「コウモリが家に入ってきた」「屋根裏から物音がする」といった相談は、害獣駆除の現場で非常に多く寄せられています。
コウモリは鳥獣保護管理法で保護された動物であり、むやみに捕獲したり傷つけたりすることは法律で禁じられています。
この記事では、コウモリを発見した際の正しい追い出し方から、侵入経路の封鎖、清掃・消毒の手順まで、自力でできる対策と専門業者に任せるべきケースを詳しく解説します。
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なぜコウモリを見つけたら早急な追い出しが必要なのか
コウモリは一度住み着くと自ら出ていくことはほとんどなく、放置すればするほど被害が深刻化していきます。
糞尿による悪臭や建材の劣化、さらには感染症のリスクまで、問題を先送りにするほど対処が困難になるのがコウモリ被害の特徴です。
まずは、なぜ早急な対応が求められるのか、その理由を正しく理解しておきましょう。
1匹見かけたら複数いる可能性が高い理由
コウモリを1匹だけ目撃したとしても、実際には複数のコウモリが住み着いている可能性が極めて高いといえます。
これはコウモリ特有の習性に起因するもので、「たまたま1匹だけ迷い込んだ」というケースはむしろ稀です。
加えて、コウモリは繁殖力が強く、放置すれば短期間で数が増えてしまうことも知っておく必要があります。
集団で営巣する習性について
日本の家屋に住み着くコウモリの多くはアブラコウモリ(別名:イエコウモリ)という種類で、集団で生活する習性を持っています。
特に子育ての時期である6月から8月にかけては、体温を保つために何匹もが身を寄せ合って過ごすため、1匹を見かけた時点で10匹以上が潜んでいることも珍しくありません。
夕暮れ時に複数のコウモリが飛び回る様子を見たことがある方もいるかもしれませんが、こうした光景はまさに集団営巣の証拠です。
さらに、コウモリは毎年出産を行い、一度に1〜4匹の子どもを産みます。
生まれた子どもは約3か月で繁殖可能になるため、たった1シーズンで数が爆発的に増える可能性があります。
コウモリは1〜2cmの隙間があれば侵入できるため、「まさかこんな狭い場所から」と思うような箇所にも巣を作ります。
放置すると被害が拡大する仕組み
コウモリ被害を放置すると、時間の経過とともに問題は確実に深刻化していきます。
まず、コウモリは非常に大食いで、1日に自分の体重の65%以上もの昆虫を食べるといわれています。
大量に食べるということは、大量の糞を排泄するということでもあり、住み着かれた場所には日々糞が蓄積されていくことになります。
糞の量が増えれば悪臭は強まり、天井から染み出してシミになったり、他の害虫を呼び寄せる原因にもなったりします。
こうした二次被害が発生してからでは、清掃や修繕にかかる費用も跳ね上がってしまうため、被害が小さいうちに対処することが何より重要です。
コウモリの糞にはカビ菌や病原菌が含まれており、乾燥して空気中に舞い上がると吸い込んでしまう危険性があります。
糞尿がもたらす健康リスクと住宅への悪影響
コウモリの糞尿による被害は、単なる汚れや悪臭にとどまりません。
厚生労働省は、コウモリを含む野生動物が人にとって重篤な感染症の病原体を持っている可能性があると注意喚起しています(厚生労働省「動物由来感染症を知っていますか?」)。
コウモリの体にはダニやノミなどの寄生虫が付着していることが多く、これらが室内に持ち込まれるとアレルギー症状を引き起こすこともあります。
住宅への悪影響も見逃せません。
糞尿が木材や断熱材に染み込むと腐食が進み、建物の構造自体を傷める原因になります。
エアコン内部に糞が溜まれば機器の故障にもつながるため、健康面・資産面の両方からリスクを認識しておく必要があります。
- 糞が乾燥する前にマスクを着用して除去する
- 糞を見つけたら周辺にコウモリが住み着いている可能性を疑う
- アレルギー体質の方や小さな子どもがいる家庭は特に注意が必要
コウモリ対策は
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コウモリが潜んでいる場所を見極める方法
コウモリを追い出すためには、まずどこに潜んでいるのかを正確に把握することが欠かせません。
コウモリは暗くて狭い場所を好むため、普段は目につきにくい箇所に巣を作ることが多いのが特徴です。
ここでは、室内・屋根裏・換気口・軒下など、コウモリが潜みやすい場所ごとに確認すべきポイントを解説します。
室内で発見した場合に確認すべきポイント
