと廃棄が必要になると片付け費用が跳ね上がる

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動物の糞尿が家具や衣類にまで及んだ場合、本来リサイクルできた家財もすべて廃棄処分となります。

消毒を伴う特殊な廃棄処理が必要なため、片付け費用は通常の数倍に膨らむことも珍しくありません。

売却によって得られる手残り額が目減りする大きな要因として、無視できない負担となります。

家財ごと解体を引き受ける業者の中には、違法な処理を行う悪質な事業者も存在します。見積もりは複数社で比較してください。

買主が敬遠することで売却先が限られてしまう理由

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動物被害のある物件は、内見時の印象が致命的に悪くなります。

悪臭やシミが残っていれば買主は敬遠し、一般市場での売却が極めて難しくなるのが実情です。

結果として投資家や買取業者への売却に絞られ、相場より大幅に低い価格での取引を余儀なくされます。

早期に動物を駆除し、徹底した消毒・清掃を行ってから売り出すことで、買主層の幅を広げられます。

解体して更地売却する選択肢と注意点

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被害が甚大な場合、建物を解体して更地にする選択も視野に入ります。

ただし解体前には必ず動物の駆除と家財の撤去を済ませる必要があり、そのまま解体を請け負う業者は基本的に存在しない点に留意してください。

更地にすれば土地として売却しやすくなる一方、固定資産税の軽減措置が外れる点もあわせて検討すべきでしょう。

管理不全のまま放置された場合、特定空家等として行政処分の対象となる可能性があります。

参考:総務省「管理不全の空き家への対応フローと各段階毎の事例集」

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空き家に住み着いた動物への正しい対処法

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動物が住み着いていると判明したら、一刻も早い対処が求められます。

しかし自己流の駆除はかえって被害を拡大させることが多く、正しい手順を知っておくことが重要です。

ここからは、安全かつ確実に動物を追い出すための方法を段階的に紹介していきます。

自力駆除が危険でおすすめできない理由

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素人が自力で駆除を試みるのは、怪我や感染症のリスクが極めて高い行為です。

アライグマやハクビシンは追い詰められると凶暴化し、咬みつきや引っかきによる外傷を負わせてきます。

さらに動物の体表や糞尿には病原体が潜んでおり、防護なしの接触は命にかかわる感染症を招く恐れもあるのです。

野生動物の噛み傷は狂犬病や破傷風のリスクもゼロではありません。自力対応は避けるべき選択肢です。

鳥獣保護管理法により勝手に捕獲できない動物がいる

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日本の野生動物の多くは、鳥獣保護管理法によって捕獲や殺傷が原則禁止されています。

許可なく捕獲した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金という重い罰則が科されることもあります。

法令の対象となる動物を駆除する際は、必ず都道府県知事の許可を得るか、許可を持つ専門業者に依頼する必要があります。

自治体や保健所に相談できるケース

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最初の相談先として、自治体の環境課や保健所を活用する方法があります。

自治体によっては被害状況の確認や捕獲器の貸出、指定業者の紹介を行っている場合があり、地域の制度を調べる価値は十分にあります。

野良犬や野良猫については保健所が窓口となり、保護や里親探しの支援につないでもらえることもあります。

自治体の対応内容は地域ごとに異なるため、まずはお住まいの市区町村の公式サイトで確認してください。

害獣駆除業者に依頼するときの費用相場と選び方

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確実な駆除を望むなら、害獣駆除の専門業者に依頼するのが最も現実的な選択です。

費用は被害状況や建物の広さで変動しますが、現地調査のうえで見積もりを提示してもらうのが基本となります。

業者を選ぶ際は、許可の有無、アフター保証の内容、複数社での相見積もりを基準に判断してください。

  • 自治体の鳥獣捕獲許可を取得しているか
  • 作業内容と料金の内訳が明確に提示されているか
  • 駆除後の再発保証やアフターサービスがあるか

駆除後に必ず必要な消毒・清掃・再発防止工事

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動物を追い出しただけでは、被害対策としては不十分です。

糞尿には病原体やダニ・ノミが残存しており、専門的な消毒と清掃を行わなければ健康被害が続く恐れがあります。

さらに侵入口を塞ぐ工事までセットで実施しなければ、別の個体が同じ経路から入り込む結果になりかねません。

駆除・消毒・封鎖の三段階がそろって、はじめて根本的な解決になります。単発の駆除では再発リスクが残り続けます。

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動物を二度と住み着かせないための予防策

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一度駆除に成功しても、予防策を講じなければ再び被害に遭う可能性が残ります。

