コウモリが保有するウイルス・病原菌の危険性とは?日本での感染リスクと対策方法を徹底解説

コウモリ

2026.01.19

コウモリが保有するウイルス・病原菌の危険性とは?日本での感染リスクと対策方法を徹底解説

野生のコウモリは、多くの病原体を保有する「ウイルスの貯蔵庫」として注目されています。

新型コロナウイルスやエボラウイルス、SARSなど、世界的に流行した感染症の多くがコウモリを自然宿主としていることがわかってきました。

本記事では、コウモリが持つウイルスや病原菌の種類と感染リスクについて、科学的な根拠をもとに解説します。

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コウモリとウイルスの密接な関係について

コウモリは哺乳類全体の約5分の1を占め、およそ1100種が存在しています。

それぞれの種が独自のウイルスを保有しており、人間に感染すると重い症状を引き起こす可能性があるため、公衆衛生上の課題となっています。

近年、コウモリ由来の新興感染症は増加傾向にあり、環境破壊によって人間とコウモリの接触機会が増えていることが背景にあります。

なぜコウモリは「ウイルスの貯蔵庫」と呼ばれるのか

コウモリが多くのウイルスを保有できる理由は、特殊な免疫システムと生態にあります。

コウモリは抗体の持続期間が短く、同じウイルスに何度も感染しやすい特性を持っています。

さらに、哺乳類で唯一空を飛べる動物であり、長距離を移動してウイルスを広範囲に運ぶことができるのです。

集団で生活する習性もあるため、個体間でウイルスが広がりやすい環境にあるといえるでしょう。

コウモリは自然界において、ウイルスの重要な保存宿主としての役割を果たしています。

コウモリ由来のウイルスが引き起こす感染症の特徴

コウモリから発生する感染症には、いくつかの共通点があります。

まず、原因となるウイルスはすべてRNAウイルスで、変異しやすく動物種を越えて感染する能力を獲得しやすい性質を持っています。

多くの場合、コウモリから直接人間に感染するのではなく、豚や馬などの中間宿主を経由して感染が広がります。

森林伐採や開発により人間とコウモリの接触機会が増えたことで、こうした感染症は近年多発しているのです。

コウモリ由来感染症の多くは、中間宿主となる動物を介して人間に感染します。

新興感染症の多くがコウモリ起源である理由

コウモリが新興感染症の発生源として重要視される理由は、進化の観点からも説明できます

コウモリは齧歯類に次いで種数が多い哺乳類ですが、人間により近い系統のため、保有するウイルスが人間に感染しやすいと考えられています。

ウモリは新興感染症の宿主として特に注目され、SARS関連コロナウイルスやヘニパウイルス等の由来として報告されています。

また、一部のコウモリは人家の屋根裏をねぐらにするため、建物内への侵入リスクも存在するでしょう。

コウモリの一部は人間の生活圏に入り込むため、接触リスクに注意が必要です。

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コウモリが保有する主要なウイルス・病原菌の種類

コウモリから見つかるウイルスは非常に多様で、人間に重い病気を引き起こすものも少なくありません。

これらのウイルスは、分類や病原性によっていくつかのグループに分けられます。

ここでは、特に重要なウイルス群について、その特徴と感染リスクを解説します。

コロナウイルス関連(SARS・MERS・新型コロナウイルス)

コウモリは、人間に深刻な呼吸器感染症を引き起こすコロナウイルスの重要な自然宿主です。

2002年に流行したSARSは、キクガシラコウモリから分離されたウイルスと高い類似性があることが判明しました。

2012年に確認されたMERSもコウモリ由来のウイルスとの関連が指摘されており、ラクダを中間宿主として人間に感染することがわかっています。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)も、コウモリまたはセンザンコウ由来と推定されています。

これらのウイルスは人間に感染すると重い肺炎を引き起こし、高い致死率を示すことがあります。

フィロウイルス(エボラウイルス・マールブルグウイルス)

フィロウイルス属には、致命的な出血熱を引き起こすエボラウイルスとマールブルグウイルスが含まれます。

エボラウイルスの自然宿主は、アフリカのオオコウモリ科と考えられています。

また、マールブルグウイルスの自然宿主はエジプトルーセットオオコウモリ(Rousettus aegyptiacus)と考えられており、コウモリの排泄物への曝露で感染する可能性があると報告されています。