コウモリが室内を飛んでいるのを目撃した場合、まずはどこから入ってきたのかを突き止めることが重要です。
窓が開いていた可能性もありますが、コウモリは1〜2cm程度の隙間があれば侵入できるため、玄関ドアのわずかな隙間やエアコンの配管スペースから入り込んでいるケースも少なくありません。
室内でコウモリを見失ってしまった場合は、カーテンの裏側や家具の隙間、天井と壁の境目などを重点的に探してみましょう。
コウモリは暗く狭い場所に身を潜める習性があるため、懐中電灯などで照らしながら確認することをおすすめします。
また、見失った場所をスマートフォンで撮影しておくと、後から確認する際に役立ちます。
- 窓やドアの開閉状況を確認する
- エアコン周辺や換気口に隙間がないか点検する
- カーテン裏や家具の隙間を懐中電灯で照らす
屋根裏や天井裏に巣がある兆候
屋根裏や天井裏はコウモリにとって理想的な住処であり、最も巣を作られやすい場所の一つです。
まず疑うべき兆候は、夕方から夜にかけて天井付近から聞こえる物音です。
コウモリは夜行性のため、日没前後に活動を開始し、キーキーという甲高い鳴き声やバタバタという羽音が聞こえることがあります。
もう一つの手がかりは、軒下や外壁の近くに落ちている糞です。
コウモリの糞は5〜10mm程度の黒い粒状で、乾燥すると崩れやすくなります。
もし家の周辺にこうした糞がまとまって落ちている場合、その真上の屋根裏や天井裏に巣がある可能性が高いといえます。
コウモリの糞はネズミの糞と似ていますが、コウモリの糞は昆虫の外殻が混じっているため、つぶすとパサパサと崩れるのが特徴です。
換気口・通気口・エアコン周りの点検
換気口や通気口は外気を取り入れるための設備ですが、外蓋の隙間からコウモリが侵入することがあります。
つくばみらい市の広報では、換気口や通気口の外蓋に破損や隙間がないか確認し、必要に応じて金網や目の細かい防鳥ネットで覆うことを推奨しています(つくばみらい市 広報「コウモリを見かけたら」)。
エアコンの配管スペースも見落としやすいポイントです。
室外機と室内機をつなぐ配管用の穴は、パテで埋められていることが多いものの、経年劣化で隙間ができている場合があります。
コウモリがエアコン内部に入り込むと、機器の故障や室内への侵入につながるため、定期的な点検が欠かせません。
- 外蓋の破損や隙間は目視で確認できる
- エアコン配管のパテが劣化していないか触って確かめる
- 換気扇を回した際に異音がしないか注意する
軒下やシャッター裏で見落としやすい場所
軒下はコウモリが好んで休息する場所の一つであり、日中に体を休めている姿を見かけることもあります。
特に、軒天(のきてん)と外壁の境目にできたわずかな隙間は、コウモリにとって格好の侵入口になります。
シャッターボックスの内部も見落としがちなポイントです。
シャッターを収納するボックス部分は暗く狭いため、コウモリが住処として利用しやすい環境が整っています。
シャッターの開閉時に異物が落ちてきたり、異臭がしたりする場合は、内部にコウモリが潜んでいる可能性を疑いましょう。
こうした場所は高所にあることが多く、自力での点検が難しいケースもあるため、無理をせず専門業者への相談も検討してください。
高所での点検作業は転落事故のリスクがあるため、はしごを使う際は必ず2人以上で行うか、専門業者に依頼しましょう。
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場所別に実践するコウモリの追い出し手順
コウモリの潜んでいる場所を特定できたら、いよいよ追い出し作業に移ります。
コウモリは鳥獣保護管理法で保護されているため、捕獲や殺傷は禁止されており、基本的には「追い出す」という方法で対処することになります。
ここでは、室内・屋根裏・換気口・エアコン周りなど、場所ごとに適した追い出し手順を解説します。
室内に飛び込んできた場合の落ち着いた対処法
コウモリが突然室内に飛び込んでくると、驚いてパニックになりがちですが、まずは落ち着いて対処することが大切です。
最も基本的な対応は、窓を大きく開けてコウモリが自分から外に出ていくのを待つという方法です。
無理に追い払おうとすると、コウモリが興奮して室内を飛び回り、糞を撒き散らしたり、噛みつこうとしたりすることがあります。
しばらく待ってもコウモリが出ていかない場合は、LEDライトで照らして誘導する方法が効果的です。
コウモリは夜行性で強い光を嫌うため、光を当てられると不快に感じて逃げ出すことが多いでしょう。
もしコウモリが家具の隙間などに入り込んでしまった場合も、同様にライトで照らすと出てくることがあります。