ここからは、動物を寄せ付けない環境を保つための実践的な方法を紹介します。

長期的に空き家を守るうえで、日頃の管理こそが最大の防御になります。

換気口・屋根裏・床下などの侵入口を塞ぐ工事

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予防の基本は、動物が入り込む経路を物理的に遮断することです。

破損した換気口や床下の通気口、屋根の隙間などには金網やパンチングメタルを設置し、完全に塞ぎます。

通気性を保ちつつ動物の侵入だけを防ぐ製品も市販されており、目的に応じて選択してください。

塞ぐ素材は耐久性のある金属製が基本です。プラスチックや木材ではネズミにかじり破られてしまいます。

雨どい・配管に取り付ける「忍び返し」の活用

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垂直の雨どいや配管は、動物が屋根に登るための格好の足場になります。

この経路を断つために有効なのが、通称「忍び返し」と呼ばれる登攀防止用の突起付き器具です。

ホームセンターなどで入手でき、配管の適切な位置に取り付けることで侵入ルートを無効化できます。

設置位置が低すぎると効果が薄れます。動物が飛び移れない高さまで配慮して取り付けてください。

庭木の剪定と雑草管理で死角をつくらない

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伸び放題の庭木や雑草は、動物に隠れ場所と移動経路を提供してしまう要因になります。

特に家屋に枝が接している樹木は、ハクビシンやアライグマが屋根に飛び移る足がかりとして利用されがちです。

定期的な剪定と雑草除去により、敷地内の見通しを確保することが予防につながります。

果樹の落果や生ゴミの放置も餌場になります。庭を清潔に保つ習慣が、動物を遠ざける最大のポイントです。

定期的な見回りと空き家管理サービスの利用

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遠方の空き家を所有している場合、定期的な見回りの仕組みを作ることが不可欠です。

月に一度でも訪問して通気や点検を行えば、被害の早期発見につながります。

自分で通うのが難しい方は、空き家管理の専門サービスを活用する選択肢も検討してください。

空家等対策特別措置法では、所有者に適切な管理の努力義務が課されています。

参考:e-Gov法令検索「空家等対策の推進に関する特別措置法」

野良猫への餌やりをやめてもらう近隣協力

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近隣住民による野良猫への餌やりは、猫が集まる原因となり空き家への住み着きを誘発します。

もし該当する行為を見かけたら、自治体を介して対応を相談するなど、穏便な形で協力を求める工夫が必要です。

地域ぐるみで取り組むことで、個人の努力だけでは難しい環境改善を進められます。

直接の注意は近隣トラブルに発展しやすいため、自治体の相談窓口を活用するのが現実的な選択になります。

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相続した空き家を放置した人に起こりがちなトラブル事例

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実家を相続したあと、さまざまな事情から放置してしまう方は少なくありません。

しかし放置した期間が長いほど、動物被害による深刻なトラブルに発展しやすくなります。

現場でよく見られるケースを知ることで、早期対応の重要性を実感していただけるはずです。

兄弟での話し合いが長引いている間に動物が住み着いた

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相続した空き家では、兄弟姉妹での意見がまとまらないまま年月が過ぎるケースが多く見られます。

話し合いに数年かかる間に、家屋の劣化が進み動物の侵入を許してしまうのです。

気がついたときには天井裏が糞尿だらけになっており、資産価値が大きく下がっていた、という相談は後を絶ちません。

相続物件は放置期間が長引くほどリスクが累積します。方針が決まらなくても、定期点検と管理だけは継続してください。

久しぶりに訪れたら家財がすべて糞尿まみれになっていた

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数年ぶりに実家を訪れ、室内の惨状に絶句する例は決して珍しくありません。

押し入れの布団、タンスの中の衣類、キッチンの食器まであらゆる家財が糞尿に汚染されている状態では、処分以外の選択肢がなくなります。

本来なら形見として残せた品々まで廃棄せざるを得なくなるため、精神的な負担も計り知れません。

価値のある家財は早めに搬出することで、被害に遭う前に守れる可能性が高まります。

売却を検討し始めた時点で建物活用を諦めることになった

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売却を思い立った段階で専門家に相談したところ、建物の再利用は不可能と判断される事例も頻発しています。