日本国内での感染例はありませんが、野生のコウモリとの接触は避けるべきでしょう。

エボラ出血熱の致死率は50〜90%、マールブルグ病は最大88%と報告されています。

パラミクソウイルス(ニパウイルス・ヘンドラウイルス)

ヘニパウイルス属には、ニパウイルスとヘンドラウイルスという2つの危険な病原体が含まれます。

ニパウイルスの保有宿主はフルーツバット(Pteropus属)であり、汚染果実や家畜(ブタ・ウマ)を介した人感染が報告されています。

日本国内では人間・動物ともに感染例の報告はありません

ニパウイルス感染症は発熱や頭痛から始まり、脳炎症状へと進行することがあります。

ラブドウイルス(狂犬病ウイルス・リッサウイルス)

ラブドウイルス科には、狂犬病ウイルスと狂犬病に似たリッサウイルスが含まれます。

海外では、狂犬病ウイルスを持つコウモリに咬まれて感染した例が報告されています。日本では発生報告がないものの注意が必要です。

では、狂犬病以外のリッサウイルス感染症はコウモリの咬傷で生じ、狂犬病ワクチンが有効と考えられています。

感染すると発熱や倦怠感から始まり、興奮や恐水症状など中枢神経症状へと進行します。

日本のコウモリで検出されているウイルス

日本国内のコウモリからも、複数のウイルスが検出されています。

近畿圏のユビナガコウモリを調べた結果、11%がコロナウイルスを保有し、日本脳炎ウイルスの抗体保有率は33%でした。

ヤエヤマオオコウモリやキクガシラコウモリからも新しいウイルスが発見されており、日本のコウモリが持つウイルスの多様性が明らかになっています。

変異によって人間に感染する可能性も否定できないため、野生のコウモリとの接触は避けましょう。

  • ユビナガコウモリ:コロナウイルス保有率11%
  • ベータヘルペスウイルス感染率:8%
  • 日本脳炎ウイルス抗体保有率:33%
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日本で特に注意すべきコウモリ由来の感染症