- 窓を開ける際は網戸を外しておく
- 室内の照明は消して、外の明るさでコウモリを誘導する
- コウモリがいる方向にLEDライトを向けて照らす
屋根裏・天井裏に住み着いている場合の手順
屋根裏や天井裏にコウモリが住み着いている場合は、広範囲に効果が及ぶ燻煙剤を使用するのが有効です。
つくばみらい市では、火を使わない煙タイプの害虫駆除剤を屋根裏に置いて燻煙する方法を追い出し手段の一つとして案内しています(つくばみらい市「コウモリを見かけたら」)。
燻煙剤を使用する際は、まず屋根裏への出入り口や通気口などを確認しておきましょう。
コウモリが逃げ出せるルートを確保した状態で燻煙剤を焚き、煙が充満したらコウモリが外へ出ていくのを待ちます。
なお、コウモリがいなくなったことを確認してから侵入口を塞がないと、中に閉じ込めてしまう危険があるため、追い出しと封鎖の順序には十分注意が必要です。
燻煙剤のニオイは数日間残ることがあるため、使用後は十分な換気を行いましょう。
換気口や通気口に侵入されている場合の対応
換気口や通気口にコウモリがいる場合は、まず外蓋を慎重に外してみましょう。
外蓋を開けるだけでコウモリが自分から出ていくこともありますが、この時コウモリが驚いて突然飛び出してくる可能性があるため、顔を近づけすぎないように注意してください。
外蓋を開けてもコウモリが出ていかない場合は、忌避スプレーを使用します。
ただし、外側から換気口に向かってスプレーを噴射すると、ニオイが室内に入り込んでしまいます。
そのため、外蓋を外した状態で室内側から外側に向かって噴射するのが適切な使い方です。
追い出しが完了したら、金網や目の細かいネットで隙間を覆い、再侵入を防ぎましょう。
- 外蓋を外す際は顔を近づけすぎない
- 忌避スプレーは室内側から外側に向けて噴射する
- 追い出し後は金網やネットで侵入口を封鎖する
エアコン内部や配管スペースへの対策
エアコンの内部や配管スペースにコウモリが入り込んでいる場合、狭い空間での作業になるため、忌避スプレーの使用が適しています。
コウモリはハッカやナフタレンなどの強いニオイを嫌うため、これらの成分が含まれたスプレーを噴射することで追い出し効果が期待できます。
一方で、エアコン内部は精密機器であるため、無理に分解したりスプレーを大量に噴射したりすると故障の原因になる点に注意が必要です。
追い出しに成功したら、配管用の穴をパテでしっかりと埋め直しましょう。
経年劣化でパテが縮んで隙間ができていることも多いため、古いパテを剥がして新しいものに交換するのが確実です。
エアコン内部の清掃・消毒まで含めて対応したい場合は、専門業者への依頼を検討することをおすすめします。
エアコン内部にコウモリが入ると、糞尿が機器を汚染し、運転時に悪臭が室内に広がる原因になります。
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コウモリの追い出しに使える道具と正しい選び方
コウモリの追い出しには、さまざまな道具が市販されています。
ただし、すべての道具が同じように効果を発揮するわけではなく、使用する場所や状況に応じて適切なものを選ぶことが重要です。
ここでは、忌避スプレーや燻煙剤といった定番のグッズから、効果が限定的とされる超音波まで、それぞれの特徴と使い方を解説します。
忌避スプレーが効果的なケースと使用時の注意
忌避スプレーは、コウモリが嫌がるハッカやナフタレンなどの成分を含んだ製品で、狭い場所や限られた範囲への追い出しに適しています。
換気口の内部やエアコンの配管スペース、壁の隙間など、ピンポイントで噴射できる場所では高い効果を発揮します。
使用する際は、コウモリがいる方向に向かって2〜3秒程度噴射するのが基本です。
ノズル付きの製品であれば、小さな隙間からでも噴射しやすいため、手が届きにくい場所にも対応できます。
ただし、室内で使用するとニオイが強く残ることがあるため、換気を十分に行いながら作業を進めましょう。
殺虫成分を含まない製品を選べば、ペットや小さな子どもがいる家庭でも比較的安心して使用できます。
- ハッカやナフタレン成分を含む製品を選ぶ
- ノズル付きの製品は狭い隙間に便利
- 使用後は必ず換気を行う
燻煙剤・くん煙剤の広範囲への活用法
屋根裏や天井裏など広い空間にコウモリが住み着いている場合は、燻煙剤(くん煙剤)の使用が効果的です。
燻煙剤は煙とともにコウモリが嫌うニオイ成分を空間全体に広げるため、スプレーでは届きにくい奥まった場所にも効果が及びます。