動物被害で構造材まで傷んでいると、リフォームよりも解体のほうが経済合理性が高いと結論づけられるからです。

結果として解体費用を所有者が負担することになり、手残りが想定を大きく下回る展開となります。

売却か活用か迷っている時点でも、建物の現状維持と定期的な点検は欠かせません。判断を先延ばしにするほど選択肢は狭まります。

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空き家の動物被害に関するよくある質問(FAQ)

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空き家の動物被害について、所有者の方からよく寄せられる質問をまとめました。

いざというときの判断材料として、ぜひ参考にしてください。

具体的な対応は地域や被害状況により異なるため、最終的には専門家への相談をおすすめします。

空き家に動物が住み着いたとき、まずどこに連絡すればよい?

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最初の連絡先は、お住まいの自治体の環境課や担当窓口が基本となります。

自治体によっては被害調査や業者紹介、場合によっては捕獲器の貸出まで対応してくれることがあります。

野良犬や野良猫が関わる場合は保健所、緊急性が高い場合は民間の害獣駆除業者への直接依頼も検討してください。

相談前に被害の写真や音の記録を用意しておくと、状況説明がスムーズに進みます。

駆除費用はどれくらいかかる?補助金は使える?

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駆除費用は動物の種類、被害範囲、建物の構造により大きく変動します。

一部の自治体では、特定外来生物の駆除に対する補助金制度が設けられていることもあります。

ただし全国一律の制度ではないため、詳細は必ずお住まいの自治体に直接確認してください。

複数業者から見積もりを取り、補助金の対象となる作業内容かを業者にも確認すると安心です。

自分で動物を追い出すのは違法になる?

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動物の種類によっては、自力での追い出しや捕獲が法律違反にあたる場合があります。

鳥獣保護管理法の対象となる動物を無許可で捕獲・殺傷すれば、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性もあります。

追い払うだけであっても、方法によっては法に触れるケースがあるため、事前に専門家へ確認するのが賢明です。

いえねずみ3種は鳥獣保護管理法の対象外ですが、自力駆除は感染症リスクを伴います。以下のページで対象動物を確認してください。

参考:環境省「鳥獣保護法の概要」

動物が住み着いた家でも売却できる?

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動物被害のある家屋でも売却自体は可能ですが、価格面で大幅な妥協を迫られるのが一般的な結末です。

専門の買取業者や投資家が買い手となることが多く、一般市場での売却は難しくなります。

事前に駆除と消毒・清掃を済ませ、可能な範囲で原状回復を図ることで、少しでも有利な条件での売却が期待できます。

売却前に建物診断を受け、買主への説明資料をそろえておくと契約トラブルを避けられます。

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騒音・悪臭・感染症リスクを放置すると被害が拡大します。プロの調査で原因を特定しましょう。

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まとめ

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空き家に動物が住み着く被害は、建物の損壊や健康被害、近隣トラブル、そして資産価値の低下という多方面に影響を及ぼします。

被害が深刻化する前の早期発見と、専門業者による適切な駆除・消毒・再発防止工事こそが、確実な解決への近道です。

所有する空き家に少しでも異変を感じたら、ためらわずに専門家へ相談し、大切な資産と周囲の安全を守りましょう。

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ネズミは夜行性で繁殖力が非常に高く、放置すると被害が急速に拡大します。騒音や悪臭による精神的ストレスだけでなく、感染症の媒介、電気配線をかじることによる火災リスク、建材の破損など、健康面・経済面での深刻な被害をもたらします。「おうちのミカタ」では、現地調査から駆除、侵入口の封鎖、清掃消毒、そして再発防止策まで、一貫したサービスをご提供しています。

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ABOUT ME
花輪 光(ハナワ アキラ)

株式会社花光 代表取締役

専門分野

害獣駆除・害獣対策工事

保有資格
  • わな猟狩猟免状(第05014号)
  • しろあり防除施工士(第744号・第745号)

など

プロフィール

2020年に株式会社花光を設立し、関東・関西・東海・九州エリアで24時間365日体制の害獣駆除サービスを展開。「お客様の不安を安心に変える仕事」をモットーに、専門的な知識と技術に基づいた確実な駆除・対策を実施している。

メディア実績
  • フジテレビ Live News イット!
  • テレビ朝日 スーパーJチャンネル