日本国内でのコウモリ由来感染症のリスクは、海外と比べると低いものの、ゼロではありません。

実際に国内で症例が報告されている感染症もあり、正しい知識と対策が求められます。

ここでは、日本で特に気をつけるべき感染症について解説します。

狂犬病とコウモリ狂犬病の違いとリスク

日本では1957年以降、狂犬病は発生していませんが、コウモリを介した感染の可能性には注意が必要です。

一般的な狂犬病は犬や猫から感染しますが、海外ではコウモリによる感染例も報告されています。

潜伏期間は30〜90日が多いものの、1年以上経ってから発症した例もあります。

日本のコウモリからは狂犬病ウイルスは見つかっていませんが、海外との往来が活発な現在、継続的な監視が欠かせません。

就寝中にコウモリに咬まれても気づかないケースがあり、診断が難しくなることがあります。

サルモネラ症の感染経路と症状

サルモネラ症は、日本でもコウモリを介して感染する可能性がある病気です。

サルモネラ菌はコウモリをはじめ多くの野生動物に存在しており、感染すると急な発熱、腹痛、下痢、嘔吐などの症状が現れます。

多くの場合は軽症で回復しますが、子どもや高齢者では重症化するリスクがあります。

コウモリの糞尿に汚染された環境への接触が主な感染経路です。

ヒストプラズマ症の国内感染例と対策

ヒストプラズマ症は、コウモリの糞に含まれる真菌が原因で起こる感染症です。

日本では従来、海外で感染した輸入症例がほとんどでしたが、最近は国内感染が疑われる患者も報告されています。

軽症では風邪のような症状ですが、重症例では肺炎や全身感染を起こすことがあります。

  • 洞窟や古い建物に入る際はN95マスクを着用
  • 作業後は十分な手洗いを行う

その他の人獣共通感染症のリスク評価

上記以外にも、コウモリを介して感染する可能性がある病気はいくつか存在します。

アルボウイルス感染症は通常、蚊やダニから感染しますが、海外ではコウモリからウイルスが見つかっています。

レプトスピラ症についても、コウモリが保菌動物となる可能性が指摘されているのです。

日本での発生リスクは低いと考えられますが、気候変動や生態系の変化で将来的にリスクが変わる可能性もあるでしょう。

野生のコウモリに触れた後に体調不良があれば、医療機関で接触歴を伝えましょう。

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コウモリがウイルスの自然宿主となる科学的メカニズム

コウモリが多くのウイルスを持ちながら病気にならないのは、独特な免疫システムのおかげです。

最近の研究で、コウモリの免疫反応は他の哺乳類と大きく異なることがわかってきました。

この仕組みを理解することは、新しい感染症対策の開発にもつながります。

コウモリの特殊な免疫システムの仕組み

コウモリの免疫システムは、ウイルス感染に対して人間とは違う反応を示します。

研究によると、コウモリは抗ウイルス関連の遺伝子を人間より多く持っていることがわかっています。

特に注目すべきは、ウイルスに感染していない状態でも抗ウイルス遺伝子が常に働いている点です。

これにより、コウモリは常にウイルス感染に備えた状態を維持できると考えられています。

コウモリは炎症反応を抑えることで、ウイルス感染による組織損傷を最小限に抑えています。

インターフェロン応答の違いが生む耐性

コウモリのウイルス耐性の核心は、インターフェロン応答の特異性にあります。

4種のコウモリの細胞を調べた実験では、人間やハムスターの細胞より高い抗ウイルス活性が確認されました。

コウモリの細胞内では、ウイルスの増殖が「ほどよいレベル」に調節されており、宿主を殺さず完全に排除もしない絶妙なバランスが保たれています。

この仕組みにより、コウモリはウイルスと共存することが可能になっているのです。

  • コウモリ細胞はウイルス感染後も生存率が高い
  • 抗ウイルス遺伝子が感染時に活性化する

他の哺乳類との免疫応答の比較

コウモリと他の哺乳類では、ウイルス感染への対処法が根本的に異なります

人間を含む他の哺乳類は、ウイルス感染に対して強い炎症反応を起こし、これが組織を傷つけることもあります。

一方、コウモリでは炎症反応が抑えられているため、感染しても重い症状が出にくいのです。

この違いを理解することは、新しい治療法の開発に役立つ重要な手がかりとなっています。

人間の細胞は感染1日後に半数以上が死滅しますが、コウモリは多くの細胞が生き残ります。

飛翔能力と感染症拡散の関係性

コウモリの飛翔能力は、感染症の地理的な拡散に重要な役割を果たしています。

コウモリは哺乳類で唯一空を飛べる動物であり、広い範囲にウイルスを運ぶことができます。

ニパウイルスの自然宿主であるオオコウモリは、1日で150km以上移動することが報告されています。

日本でも、和歌山県で生まれたユビナガコウモリが200km以上離れた場所まで移動した記録があります。

気候変動でコウモリの生息域が変われば、新たな感染リスクが生じる可能性もあります。

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コウモリから人への感染経路と感染メカニズム