火を使わないタイプの製品も多く販売されており、水を入れるだけで煙が発生する仕組みのものは火災のリスクを抑えながら使用できます。
使用前には、コウモリが逃げ出せる出口を確保しておくことが重要です。
煙が充満した空間にコウモリを閉じ込めてしまうと、そのまま死んでしまう可能性があり、鳥獣保護管理法に抵触する恐れがあるほか、死骸が悪臭や害虫の発生源にもなりかねません。
燻煙後は数日間ニオイが残ることがあるため、使用のタイミングにも配慮しましょう。
燻煙剤の使用前に、必ずコウモリの逃げ道となる出口を確保してから作業を開始してください。
LEDライトを使った追い出しのコツ
コウモリは夜行性であり、明るい光を非常に嫌います。
この習性を利用して、LEDライトの強い光でコウモリを照らすことで、不快感を与えて追い出す方法があります。
特に室内に飛び込んできたコウモリや、家具の隙間に潜んでいるコウモリを誘導する際に有効です。
LEDライトには蛍光灯に比べて虫が寄りにくいという特徴もあるため、コウモリの餌となる虫を減らす効果も期待できます。
追い出しの際には、コウモリがいる方向に向けてライトを当て、外に出ていくよう誘導しましょう。
ただし、LEDライトだけで住み着いているコウモリを完全に追い出すのは難しいため、忌避スプレーや燻煙剤と併用することをおすすめします。
LEDライトの中でも高輝度のものほど追い出し効果が高い傾向がありますが、直視すると目を傷めるため取り扱いには注意が必要です。
超音波や磁石に頼れない理由
インターネット上では「超音波でコウモリを撃退できる」「磁石を置けば寄り付かなくなる」といった情報を見かけることがあります。
しかし、これらの方法は効果が限定的であり、長期的な対策としては期待できないのが実情です。
コウモリ対策において本当に効果的な手段を選ぶためにも、なぜこれらが頼りにならないのかを理解しておきましょう。
なぜ超音波は長期的な効果が得られないのか
コウモリは飛行中に超音波を発し、反響を利用して周囲の状況を把握する「エコロケーション」という能力を持っています。
超音波発生装置はこの能力を妨害することで追い出し効果を狙うものですが、コウモリは超音波の周波数や高さを巧みに変えながら飛行するため、装置が発する超音波にすぐに慣れてしまいます。
加えて、超音波は障害物があると反響して届きにくくなるため、柱や断熱材が入り組んだ屋根裏などでは効果が大幅に減少します。
磁石については「磁力で超音波を妨害する」という説が一部で語られていますが、磁力に超音波を妨害する作用はなく、科学的根拠がありません。
こうした理由から、超音波や磁石だけでコウモリ被害を解決することは難しく、忌避剤や侵入口の封鎖といった他の対策と組み合わせることが必要です。
超音波発生装置は補助的な手段として使う分には問題ありませんが、これだけに頼ると再被害につながる可能性が高くなります。
ジェル・錠剤タイプの忌避剤の使いどころ
忌避剤にはスプレーや燻煙剤のほかに、ジェルタイプや錠剤タイプの製品もあります。
ジェルタイプは特定の場所に塗布することで、その周辺にコウモリを寄せ付けない効果が持続するのが特徴です。
軒下やシャッターボックスの周辺など、ピンポイントで長期間にわたって効果を維持したい場所に適しています。
錠剤タイプはナフタレンなどの成分が徐々に揮発し、周囲にニオイを広げる仕組みです。
屋根裏や換気口の内部など、比較的密閉された空間に置くことで効果を発揮します。
いずれも即効性ではスプレーや燻煙剤に劣りますが、追い出し後の再侵入防止策として併用すると効果的です。
設置場所の環境やコウモリの数に応じて、複数のタイプを使い分けることをおすすめします。
- ジェルタイプは軒下やシャッター周辺に塗布
- 錠剤タイプは屋根裏や換気口内部に設置
- 追い出し後の再侵入防止に効果的
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絶対にやってはいけないコウモリ対応のNG行動
コウモリ被害に遭うと、一刻も早く追い出したいという気持ちから、つい間違った対応をしてしまうことがあります。
しかし、コウモリは法律で保護された動物であり、対応を誤ると罰則を受ける可能性があるほか、健康被害につながる危険もあります。
ここでは、コウモリ対応で絶対に避けるべきNG行動を解説します。
素手で触れることが危険な理由
コウモリを見つけた際、素手でつかもうとするのは非常に危険な行為です。
コウモリの体にはダニやノミなどの寄生虫が付着していることが多く、素手で触れることで皮膚炎やアレルギー症状を引き起こすことがあります。
さらに、コウモリに噛まれたり引っかかれたりした場合、傷口から細菌やウイルスに感染するリスクもあります。
厚生労働省は、野生動物に咬まれたり傷口をなめられたりすることで感染症にかかる可能性があると警告しています(厚生労働省「動物由来感染症を知っていますか?」)。
万が一コウモリに触れてしまった場合や噛まれた場合は、すぐに傷口を流水でよく洗い、医療機関を受診してください。
追い出し作業を行う際は、必ず厚手の手袋とマスクを着用しましょう。
コウモリは死んでいるように見えても生きていることがあります。動かないコウモリにも絶対に素手で触れないでください。
無許可での捕獲・殺傷が法律違反になるケース
コウモリは鳥獣保護管理法によって保護されており、許可なく捕獲したり殺傷したりすることは法律で禁止されています。
環境省によると、野生の鳥獣は狩猟による場合を除き、原則として捕獲・殺傷が禁じられており、違反した場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる可能性があります(環境省「捕獲許可制度の概要」)。
たとえ自宅に住み着いて被害を受けていたとしても、毒餌を使ったり粘着トラップで捕まえたりすることは認められていません。
コウモリ対策の基本は「追い出し」と「侵入口の封鎖」であり、この範囲であれば許可を得なくても対応が可能です。
被害が深刻で自力での対処が難しい場合は、自治体の環境課や専門業者に相談することをおすすめします。
部屋に入ってきた個体やケガで動けなくなった個体を一時的に保護した場合は、速やかに外へ逃がすようにしましょう。
追い出しの時期を誤ると二次被害につながる
コウモリの追い出しは、時期を選ばないと思わぬ二次被害を招くことがあります。
特に注意が必要なのは、7月から8月の子育ての時期です。
この期間中に追い出しを行うと、親コウモリだけが逃げ出し、まだ飛べない幼獣が屋根裏に取り残されてしまうことがあります。
浜松市では、侵入口の封鎖は飛べない幼獣がいる6〜8月や冬眠前後の時期を避けるよう注意喚起しています(浜松市「家にコウモリが住み着いて困っている」)。
また、11月頃から3月頃まではコウモリが冬眠しているため、追い出し作業自体が困難になります。
追い出しに最も適した時期は、冬眠明けで出産前の4月から6月、または子育てが終わった9月から10月です。
これ以外の時期に対応が必要な場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
幼獣が屋根裏で死んでしまうと、死骸が悪臭や害虫の発生源となり、清掃にも手間がかかります。
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コウモリの追い出し後に必ず行うべき清掃と消毒の手順
コウモリを追い出しただけでは、対策は完了しません。
コウモリが残した糞尿にはカビ菌や病原菌が含まれている可能性があり、放置すると健康被害や建物の劣化につながります。
ここでは、安全に清掃・消毒を行うための準備と手順を解説します。
防護装備を整えてから作業を開始する
コウモリの糞には人体に有害な菌やカビが含まれている可能性があるため、清掃作業を始める前に適切な防護装備を整えることが不可欠です。
最低限用意すべきものとして、使い捨てのゴム手袋、防塵マスク、ゴーグルまたは保護メガネが挙げられます。
糞が乾燥していると細かい粒子が空気中に舞い上がりやすく、吸い込むと呼吸器系に悪影響を及ぼす恐れがあるため、マスクはできれば防塵性能の高いものを選びましょう。
作業着は使い捨てのつなぎや、作業後にすぐ洗濯できる衣類を着用するのが理想的です。
また、作業中は換気を十分に行い、ホコリや菌を室内にこもらせないよう配慮してください。
- 使い捨てゴム手袋を着用する
- 防塵マスク(できればN95規格以上)を使用する
- ゴーグルまたは保護メガネで目を保護する
- 作業中は窓を開けて換気を確保する
糞の除去と周辺の拭き取り方法
防護装備を整えたら、まず糞の除去から作業を始めます。
乾燥した糞を直接掃除機で吸い込むと、細かい粒子がフィルターをすり抜けて室内に拡散する恐れがあるため、まずは糞を湿らせてから除去するのがポイントです。
霧吹きで水をかけるか、湿らせた新聞紙を糞の上に被せてしばらく置き、粉塵が舞い上がるのを防ぎます。
その後、ちりとりやヘラで糞を集め、二重にしたビニール袋に入れて密封してから可燃ごみとして処分しましょう。
糞を取り除いた後は、周辺を消毒液で拭き取ります。