コウモリ由来のウイルスが人間に感染する経路は、いくつかのパターンに分けられます。

感染経路を正しく理解することは、効果的な予防対策を立てる上で欠かせません。

ここでは、主な感染パターンについて詳しく解説します。

直接感染のパターンと事例

コウモリからの直接感染は、咬傷、掻傷、または体液への接触により起こります。

最も典型的なのは狂犬病ウイルスの感染で、コウモリに咬まれたり引っ掻かれたりした傷口から侵入します。

まれなケースですが、洞窟など閉鎖空間でウイルスを吸い込んで感染した例も報告されています。

直接感染を防ぐには、コウモリとの物理的な接触を完全に避けることが最も重要です。

万が一接触した場合は、すぐに傷口を洗って医療機関を受診してください。

中間宿主を介した間接感染の仕組み

多くのコウモリ由来ウイルスは、他の動物を中間宿主として人間に感染します。

ニパウイルスはオオコウモリから豚に感染し、豚から人間へと広がるパターンが知られています。

SARSの場合も、コウモリ由来のウイルスがハクビシンなどを経由して人間に感染したと推測されています。

中間宿主でウイルスが増幅されるため、人間がより多くのウイルスにさらされることになります。

間接感染を防ぐには、中間宿主となりうる動物との接触にも注意が必要です。

エアロゾル感染のリスクと条件

一部のウイルスは、空気中の微細な飛沫(エアロゾル)を介して感染することがあります。

コウモリの唾液、糞、尿から発生する微細な粒子を吸い込むことで感染が成立します。

この感染経路は、洞窟、屋根裏、地下室など閉鎖空間で特にリスクが高まります

ヒストプラズマ症は、乾燥したコウモリの糞から舞い上がる胞子を吸い込んで感染する典型例です。

  • 閉鎖空間に入る際はN95マスクを着用
  • 作業後は衣服の処理と手洗いを徹底

閉鎖空間での感染リスクが高まる理由

閉鎖空間では、複数の要因によって感染リスクが大幅に上昇します。

空気の流れが制限されるため、ウイルスを含むエアロゾルの濃度が高くなり、長時間滞留します。

また、暗い場所ではコウモリの存在に気づきにくく、無意識のうちに接触してしまうこともあります。

コウモリの糞尿が大量に蓄積されている空間では、乾燥した排泄物から病原体を含むほこりが発生しやすくなります。

コウモリの生息が疑われる閉鎖空間への不要な立ち入りは避けましょう。

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コウモリによるウイルス感染の実際のリスクと地域差

コウモリからの感染リスクは、地域の生態系や気候、コウモリの種類によって大きく異なります。

日本国内の状況を正しく把握し、海外の事例から学ぶことで、適切な対策が可能になります。

ここでは、実際の感染リスクについて地域ごとに分析します。

日本国内でのコウモリ関連感染症の発生状況

日本での感染リスクは、海外と比べて相対的に低い水準にあります。

日本では1957年以降、狂犬病の発生がなく、国内のコウモリからも狂犬病ウイルスは見つかっていません。

ただし、ヒストプラズマ症については国内感染が疑われる患者が最近報告されており、完全にリスクがゼロとはいえません。

コウモリの生息密度が高い地域や、洞窟が多い地域では相対的にリスクが高くなる傾向があります。

日本のコウモリからはコロナウイルス(11%)やヘルペスウイルス(8%)が検出されています。

海外での感染事例から学ぶべき教訓

海外の事例は、日本での予防対策を考える上で重要な教訓を与えてくれます。

アメリカでは、1997年から2006年の狂犬病死亡例19件のうち17件でコウモリが関係していました。

多くの患者がコウモリに咬まれたことを覚えておらず、診断の遅れが致命的な結果につながりました。

東南アジアではニパウイルス、アフリカではエボラウイルスによる流行が発生しており、コウモリが自然宿主であることが判明しています。

潜伏期間が長いウイルスでは、感染源の特定が難しくなることがあります。

地域別・種類別のリスク評価

日本国内のリスクは、地域の生態系とコウモリの種類によって異なります

本州、四国、九州に分布するユビナガコウモリは、コロナウイルス保有率が11%と比較的高い傾向にあります。

秋吉台や平尾台など洞窟が多い石灰岩地帯では相対的にリスクが高くなります。

都市部でも公園や古い建物の屋根裏にコウモリが住み着く場合があり、完全にリスクがないわけではありません。

  • 洞窟が多い地域:リスクが相対的に高い
  • 森林と住宅地が隣接する地域:接触機会が増加
  • 都市部の古い建物:ねぐらになる可能性あり

クロオオコウモリなど国内生息種の危険性

日本に生息するオオコウモリ類は、その生態から特に注意が必要です。

沖縄本島以南に分布するクロオオコウモリは、体重400〜600gの大型種で、果実を食べるため人間の生活圏と重なることが多いです。

海外の近縁種がニパウイルスやヘンドラウイルスの自然宿主として知られているため、監視が必要とされています。

現在のところ、日本のクロオオコウモリから重要な病原体は見つかっていませんが、注意深い観察が続けられています。