家庭用の消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤を薄めたもの)を使用し、糞があった場所とその周辺を丁寧に拭き上げてください。
- 乾燥した糞は霧吹きで湿らせてから除去する
- 糞は二重のビニール袋に入れて密封して処分する
- 消毒液で糞があった場所とその周辺を拭き取る
消毒・除菌で見落としがちなポイント
糞を除去した場所だけでなく、コウモリが通った可能性のある周辺エリアも消毒の対象として考える必要があります。
特に見落としがちなのは、壁面や天井の隅、断熱材の表面などです。
コウモリは移動しながら糞尿を排泄するため、巣の周辺だけでなく通り道にも汚染が広がっていることがあります。
消毒液を吹きかける際は、液だれしない程度に均一にスプレーし、数分間置いてから拭き取ると効果的です。
断熱材やベニヤ板など、染み込みやすい素材に糞尿が付着している場合は、消毒だけでは不十分なこともあります。
ニオイが取れない場合やシミが残っている場合は、該当箇所の交換も視野に入れて検討しましょう。
清掃後は使用した手袋やマスクをビニール袋に密封して処分し、作業着はすぐに洗濯してください。
消毒作業が不十分だと、残った菌やカビが再び増殖し、悪臭やアレルギーの原因になることがあります。
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コウモリを二度と寄せ付けないための侵入経路封鎖
コウモリを追い出しても、侵入経路がそのままでは再び住み着かれてしまいます。
コウモリには帰巣本能があり、一度気に入った場所には何度でも戻ろうとする習性があるためです。
追い出し作業とセットで、侵入口を確実に塞ぐことが再発防止の鍵となります。
封鎖に使う素材と場所ごとの選び方
侵入経路の封鎖に使用する素材は、場所の特性や隙間の大きさに応じて選ぶことが重要です。
主に使用されるのは、金網、パテ、シーリング材の3種類で、それぞれ適した用途があります。
空気の流通を妨げたくない換気口や通気口には、目の細かい金網やパンチングメタルが適しています。
エアコンの配管周りや外壁のひび割れなど、完全に塞いでも問題ない箇所にはパテやシーリング材を使用しましょう。
コウモリは1〜2cm程度の隙間からでも侵入できるため、素材選びの際は「この程度なら大丈夫」と油断せず、確実に塞げるものを選ぶことが大切です。
ホームセンターで購入できる素材で十分対応可能ですが、高所作業が必要な場合は安全面を考慮して専門業者への依頼も検討しましょう。
金網・パンチングメタルで空気を通しながら防ぐ方法
換気口や通気口など、空気の流通を維持しなければならない場所には、金網やパンチングメタルの設置が効果的です。
香川県では、コウモリの侵入防止策として市販の金網や板などで家屋の隙間を埋める方法を案内しています(香川県「ヘビやコウモリを見つけたときの対応」)。
金網を選ぶ際のポイントは、網目の細かさです。
コウモリは体が柔軟で小さいため、1cm以上の隙間があると通り抜けてしまう可能性があります。
目安として、網目が5mm以下のものを選ぶと安心です。
設置時は、金網の端が浮いたり隙間ができたりしないよう、ネジや接着剤でしっかりと固定しましょう。
ステンレス製の金網は耐久性が高く、屋外での使用にも適しています。
- 網目は5mm以下のものを選ぶ
- ステンレス製は屋外でも錆びにくい
- ネジや接着剤で端までしっかり固定する
パテ・シーリング材で隙間を完全に埋めるコツ
エアコンの配管穴や外壁のひび割れなど、空気を通す必要がない箇所にはパテやシーリング材で完全に埋めてしまう方法が適しています。
パテはエアコン用として販売されているものが使いやすく、手でこねて隙間に押し込むだけで簡単に施工できます。
シーリング材(コーキング材)は、専用のガンを使って充填するタイプで、細い隙間や複雑な形状の箇所にも対応しやすいのが特徴です。
施工時のポイントは、古くなって劣化したパテやシーリング材を事前に剥がしておくことです。
古い素材の上から新しいものを重ねても密着しにくく、時間が経つと隙間ができてしまいます。
作業後は表面をヘラなどで平らに整え、乾燥するまで触らないようにしましょう。
- 古いパテやシーリング材は剥がしてから施工する
- 隙間に押し込んだ後は表面を平らに整える
- 完全に乾燥するまで24時間程度は触らない
再侵入を許してしまうよくある失敗例
せっかく封鎖作業を行っても、いくつかの失敗パターンによって再侵入を許してしまうことがあります。
最も多いのは、コウモリが中にいる状態で侵入口を塞いでしまうケースです。