大型のコウモリは小型種より多くの病原体を保有・排出する可能性があります。

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コウモリからの感染を防ぐための具体的対策方法

コウモリ由来の感染症を防ぐには、科学的根拠に基づいた対策が必要です。

個人での予防から住環境の管理まで、幅広いアプローチで感染リスクを最小限に抑えましょう。

ここでは、実践的で効果的な予防対策を紹介します。

コウモリとの直接接触を避ける方法

感染を防ぐ最も確実な方法は、コウモリとの直接接触を完全に避けることです。

野外でコウモリを見つけても、死んでいるように見えても絶対に素手で触らないでください。

昼間に地面に落ちているコウモリは病気や怪我をしている可能性があり、通常より攻撃的になっていることもあります。

万が一咬まれた場合は、すぐに石鹸と水で傷口を洗い、消毒してから医療機関を受診しましょう。

コウモリを触る必要がある場合は、厚手の手袋や長袖の衣服で肌を守ってください。

住宅内への侵入を防ぐ対策

コウモリの住宅侵入を防ぐことは、感染リスクを大幅に減らす効果的な対策です。

コウモリは体が柔軟で、わずか1〜2cm程度の隙間からでも侵入できるため、建物の密閉性を高めることが重要です。

主な侵入経路は、屋根瓦のズレ、軒下の隙間、通気口、壁の亀裂などです。

通気口には目の細かい金網を取り付けることで、空気の流れを保ちながら侵入を防げます。

  • 屋根瓦のズレや隙間がないか点検
  • 軒下や壁の亀裂を塞ぐ
  • 通気口に金網を取り付ける
  • 屋根裏や床下を定期的に点検

コウモリを発見した場合の適切な対処法

住宅内でコウモリを見つけた場合、適切に対処することで感染リスクを抑えられます

慌てて追い払ったり、直接捕まえようとしたりしないでください。

室内に迷い込んだ場合は、窓やドアを開けて自然に出て行くのを待つのが最も安全な方法です。

コウモリはサルモネラ症などの感染源となり得るため、尿や糞・汚染環境への曝露を避けるべきです。糞尿の清掃時は防護具を着用してください。

  • 部屋の照明を暗くし、外の光に向かって飛び立てるようにする
  • 弱っている場合は自治体の野生動物担当に連絡
  • 屋根裏に住み着いている場合は専門業者に相談

素人が行うべきでない危険な行為

コウモリへの対処では、素人が絶対に行ってはいけない行為があります。

素手での捕獲や移動は、咬傷や掻傷による感染リスクを大幅に高めるため避けてください。

殺虫剤や毒餌を使った駆除は、鳥獣保護管理法に違反する行為でもあります。

防護具なしでの糞尿清掃も、エアロゾル感染のリスクを高めるため危険です。

コウモリ対策は素人判断せず、常に専門家の指導を受けることが安全の基本です。

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コウモリ駆除における感染症対策の重要性

コウモリの駆除作業は、単なる害獣対策を超えて深刻な感染症リスクを伴う専門的な作業です。

適切な知識と装備がない状態での作業は、作業者や周辺住民に健康被害をもたらす可能性があります。

ここでは、感染症対策の観点から専門的な駆除の重要性を解説します。

専門業者に依頼すべき理由

コウモリ駆除を専門業者に任せることは、感染症予防の観点から非常に重要です。

専門業者はN95マスクや化学防護服など、病原体への暴露を最小限に抑える装備を使用します。

コウモリの生態を熟知しており、最適なタイミングと方法で駆除を行うことができるのです。

万が一事故が発生した場合の対処法や、医療機関との連携体制も整備されています。

専門業者による作業は、鳥獣保護管理法などの法令を遵守した適法な方法で行われます。

駆除作業時の感染リスクと防護策

コウモリ駆除作業時の感染リスクは多岐にわたり、それぞれに適切な防護策が必要です。

最も重要なのは呼吸器感染で、糞尿から発生するエアロゾルを吸い込むとヒストプラズマ症などに感染する可能性があります。

接触感染については、二重手袋と防護服で完全に皮膚を覆うことが重要です。

目の粘膜からの感染を防ぐため、密閉型のゴーグルやフェイスシールドの着用も欠かせません。

  • N95マスク以上の呼吸器防護具
  • 耐針性のある二重手袋
  • 密閉型ゴーグルまたはフェイスシールド
  • 化学防護服で皮膚を完全に覆う

糞尿処理における注意点

コウモリの糞尿処理は、駆除作業の中でも特に高い感染リスクを伴います。

乾燥した糞からは病原体を含む微細な粒子が空気中に飛散しやすいため、細心の注意が必要です。

土ほこりへの曝露は感染リスクがあり、海外の流行地では防塵マスクの着用等が推奨されているほどです。

清掃前には糞を湿らせて粉塵の飛散を抑え、回収後は密閉容器で適切に廃棄してください。

作業後数週間は体調変化に注意し、発熱などがあれば医療機関を受診しましょう。

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コウモリに関するよくある質問(FAQ)

コウモリの感染リスクについて、多くの方から寄せられる質問にお答えします。

  1. Q1:コウモリに触れただけで感染するのか?

    コウモリに触れただけで必ず感染するわけではありませんが、リスクは確実に存在します。
    最もリスクが高いのは咬傷や掻傷で、コウモリの唾液中のウイルスが傷口から侵入する可能性があります。
    素手で触れた場合も、手の小さな傷や粘膜から感染するリスクがゼロではありません。
    接触後は石鹸と水で十分に手を洗い、傷があれば消毒して医療機関で相談することで、感染リスクを大幅に下げられます。

  2. Q2:コウモリの糞から感染する病気はあるのか?

    コウモリの糞からは複数の病気に感染する可能性があります。
    代表的なのはヒストプラズマ症で、糞に含まれる真菌の胞子を吸い込むことで肺感染を起こします。
    サルモネラ症も感染する可能性があり、急な発熱、腹痛、下痢、嘔吐などの症状が現れます。
    最も危険なのは乾燥した糞から発生する粉塵の吸入で、清掃時はマスクと手袋を着用し、糞を湿らせて作業しましょう。

  3. Q3:日本のコウモリと海外のコウモリで危険性に違いはあるのか?

    日本と海外のコウモリでは、保有する病原体と感染リスクに明確な違いがあります。
    最も大きな違いは狂犬病で、海外ではコウモリが保有していますが、日本では国内のコウモリから検出されていません。
    エボラウイルスやマールブルグウイルスはアフリカのオオコウモリが自然宿主であり、日本での感染リスクは極めて低いです。
    ただし、ヒストプラズマ症については国内感染例が報告されており、日本のコウモリも感染源となる可能性があります。

  4. Q4:ペットがコウモリに接触した場合の対処法は?

    ペットがコウモリに接触した場合、迅速で適切な対処が必要です。
    まずペットとコウモリを安全に分離し、咬傷や掻傷がないか口の周りや前足を重点的に確認してください。
    傷が見つかったら清潔な水で洗い、外傷の有無にかかわらず獣医師に相談することが大切です。
    接触から2〜3週間はペットの体調変化(食欲不振、元気消失、発熱など)に注意し、異常があればすぐに受診しましょう。

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まとめ

コウモリが保有するウイルスや病原菌は人間にとって脅威となりえますが、適切な知識と対策で感染リスクを大きく減らせます。

コウモリはSARSやエボラウイルスなど、多くの新興感染症の自然宿主であることが科学的に証明されています。

しかし、日本国内での感染リスクは海外と比べて低く、狂犬病は1957年以降発生していません

それでもヒストプラズマ症やサルモネラ症は国内感染の可能性があり、油断は禁物です。

感染予防の基本はコウモリとの直接接触を避けることで、万が一触れた場合は適切な事後処置を行いましょう。

駆除作業は素人が行うと感染リスクが高まるため、専門業者への依頼をおすすめします。

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鳥獣保護法を遵守した適切な追い出しと侵入口封鎖をご提供します

コウモリは鳥獣保護管理法により保護されており、無許可での捕獲や殺傷は禁止されています。そのため、適切な追い出し方法と侵入口の封鎖が必要です。軒下や屋根裏に溜まった糞は悪臭を放ち、建材を腐食させるだけでなく、真菌や細菌による健康被害のリスクもあります。また、羽音や鳴き声による騒音で安眠が妨げられるケースも少なくありません。「おうちのミカタ」では、法律を遵守しながら効果的にコウモリを追い出し、二度と侵入できないよう侵入口を完全に封鎖します。

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ABOUT ME
花輪 光(ハナワ アキラ)

株式会社花光 代表取締役

専門分野

害獣駆除・害獣対策工事

保有資格
  • わな猟狩猟免状(第05014号)
  • しろあり防除施工士(第744号・第745号)

など

プロフィール

2020年に株式会社花光を設立し、関東・関西・東海・九州エリアで24時間365日体制の害獣駆除サービスを展開。「お客様の不安を安心に変える仕事」をモットーに、専門的な知識と技術に基づいた確実な駆除・対策を実施している。

メディア実績
  • フジテレビ Live News イット!
  • テレビ朝日 スーパーJチャンネル