浜松市では、封鎖時に家の中にコウモリが残っていると閉じ込めて殺してしまい、死骸が悪臭や害虫の発生源になると注意しています(浜松市「家にコウモリが住み着いて困っている」)。
封鎖作業は、必ずコウモリがいない時間帯を確認してから行いましょう。
もう一つの失敗例は、侵入口を一部だけ塞いで別の隙間を見落とすことです。
コウモリは帰巣本能が強いため、元の入口が塞がれていると別の経路を探して侵入しようとします。
家全体を点検し、1cm程度の隙間も見逃さないよう徹底することが再発防止につながります。
侵入口を塞ぐ前に、必ずコウモリが外出している時間帯(日没後)を確認し、中に残っていないことを確かめてください。
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自分で対処できるケースと業者に依頼すべきケースの判断基準
コウモリの追い出しは、状況によっては自力で対応できる場合もありますが、無理をすると危険を伴うこともあります。
ここでは、自力対応の限界と、専門業者に依頼すべきケースについて、判断の目安を解説します。
安全かつ確実にコウモリ被害を解決するためにも、冷静に状況を見極めましょう。
自力対応が可能な状況と限界の目安
自力で対処できるケースの目安としては、以下のような条件が挙げられます。
まず、コウモリの数が少なく、潜んでいる場所が特定できている場合です。
換気口の中や室内に入り込んだ1〜2匹程度であれば、忌避スプレーやLEDライトを使った追い出しで対応できることが多いでしょう。
また、侵入口が手の届く範囲にあり、安全に封鎖作業ができる場合も自力対応の範囲内といえます。
一方で、屋根裏に大量のコウモリが住み着いている場合や、糞の量が著しく多い場合は、自力での完全な対処は困難です。
特に、どこから侵入しているのか分からない場合や、複数の侵入経路が疑われる場合は、専門業者への相談を検討した方が良いでしょう。
「忌避スプレーを使っても効果がなかった」「追い出してもすぐに戻ってきてしまう」という場合は、自力対応の限界と考えてよいでしょう。
高所作業や広範囲の被害は専門業者が安心
コウモリの巣や侵入口が屋根の近くや外壁の高い位置にある場合、はしごや足場を使った高所作業が必要になります。
こうした作業は転落事故のリスクが高く、慣れていない方が行うのは危険です。
つくばみらい市でも、侵入口の封鎖について高所作業が必要な場合は業者への依頼を検討するよう案内しています(つくばみらい市「コウモリを見かけたら」)。
また、被害が広範囲に及んでいる場合も専門業者への依頼が適切です。
屋根裏全体に糞が堆積している、複数の部屋でコウモリを見かける、といった状況では、追い出しから清掃・消毒・封鎖まで一貫して対応できる業者に任せた方が確実です。
専門業者であれば、一般の方では見つけにくい侵入口を発見するノウハウも持っています。
- 高所作業が必要な場合は無理をせず業者に依頼する
- 被害が複数箇所に及んでいる場合は専門家の判断を仰ぐ
- 追い出しから清掃・封鎖まで一貫対応できる業者を選ぶ
業者選びで確認すべきポイントと費用相場
コウモリ駆除を業者に依頼する際は、いくつかのポイントを確認しておくと安心です。
まず、現地調査と見積もりを無料で行ってくれるかどうかを確認しましょう。
見積もりの段階で費用が発生する業者だと、納得がいかなくてもキャンセルしにくくなります。
次に、再発した場合の保証があるかどうかも重要なポイントです。
コウモリは帰巣本能が強いため、一度の施工では完全に防ぎきれないケースもあります。
複数年の保証が付いている業者であれば、万が一再発しても追加費用なしで対応してもらえる可能性があります。
費用の相場は、1箇所あたり2〜3万円程度が目安ですが、コウモリの数や糞被害の程度、侵入口の数によって上下することがあります。
複数の業者から見積もりを取り、内容と価格を比較してから決めることをおすすめします。
- 現地調査・見積もりが無料かどうか
- 再発時の保証(複数年)があるかどうか
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コウモリ対策は
法律に沿った方法で
鳥獣保護法に則った適切な追い出しと侵入口封鎖が必要です。まずは無料相談でご状況をお聞かせください。
コウモリ駆除に関するよくある質問(FAQ)
コウモリの追い出しや駆除について、多くの方が疑問に感じるポイントをQ&A形式でまとめました。
「いつ対策すればいいの?」「追い出しても戻ってきてしまうのはなぜ?」といった疑問にお答えします。
Q1:追い出しに最適な時期はいつですか?
コウモリの追い出しに最も適した時期は、4月から6月、または9月から10月です。
7月から8月はコウモリの子育て期間にあたり、この時期に追い出しを行うと親だけが逃げ出し、飛べない幼獣が屋根裏に取り残されてしまうことがあります。
幼獣が餓死すると、死骸が悪臭や害虫の発生源になるため、この期間の追い出しは避けた方が賢明です。
また、11月頃から3月頃まではコウモリが冬眠しているため、追い出し作業自体が難しくなります。
こうした理由から、冬眠から目覚めて活動を開始し、かつ出産前である4月から6月が最適とされています。
9月から10月は子育てが終わり、冬眠に入る前の時期で、同様に追い出しがしやすいタイミングといえます。
Q2:コウモリが戻ってきてしまう場合はどうすればいいですか?
追い出しに成功しても、しばらくするとコウモリが戻ってきてしまうケースは珍しくありません。
これは、コウモリに帰巣本能があり、一度住み着いた場所に執着する習性があるためです。
戻ってきてしまう最大の原因は、侵入経路の封鎖が不完全であることにあります。
1〜2cmの隙間があればコウモリは侵入できるため、封鎖したつもりでも別の隙間から入り込んでいる可能性を疑いましょう。
家全体を再度点検し、見落としている隙間がないか確認することが重要です。
それでも再発する場合は、専門業者に調査を依頼することをおすすめします。
専門業者であれば、一般の方では気づきにくい侵入口を発見し、確実に封鎖するノウハウを持っています。
また、再発保証が付いている業者を選んでおけば、万が一戻ってきても追加費用なしで対応してもらえる可能性があります。
コウモリ対策は
法律に沿った方法で
鳥獣保護法に則った適切な追い出しと侵入口封鎖が必要です。まずは無料相談でご状況をお聞かせください。
まとめ
コウモリを発見した際は、早急な追い出しと侵入経路の封鎖が被害拡大を防ぐ鍵となります。
自力での対処が難しい場合や、高所作業が必要な場合は、無理をせず専門業者への依頼を検討してください。
現地調査・見積もりが無料で、再発保証のある業者を選べば、安心してコウモリ被害の解決を任せられます。
コウモリ被害は放置するほど深刻化するため、気づいた時点で早めに対策を始めることをおすすめします。
コウモリは鳥獣保護管理法により保護されており、無許可での捕獲や殺傷は禁止されています。そのため、適切な追い出し方法と侵入口の封鎖が必要です。軒下や屋根裏に溜まった糞は悪臭を放ち、建材を腐食させるだけでなく、真菌や細菌による健康被害のリスクもあります。また、羽音や鳴き声による騒音で安眠が妨げられるケースも少なくありません。「おうちのミカタ」では、法律を遵守しながら効果的にコウモリを追い出し、二度と侵入できないよう侵入口を完全に封鎖します。
おうちのミカタのコウモリ対策
法律遵守の追い出し施工
侵入口の特定と封鎖
糞の除去と清掃
消毒・消臭処理
ネット・金網による防護
定期点検サービス
コウモリの種類や状況に応じた最適な対策をご提案します。